ブリーディング・ラブ はじまりの旅のレビュー・感想・評価
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初監督作品はどっちに出るか楽しみ! ナレーションや説明がなくちゃん...
初監督作品はどっちに出るか楽しみ!
ナレーションや説明がなくちゃんと映像で見せて好みの作品でした。
始めは???でも終盤が良いと見終わったあとの印象もいい。
ユアン・マクレガーは若いときよりも今の方がいいかな…
個人の好みですが……
※字幕の人アレっと思って帰ってからダンサーインParisのパンフレット見たら同じ人だった‼️
この人も両方(英語、フランス語)びっくり‼️
昨日より良いくらい…
新しい家庭を持った父が、元配偶者との子(ターボ)がアル中になった為、更生施設に入れるまでのロードムービー
血は争えないのか、父もアル中だったことが… 似た者親子でなぜか… 但し語り尽くされている感あって、それを飛躍的に越えるものでは…
典型的なロードムービーとしておすすめ
今年242本目(合計1,334本目/今月(2024年7月度)5本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
(前の作品 「Shirley シャーリイ」→この作品「ブリーディング・ラブ はじまりの旅」→次の作品「The moon」)
いわゆるロードムービー系の映画で、展開にまぎれがないので選びやすいかなという印象です。
ロードムービー「だけ」だと結局展開につまりがでて飽きがでますが(黎明期のころならともかく)、この映画では後述するように日本も経験している睡眠薬依存などの論点が入っていて、それらとの複合であったのが良かったです。
逆に言えば「サブ筋」は入っているものの、脱線ネタやお笑いネタ等はほぼ皆無という状況なので、映画に娯楽性を求めるならちょっとおすすめはできないけれども、下手に評価の低い映画を見るよりはおすすめといったところです。
ロードムービーの特性上、アメリカの地理に詳しいと有利かもしれません。
採点に関しては特段気になった点までないのでフルスコアにしています。
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(減点なし/参考/「ベンゾ系」とは何か)
この映画は上述通り、いわゆる「薬物中毒」が一つのテーマとなっています。薬物は一つとは限りませんが、映画内で出るこの「ベンゾ系」は日本でもどこでも乱用の多い薬です。
睡眠薬の大半をこのようにいいます(ベンゾジアゼピン系)。これらは程度の差はあっても依存性があり、ここが「入口ドラッグ」となって他の違法薬物に手を出すことは日米はもちろん他の大半の国ではよく見られることですが、このストレス社会の中、何かしら睡眠薬を処方された方はいらっしゃると思いますが、「ベンゾジアゼピン系」という語自体は日常用語でも何でもないので(ある程度知識があればわかるが)ある程度補足が欲しかったところです(周辺知識なく、この意味がわかるのは心療内科や薬剤師の方くらいではないかと思います)。
※ 日本では相変わらずベンゾジアゼピン系はよく処方されますが、非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬もあり、これらの依存性もよく問題視されています(この非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、英語表記でZで始まるため、「Z薬」と呼ばれたりします。代表例がマイスリーなど(正式名称は「ゾルピデム」))。むしろ、これらの薬のほうが依存性が多く言われるようになっているので(マイスリーは日本では乱用のトップ5にはだいたい入る薬)、ベンゾジアゼピン系でなければ安全ということではなく、映画内でちらっと出る「当事者の会」(日本でいうダルクみたいなもの)でも当事者、あるいは心療内科医や看護師ほかの医療職が中に入って依存から抜けるような取り組みは日本でもアメリカでも行われています。
もう一度家族に。父と娘の回復の旅
娘を思う父と、父を慕うが上に許せない気持ちを抱えた娘の二人旅。
パパの方もかって今の娘と同じようにアルコール依存で苦しんだ過去があるから、今の娘の状況は本当に心配です。しかも娘はドラッグの過剰摂取もついてるから尚更ですね。
本当の父娘が映画でも父娘を演じる。しかも実生活からの物語というからマクレガー親子の思いがたくさん詰まった作品です。
親の子どもに対してのとどまることがない愛の深さと、子の親が好きであるが故のリアルな心情がスクリーンから溢れていました。
それにしても道中の映像の何と雄大なことでしょう。
果てしなく続くように見える道は、これからの苦しい回復への道のりを表していたかな。
ターボと言う呼び名は娘の幼き頃の愛称だったのでしょうか?
複雑な思いが交叉する父娘の旅の最後で覚悟を決めたターボと、それをいつまでも見守る父の姿は、正にこれからの父娘のはじまりの旅のスタートです。
いい映画を見ました
アル中の娘と父の旅物語
あまり面白くはなかった。
父のやり直しと、まだ若い娘は過去の父のせいで今の自分(アル中)だと責めながら旅をする。
ちょっと眠くなる映画でした。
久しぶりユアンマクレガーを見れたから良かった。
24-064
サンディエゴからサンタフェへ、
父娘のロードムービー。
血縁と古い思い出はあっても、
今はなんだか気不味い父娘。
絵を描く娘、苛立ちでぶつかる娘、
家族から逃げたことを後悔する父、
娘への無償の愛を上手く伝えられない父。
父と娘の関係は、一筋縄では行かない。
思い当たる節だらけで、
父側にしっかり感情移入できました。
父にとって娘に嫌われることが、
何よりも耐え難い苦痛。
娘のために生きている行きたい😁
感情移入すればするほど楽しめる作品
傷ついた娘が父に連れられトラックで二人旅に出るロードムービー。
なんの変哲もない移動時間に、娘と父の過去や抱えている問題が断片的に明かされていく。明かされる情報量は必要最低限だが感情がはっきりと乗っているため、情報の余白を想像で補ううちに、父の後悔や娘を案じる気持ち、娘が父へ向ける愛憎が自分の中に入り込んできた。
登場人物や環境のディティールには意図したものであろう余白が多くとってあり、そこに観客が自分や身近な人の経験を投影したり、登場人物の傷に自分の何らかの傷を重ねて没入するタイプの作品だと感じた。
近年は、大人が抱える「親からの見捨てられ経験」を扱う作品が増えた気がする。
本作の娘も、事情を説明されないまま父が家を出て行った時、父が自分のことに手一杯で丁寧に構ってもらえなかった時、父が再婚して新しい家庭と子供を持った時、そして物語の始めに母が自分を父に託した時、それぞれのタイミングで見捨てられ感を抱いていることが伺えた。
親の無力さや手抜き、そして離婚が、子供=未来の大人の心の深い部分に傷を作ることは少なくない。そのことで親を批判的に描くと親の個人としての人生や幸せになる権利を否定してしまうため、描き方や落としどころは非常に難しいのだと思う。本作では父が必死に娘と旅に向き合う姿を描き、父と娘、どちらにも寄り添う形をとっていたのが良かった。また、娘が未熟過ぎず成熟し過ぎてもいない、この年代だからこそできる相互理解の形がとられていたのも良かった。
アル中娘と父とのロードムービー。
離れて暮らすアル中の娘と向き合うために、父は娘を車に乗せ長い旅に出る。
色々な事件に巻き込まれながら二人は絆を取り戻していく。
とにかくアル中の娘なんて超めんどくさいですよ。
目を離すとすぐ酒飲んじゃうし、どっか行っちゃうし。
それを諦めないお父さんエライ!って話。
親は観るべき映画
ストーリーが素晴らしく、完璧ではない親と不安定な子供のキャラクターがすんなり入り、感情移入しやすい。
撮影も手持ちが多用でキャラクター感情に合わせていて、見やすくストーリーに入りやすい。
子を持つ親は絶対に観るべきで、説教じみた映画ではなく等身大の人間を描いているので面白く観れる。
素晴らしい脚本
説明しすぎないけど伝わる。
全く無駄がない脚本!
観客は、なんだか気まずそうな親子のドライブ旅行に同行することになります。
ちょっとした会話やエピソードから、徐々に二人の関係や旅の目的が明らかになっていく過程が素晴らしい。
旅の途中で出会う人たちも素敵。
とくに美しいダンスシーンは、それだけも観る価値あり!
失敗したからこそわかる、似ているからこそわかりすぎる。
途中、運転席と助手席をワンショットで撮らずに、わざわざ交互に見せるシーンがあるのですが、まさか終盤にのこ手法が活きてくるとは!!!
登場人物の心情を表現する見事な演出に興奮しました。
同じく二人の車内での会話を、運転席と助手席の間からカットを割らずに撮るシーンは、何度も映り込むフロントガラスに目が回りそうでした。
愛を伝えるのは難しい。
そもそも不在では伝えられないけれど、一緒に居たからといって上手に伝えられるとは限らない。
親子って似てほしくないところが似ちゃって同族嫌悪になりがちだし。
ただでさえ、父親と年頃の娘って難しいですよね。
一説には、同じ遺伝子が混じり合うのを避ける為に、似たフェロモンに嫌悪感を抱くようにできているそうな。
ところどころで差し込まれる回想シーンが伏線になっています。
過去の誤ちは消えないけれど、過去の誤ちがあったからこそ、今の娘の状況がわかる。
居てほしい時にいてくれなかった父親が実は一番の理解者で、居てほしい瞬間にいてくれる人だった。
親は、自分に責任があるのだから、娘を救えるのは自分しかいない…と
自分の経験から子供の為に先回りしがちだけれども、自分のことを決めるのはあくまでも本人。
ずっと囚われていた親から巣立つ旅であり
親にとっては子離れする旅でした。
ユアン・マクレガー親子の演技がとてもリアルで素晴らしかったです。とても良かったです!
実際の親子であるユアン・マクレガー親子の演技がとてもリアルで素晴らしかったです。娘さんが書かれた脚本は本当にあった事を取り入れたとの事。いい脚本でした。心に染みる物語、最高でした。
男は終生ダメ人間
何やらワケありの父娘が、カリフォルニア州サンディエゴからニューメキシコ州サンタフェに向かうまでの道中を描く、ロードムービーの雛形的作品。ユアン・マクレガーと長女クララの実の親子がそれぞれを演じているが、『ペーパームーン』や『フラッグ・デイ 父を想う日』など、過去の実の父娘共演作品と少々異なるのは、娘側が主導で製作したという点。実生活でも父と疎遠状態だったというクララが、あらためて父との対峙と謝辞を込めた内容となっている。
年齢を重ねた近年では落ち着いた役どころが増えたユアンだが、見た目の若々しさもあってか今でもヤンチャなイメージを醸し出している。実生活でも度々トラブルで家族にも迷惑をかけ、娘のクララもそれが遠因で問題を抱えた時期があったらしい。そのあたりもストーリーに反映されているようだ。要は男はいつまで経っても大人になれず、終生女性には頭が上がらないダメな生き物(もちろん自分もそうだが)。前述した『ペーパームーン』も『フラッグ・デイ 父を想う日』も、突き詰めれば娘に嗜まれるダメ親父の話だった。
タイトルにもなっている、劇中での車内のラジオで流れるレオナ・ルイスの曲「ブリーディング・ラブ」が全てを物語っている。
大好きだからこそ許せなかった
パパと娘の関係修復ロードトリップ。
とにかく反抗して見せてたけど、あなたパパの事大好きでしょ、と思いながら観た。笑。
好きだからこそ許せなかったし(過去)、好きだからこそダメな所は見せたくなかったんだろな(現在)。
娘の遅れてきた反抗期に振り回されながら過去の自分を省みるパパ。
なんか二人の心のデトックスみたいな旅だった。
両脇に原っぱが続く広大なアメリカの何にもない道は、二人が一緒に過ごさなかった時間を表している様にみえたわ。お互いに進んできた道はあるけど、そこに二人の共有していた思い出はない。
時々彼女が断片的に思い出すパパとの楽しい思い出は小さかった頃のままなのが悲しかった。
子ども時代は本当に一瞬。
一番寄り添ってほしい人がそばにいてくれないというのは、人間の核の部分にすごく影響を与えるんだなと改めて思った。
今は結婚した後にも選択肢はいくつもあって、全員が死ぬまで同じ家族が普通でもない。選択肢が増えることは自由度は増すけど、あくまでも夫婦の選択肢なので、それによって振り回される子どもも多い。みんなが納得のいく形になるのは難しい。
だからこそ、家族の形態が変わった後の子どもとの関わり方が重要になってくるのだろうなあと思いながらみていた。
パパが関係を修復しようとしたのは、過去の娘への贖罪もあると思うけど、このパパはちゃんと娘に向き合うだけの愛があったんだなと思う。
本当に全ての子どもたちが、食と愛に飢える事のない世界が来るといいなと思う。
父と娘もいいね
2024年6月6日
映画 #ブリーディング・ラブ はじまりの旅 (2023年)鑑賞
#ユアン・マクレガー と実の娘の共演による離れて暮らしていた父と娘の反目と修復への旅
親子だから許せることと許せないことがあるんだな
#レオナ・ルイス の歌が心に染みます
@FansVoiceJP さん試写会ありがとうございました
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