「去年見たパリタクシーという映画を思い出した。行き詰まった男がひょん...」チャーリー クロネコ。さんの映画レビュー(感想・評価)
去年見たパリタクシーという映画を思い出した。行き詰まった男がひょん...
去年見たパリタクシーという映画を思い出した。行き詰まった男がひょんな出会いを経て変わっていく話なんだがこの作品も同じだと思った。多分ダルマは元々優しい人なんだけど色んなことが積み重なってそれが隠れてしまっている人間なんだろうなぁ思った。
ここ数年で映画を観るようになったのでインド映画はRRR、エンドロールのつづき、K.G.Fくらいしか見たことがなくそれ以前のインド映画へのイメージは歌って踊ってとにかく長いくらいのイメージしかなかったのだけれど、インド映画において音楽というか歌の力は大きいように感じる。
この作品においてはテクノロジーを駆使してようやっとわかる犬の気持ちだとかどう考えても自分の気持ちなんて話してくれなさそうな人間の気持ちだとかを歌できちんと表してくれているように思う。
歌って踊ってド派手なインド映画が好きな人には物足りないかもしれないけれど、インド映画初心者な私には十分楽しめたしこれからインド映画観てみたいって人にも観てほしい。いい塩梅の映画だと思う。
このシーンいるかな?みたいなシーンもまぁあるのだけれど後から考えればダルマの心が如何に変わったか表すピースとして必要…なのかな?くらいには納得できる。
あとわんこかわいい。チャーリーかわいい。大型犬だいすきなので見ててほわほわした気分になったししんどくもなった。人間の勝手な都合で振り回される動物という構図は世界共通なのだなと思った。最後のメッセージにこの映画の伝えたいことがぎゅぎゅっと詰められていた。ように思う。
インド映画と言っても比較的見やすい映画だと思う。愛犬家の方々には是非軽率に観に行ってついでにインド映画の魅力の片鱗に触れてほしい作品
。