「ラザールでござーる」アビゲイル kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ラザールでござーる
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頭の悪いディーンが首を斬られて死んだ。屋敷の中に居ても車の運転は役に立たないからね。残りの5人が集まってバルデズが犯人?などと推理する。伝説のバルデズ、何者?気になったジョーイは監禁されているアビゲイルに直接尋ねる。「父親の部下だったフランクの名前はバルデズよ」と。次はリックルズが殺され、4人で吸血鬼と戦うが・・・
いやはや、アビゲイルが吸血鬼だと分かっていても充分面白い。何しろ小ネタがジャブのように繰り出されるので、ついつい失笑。シナトラ一家の名前を借りて仮名をつけるとか、相手を貶しまくる台詞だとか、落書きされたピーターの顔とか・・・クライマックスになっても笑わせてくれる。
で、ラストは「And Then There Were None(そして誰もいなくなった)」から全員死ぬのかと思いきや、そうでもない。ボスが登場するまでのマウント取り合戦・咬み咬み合戦にはやり過ぎ感があったけど、それぞれのバックストーリーも簡潔ながら理解できるし、吸血鬼の苦手なモノを集めるところで性格が現われていた。
マウント取ったかのように思われたフランクが“Frank says”ゲームを始めるけど、それってSimonですから・・・で、やはりアメリカ映画らしく、最後は親子の愛が勝つ!的な終わり方。グロさも爆発するけど、太陽光を当ててサミーが爆発したところが印象に残る。
ディーンはすぐ死んじゃったけど、俳優のアンガス・クラウド氏も公開前に亡くなっていたんですね(享年25歳)・・・合掌。
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