セーヌ川の水面の下にのレビュー・感想・評価
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まあまあ面白いサメ映画
サメが淡水に?単為生殖?と無理な設定は新種ということで全て片付けられてます。
環境活動家、政治家等が邪魔して状況が悪化するのはご愛敬。
ちょうどパリオリンピックでセーヌ川の水質が問題になってるなかで、市長がサメの存在を隠してトライアスロンを強行するのは何ともタイムリーですね。
ラストはまさにバッドエンド。
期待してませんでしたが意外と楽しめました。
風刺が効いているパリが舞台のサメ映画
先日パリで行われたオリンピック開会式の映像を見ました。また一段とクレイジーで悪魔的でした。
今作の序盤はパリの建造物に氣をとられながら視聴しました。ラストには驚かされました。
変異したサメだけでなく、不発弾、ゴミ問題、お祭り騒ぎとユーロ(お金)のことなど、まさに水面下のことでした。
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【エンドクレジットの映像について】
『猿の惑星:創世記』(2011年)では航空路でしたが、今作では鮫の移動経路です。川のところどころで爆発のようにバツ印が表示されていました。
赤くて、まるで血管のようです。
血管に行き渡る“毒”のようにも見えます。
歪んだメルカトル図法の地図を使用しているのも、もしかしたら嘲笑的に表現しているのかもしれません。世界地図を使うなら、国連の旗のような、北極を中心にした地図が良いようですから。
久しぶりの面白いサメ映画
セーヌ川に没したのは…
パリオリンピック開幕!
…と言っても、いつもながら大して興味ない私。日本人選手たちの活躍は誇らしいが。
それでも少しでも4年に一度のスポーツの祭典の気分を味わおうと、この作品を見ようと。
タイトルからおフランス映画らしいお洒落なラブストーリーを想像するが、まさかのあのジャンル!
セーヌ川で開かれるトライアスロン世界大会が控えるパリ。
川底の不発弾撤去(←ラストの伏線)や水質の浄化(セーヌ川ってあんなに汚れてるの…?)に追われていた。
そんな時、不審な死亡事故が。
身体が引きちぎられ…。スクリューに巻き込まれたか…?
いや、違う。これは何かに食われた痕。
その犯人は…、サメ!
昨年も『シャーク・ド・フランス』なんてのあったが、こちらもフランス発サメ映画。
しかもサメがセーヌ川に現れる!…という驚きの設定。
サメが海から川に上って来たり、そういう映画もあったけど、そもそも…と疑問やツッコミをせずにはいられない。
しかしこのサメ、普通のサメじゃない。
体長が3年前の2.5mから7mに巨大化。環境に合わせ適応変化した新種。単体で繁殖も可。
MEGもびっくりの生態…!
海洋学者のソフィアはそのサメを“リリス”と名付け、長年調査してきたが、3年前にチームが襲われ…。
トラウマとなっていたが、海洋保護団体の若い職員からセーヌ川を上ってきたリリスの協力を乞われ…。
『アーティスト』のベレニス・ベジョは変わらぬ美人さん。
人の命よりサメ。海洋保護団体の若い職員。
人の命やサメの危険よりトライアスロン優先の市長。
サメ映画あるあるのバカ困った連中。
勿論そんな連中はガブッと制裁。
前半はサスペンスタッチ。サメもちらっちらっ。視界の悪いセーヌ川水中でのスリルはなかなか。
地下貯水池での襲撃からサメも本領発揮。
パリ五輪開催前に配信リリース。幾ら何でもイメージ悪くなるから大会襲撃シーンは控えるかと思いきや、なかなかがっつりと!
トライアスロン開催の中、サメ襲撃。大パニック!
警察では頼りにならぬと市長命令で軍出動。サメを狙ってセーヌ川に乱射。
察しのいい方はピンと来るだろう。銃弾が不発弾に当たって…。
爆発!連鎖!
橋が崩壊。巨大な濁流となり、氾濫。
まさかまさか思ってた以上の大惨事とスケールに…!
人の傲慢、愚行。
その最たるは幾度も訴える環境汚染。
それによってサメは異常進化したのかもしれない。痛烈なしっぺ返し。
大抵サメ映画は撃退し、サメが血を流しながら水中へ没し…。
没したのはパリの町の方だった。
逃げ場を無くしたソフィアや生き残った人々。
水に没したパリを、サメの群れが蹂躙する…。
サメ映画には珍しい戦慄のバッドエンド…。
続編求ム!
ジョーズ以降最も評価とか嘘
酷い。これが評価されてるとかありえない。
基本ジョーズのストーリー展開と同じ。
専門家がイベントを中止しろと言うが権力者は面子やかけた費用などを理由にイベントを実行する。そして大混乱が起こる。ありきたりでなぜこのこのパターンを採用したがるのだろうか?
しかも淡水に生きられるよう進化するとか、交尾なしで増えるとか超B級設定。
せっかく出した環境団体との確執とかもう取ってつけただけ。
最後はセーヌ川にたくさんある不発弾が爆発してパリが大洪水に!?
なんで?もう、めちゃくちゃだったよ。
あれだけ人が死んでも緊迫感はないし、主人公たちはただのバタバタしてて
事態を悪化させて混乱の収拾もつかず物語はおしまいに。。。
関係ないけど、ロストバケーションってサメ映画を見習いなよ。
主人公とサメしか出てこない低予算映画なのに緊迫感が全然違う。
別にジョーズとストーリー変えたって低予算だって素晴らしい映画はできるという
見本。
ダーウィン
サメサメパニック作品はホラー作品の一つとして確立し、出尽くしてる感はあるものの、まだまだ深いのね。
ゴミだらけの海で始まるこの作品。
最初こそ観れば「人間による環境汚染だ!!!ひどい!」ってなるのですよ。
しかし、「生き残るものは、変化するものである」という言葉がすっぽり当てはまってしまった。
研究対象であった「リリス」と名をつけた1匹のサメ。
調べていた科学者ソフィア達はとてつもないスピードで巨大化、凶暴化していることを知る。
そして3年後、若き環境活動家がリリスが変化して淡水に適応しセーヌ川に迷い込んでいることを突き止めリリスを救うべきだと主張する。
そしてSNSなどで若い有志を集め中途半端な彼らはあっさりリリスの生贄に。
そんな状況を見ながらリリスにより夫を失った彼女の絶望感を表すシーンが素晴らしい。
その後、ソフィアの研究によりリリスは子供を産みさらにその子供も超スピードで子供を作り環境の変化だけでなく、オスは不要。オス不要?!!
メスだけで子供を作る単位繁殖の恐ろしいモンスターとなってしまった事を知る。
もう、救うとか言ってるレベルではないですよ。
苦しくもセーヌ川ではトライアスロンの大会を控えている。
セーヌ川でのトライアスロンの中止を願いでても、もちろん却下の女市長。
あ、腹立つこの女もきちんとお亡くなりになるので大丈夫です。
結局、爆弾を仕掛け殺す方向にいくが水面で頭上を見ればおびただしい数のサメの群れが回遊している。
ここは怖かった。
サメ達が人間をモグモグしてるシーンより怖かった。
だってだいたいサメ映画、1匹対人間じゃない。イワシの群れみたいにサメが泳いでる。絶望感半端ない。
最終的にはトライアスロン大会もサメ達のモグモグタイム。
まさに阿鼻叫喚。観客達もどんどん滑り落ちてサメ達の替え玉。
そして、序盤に伏線として用意されていた川底に沈む沢山の不発弾。
「打つな〜!打つな〜!」
叫びもむなしくドッカンドッカンと爆発を連鎖する不発弾。倒壊する橋、建物、人々、サメ。
そしてソフィアは1人ボートの上で目撃する。
目の前にはまだまだ大量のサメの背びれがゆったりと泳ぎ続ける。
人類のエゴにより変化してしまったサメ達、それを守る守る詐欺みたいに考え無しに突っ込んだ人々、最終的には再び人間のエゴにより使われていた不発弾により大きな被害を出してしまった花の都パリ。
エンドロールではリリスから産まれたサメ達が繁殖し、殴り込みのように世界中の川から川へと泳ぎ続ける地図が表示され続ける。
マグマの様に見えるその赤いラインで記されたサメの群れはどこまでもどこまでも自由に先へと泳ぎ続ける。
変化した彼らの完全勝利だった。
ものすごいバッドエンドだけど、これはこれで振り切ってて好きかも。
リリスとは最初の女の名前なのよね。
うまいネーミング。
女達の戦いとしてみても面白かったかも。
少し中弛み感があったので星減らす。
せっかくの設定、トライアスロンの悲劇をもっと見たかった。
サメと戦う環境活動家
川へ遡行してくるジョーズ、グエムルぽい感じもある。
定番のパラメータを踏襲している。
リリス(変異で単為生殖する巨大アオザメの通称)に仲間をやられた環境活動家とそのトラウマ。しっかりと無理解な市長。大規模な催事がいちばんヤバい時に開催されること。
そういう陳套なサメ映画の常設展示物が「なにやってんだきみたちは」という印象を終始いだかせるが、つっこみをいれながら楽しめる罪のないテレビ映画といえる。
ミカ(Léa Léviant)たちは名画にスープを投げつけるタイプのエモーショナルな活動家で、主人公であるソフィア(ベレニスベジョ)や河川警備隊と反目して惨事になる。
またトライアスロン大会ではさらなる惨事になって、リリスが人をくいちぎりまくわ不発弾は爆発するわ洪水が巻き起こるわサメは繁殖するわパリ中がサメ天国になるわで、ヴォネガット風に言うなら「排泄物がエアコンに入った後」という感じ。パニック映画の面目躍如で、徹尾娯楽を指向したいい映画だったと思う。
ところで、このようなサメ映画の巻き起こす乱痴気を鑑みるとき現実だって似たようなもんだという諦観にぶち当たることはないだろうか。万博にしても都知事選(2024.7)にしても政治資金にしても、ここに出てくる圧倒的に無理解な市長と五十歩百歩の人がそこに群がって自分の利益を実現しようとしているだけ──のような気がしないだろうか。
社会派じゃないからヤフコメみたいなことは言わないが、数多のパニック映画に出てきて主人公の危機感に反駁する危機感皆無の首長とは、基本的に現実にいる首長のカリカチュアであることを我々はなんとなく知っている。得てしてそういう人間が首長になるからこそ、パニック映画内でも人の上に立って大災害の原因をつくり出すわけである。
モンスターパニックでは人間の廃棄物によって突然変異したなにか──という前提要因がある仕様上、人災の要素は免れることはできないが、そこに輪をかけて物事をめちゃめちゃにしてくれる首長が現れ、文字通り「排泄物がエアコンに入った後」のような惨事へなだれ込む。そんな人の所業が根源悪という様相をこの映画はよく表現しているし、啓発的なところもある。
冒頭にでてくるのはゴミだらけの海。フランス国土の五倍というプラスチックの溜まり場だそうだ。水面下ではプラ漁網に絡まった鯨が死んでいる。プラスチックは半減期が長く、ぐぐってみると2050年には海洋のプラゴミが魚の量を上回るそうだ。!。
じぶんは海辺に住んでおらず映画等でもゴミだらけの海をなかなか見ることがない。よって個人的にこんなひどいことになっているのかという驚きがあった。
なお2024年パリオリンピック(7月26日~8月11日)にてセーヌ川は開会式およびマラソンスイミングの会場として予定されていて、映画と全くおなじ状況を間近に控えており目下、浄化に躍起になっている──とのことだったが、道頓堀の6倍の大腸菌が検出された──というネットニュースもあった。
imdb5.3、RottenTomatoes56%と33%。
ナンセンスだと言っている批評家が多いが、ほめている批評家もいる。半々だった。
常套で既視感があるが大真面目にジョーズ映画をつくろうとしているところがいい。日本映画だと気取りや斜に構えるばかりでマジになって娯楽映画やろうって人がほとんどいない。
また日本的な概念だと川はもっと狭くて浅い。体長7メートルのアオザメが泳げるような川というのがやはり外国だと思うし、そんな川がパリ大都市圏を流れているからこその映画でもあった。
思ってたサメ映画ではなかった
タイトルなし(ネタバレ)
序盤はかなりシリアスな展開で主人公や警察の仲間がサメに襲われるシーンではちょっと泣いたりしてしまった。
なにがって誰も言うこと聞いてくれねえ〜〜〜!
サメ映画だしそれがなきゃドッタンバッタン大騒ぎにならないから正しい展開なんだけど誰も言うこと聞かねえ〜〜〜〜!
そりゃそうなるよな…ってパニックフィーバーだったけどまだわかる、サメ映画だし。サメ映画だし!
でも突然橋も市街もぶっ飛ぶくらいのヤケクソ大爆発が起きまくったのはさすがにおもしろくなっちゃった、パリにちょうどコナンでも居たのか?ってくらい爆発する。サメの量にも笑っちゃったけど。
大半の生き物に進化の過程があるならサメもいつかこうなってもおかしくないよな…と思わせてくる微妙で絶妙な突然変異をかましてきたのもなかなか良い発想かな。予告編でそれを見て「うそやん!」って思いながらも気になってしまったので。
ラストもサメ映画にはなかなか無いバッドエンドでめずらしかったかな。さすがフランス映画って感じの終わり方で満足ですわ、刺さる人には刺さるサメ映画じゃないかと!ひと味違うサメたちを観たい時にはぜひおすすめしたい作品です。
アディルの顔面の強さもおすすめです。
かっこよすぎてサメよりアディルに集中してたなんてそんな。
残酷さと真面目さと
警告です。この仏サメ映画は
残酷性・残虐性がとてもとても強い作品に感じられます。
暴力的な表現が苦手な方は観ない方がいいかもしれません。
◎でも素晴らしい点もあります。
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衝撃のラスト
他の方々にもある通り、ラストが驚きます。
この作品の監督曰く「ハリウッド映画のようなサメ映画は作りたくなかった。それでこういうラストにした」とのこと。
ただ、映画前半部分は、パリの街並みをサーっと観られるシーンがあります。
それがとても美しいです。前半部分は観光気分になれるかも。
しかし後半は……。
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個人的に残酷性・残虐性を感じたシーン
・人が襲われた時、水の中で、あの独特のくぐもった叫び声が入るから
・生きたまま体を引き**られるシーンがあるから
これらが苦手な方は、本当にこの映画はご覧にならない方がいいです。
「ロスト・ワールドやディープ・ブルーで見慣れているから大丈夫」とおっしゃる方もいると思いますが、
グロさ凄惨さのレベルは、エロいシーンだけを抜き取ったピラニア3D並で、妙に、生々しく感じた。
(印象、のなかに、「吐き気をもよおす」「グロい」が無いので、難しいを選びました。
サメ映画の中で、サメに捕まった人たちが食べられるシーンが、個人的にグロくて恐ろしいと感じる作品でした。)
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追記: 素晴らしい点や、他のサメ映画と違う点
◎社会問題を取り上げていること。映像に、しっかり映された地球の現状に愕然。海面に浮かぶゴミの山、山、山…。無知ゆえありがたかった…素晴らしい。
◎ミカ…やり方はともあれ、言ってることは間違ってない。前世代が作った皺寄せを、次世代以降に残してしまうことの罪深さを真っ向から突きつけられた。自分にできることを考えるきっかけを貰えたことに感謝。。
◎ラスト。これまでのサメ映画とは違い、深い絶望が待っていました。後味の悪い終わり方が苦手な方は視聴をお控えくださいね。
フランスサメ映画NO1
サメ映画らしからぬ気取ったタイトル
ついにサメ映画もNetflixに見つかっちゃたか〜と嬉しくも寂しい気持ち
でもNetflix史上一番安っぽいCGで一安心
天下のNetflixでもサメ映画を上等に仕上げるのは苦労しますぜ
この映画の最大の見どころはサメ映画では珍しいバッドエンド
莫大な被害が出ても、親族が食い殺されても、最後にサメさえ倒せればそれでよしの映画が多い中がっつりバットエンド
しかもたかが街中にサメが一匹現れただけなのに最終的にパリの街は崩壊して水没し、二度と人が住めない有様になっていた
コナンの映画くらい爆発してた
サメさんの大勝利🦈
もしかして今作のヒロイン(サメ映画ではサメを指す)はだいぶ知能の高いやつだったかも。歴代のヒロイン(サメ)はとにかく無我夢中で人を襲いたくて仕方ない子が多かった中、今作のヒロインは人を食う傍らインフラを破壊していって財政的なダメージをしっかり与えたのはお見事。
あとサメ映画にトライアスロンってすごい相性のいいイベントだね
何ともし難い凄絶なサメ映画!
「ジョーズ」が大好きってこともあって、サメのパニック映画もよく見るジャンルの一つです。
本作品もNetflixで見かけて、即、視聴した次第です。
セーヌ川に鮫があらわれるなんて、そんな馬鹿な!な作品です。
鮫って海の動物でしょ。淡水で大丈夫?
まぁ、普通思いますよね。
何と、新種(進化?)のサメだそうで・・・
オマケに単独で繁殖することが出来て、そのスピードも半端ない。
典型的なご都合主義の作品でした。
そして、サメのパニック映画ですからね。
人が、襲われるシーンも盛り沢山。犠牲者も半端ないです。
サメを保護しようたする団体まで餌食になっちゃいますからね。
そのうえ、トライアスロンの競技会場にまで、サメが現れて、片っ端から泳いでいる人を襲います。
さらに、それだけには治まらず・・・
【ネタバレ】
セーヌ川って、そんなに不発弾が沢山有るんですかね?
サメを退治するために軍隊が出動して、水中に向かって発砲してくんですが・・・
誘発の連続!
セーヌ川のあちこちで爆発が起こって、橋もことごとく破壊されていく。
サメのパニック映画って、そのほとんどが退治して良かったねって形でエンドロールなんですが、本作は、驚きです。
水没したパリの町に、無数のサメが泳いでいるという・・・まぁ、破滅的なエンディングでした。
パリ五輪前なのに…いいのかなぁ💦
私は好きです
やっぱり無理がある
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