「B’サメ映画」セーヌ川の水面の下に ryuzoさんの映画レビュー(感想・評価)
B’サメ映画
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サメ映画でA級の評価を得るのは難しい
個人的にはジョーズ、ディープブルー、ロスト・バケーションがそれに当たるのだが
この映画は色々と惜しいサメ映画だと感じた
まず画面が暗くサメが見づらいシーンが多い
セーヌ川というドブ川を舞台にしたせいでサメの動きが全く見えない(CGの粗さを誤魔化すためかもしれないが)これは致命的でサメ映画とはサメに食い千切られる人間を見るのが楽しみなのでサメ映画満足度としてはかなり減点要素となる
またサメが出てくるシーンと出てこないシーンのメリハリがありすぎるのも問題で
これはサメ映画に限らずモンパニ映画全てに言えるがサメが出てくるシーンと出てこないシーンにメリハリがありすぎるといつ出てくるか分からないハラハラドキドキ感が感じにくい
サメが環境に適応するという設定もこちらを納得させる強引な説得力がもう少し欲しかった
しかしながらオチは割と好きだし(ジェイク・ギレンホールのライフみたいだったなあ)
環境活動家のウザったらしい若女が食い殺される所はフランスらしい皮肉と風刺が効いた素晴らしいシーンだった
もう少し見せ方の工夫が出来れば素晴らしい作品になる惜しいサメ映画なのでB’という評価が丁度いいのではないかと思う
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