「あまりにも評価が低いので」呪葬 magnolia144さんの映画レビュー(感想・評価)
あまりにも評価が低いので
こちらの評価低かったのであまり期待しないで観に行きましたが、私は大満足でした。
館物ということや倫理的に嫌な部分(ゴア描写)がないところ、お化け屋敷のような驚かせ方はまさにジェームズ・ワン監督の死霊館を彷彿とさせます。前半は普通に怖くて楽しめます。怖い前半からの謎解きと解決のその先を見せてくれたところもジェームズ・ワン監督のマリグナントを思い出させました。
悪役が判明して何でこんな回りくどいことをしてたのかというのも一瞬頭をよぎりますが、
悪役が相続に名前がない→じゃあ相続人の家族皆殺しにしてしまえ→あれ?勘当された主人公も相続人じゃん→じゃあじいちゃんの葬式を口実に呼び出すぜ!→でも葬式に家族いなかったら不自然だから魔術使っちゃうか〜
という流れなんだろうなと観てました。実際最後に娘が手術を受けられたってことはまとまったお金ができたってことですからやっぱり相続したってことですし。まあここは親族みんなやられたから唯一であろう娘に相続権が回ってきたこととも取れるけど。
まあだったら最初から主人公やっちゃえばよくない?とは思うけど、そこはご愛嬌ということで飲み込めました。てか台湾の法定相続人のパーセンテージもわからんし。
確かに後半での流れが変わったな…ってタイミングで評価は分かれそうですが、スタンドバトルが始まった時に楽しめる方もいるかとは思います。(私がそうです)
実際劇場内で私含めて笑い声が多々ありましたし。
さらに追記するなら、実は家族やられてて幽霊でした!というのも良かったです。家族は娘がやられないように追い返そうとして、幽霊だからいっぱい怖がらせれば帰るやろ!って発想も面白かったです。
最後の娘が口をカコカコしてたのは私も理解しきれませんでしたが、、
追加しますと前半の娘に主人公が薬を飲ませた時に「苦いのも大人になれば苦くなくなる」というセリフも良かったです。子供の時には幽霊怖いけど、大人になったら……みたいな。実際にひいおじいちゃんも見守ってただけだし。
賛否は分かれるとは思いますが、賛の感想として書かせていただきます。