「1年間の集大成に相応しい映画」仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク かかさんの映画レビュー(感想・評価)
1年間の集大成に相応しい映画
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公開初日から今まで、物語と関係性の美しさに惹かれて6回ほど劇場に足を運び鑑賞した。
ガッチャードを1年間見てきた人間として、俳優の成長や物語の文脈の厚さ等をひしひしと感じた。元は90分越えの構成を尺の都合上泣く泣くカットした場面も多いと聞くが、未来の宝太郎と現代の宝太郎の団結して戦おうとする意志やりんねとの戦友としての絆を尺に収まるように丁寧に描いていた。「りんねの言葉は宝太郎にとって呪いなどではなく、ずっと傍で見守る祈りである」、「りんねは宝太郎と一緒に戦い続けたかった未練から20年間宝太郎を見守るケミーに成り代わった」この描写を入れ、宝太郎とりんねのふたりは恋仲ではなく信頼し合っている戦友として最後まで描ききってくれたことに感謝したい。
また、テーマ曲が流れるタイミングが絶妙で、夏になったら何度でも思い出すであろう最高の映画になった。
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