「またもディストピア」仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク naichinさんの映画レビュー(感想・評価)
またもディストピア
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正直、テレビシリーズのガッチャードはあまり好きではない。ガッチャガッチャ、うるさいと思ってしまう。子供の頃からこういうのは好きじゃなかった。
錬金術が魔法との違いが上手く描けているとは言えない部分も、魔法で良いじゃない?と思ってしまっていた。
で、その映画版。期待してなかったけど、面白かった。
仮面ライダーの映画では、何故かディストピアモノが多い。
今回の特徴は現代と未来が同時に展開する事。未来の自分と出会う事。それが成功している。
絶望していながらも戦うしかない未来の主人公が、過去の、あの頃の純粋な自分と出会う事で、もう一度立ち上がる。なかなか良い展開だ。
終盤、りんねの魂がケミーに宿っているのも、理屈はよくわからないけど、ケミーという存在をよく活かしていた。人ではなくなってるけど、心は生きている。切なくて良い。ある意味、原作ライダーのオマージュとも言える。
皆の応援で力を得るのも、最近はやり過ぎでありきたりになってはいるものの、ケミーを通してライダーに力が届くのも、勝利のロジックとしては良く出来ている。
ただ、少し短いので強引ではあったかな?もう少し時間が欲しかった。
余談ですが、未来の世界がある意味マルチバースになっているという事は、「オーズ」10周年映画の未来はマルチバースという事で良いですよね?
#仮面ライダーガッチャード
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