夏目アラタの結婚のレビュー・感想・評価
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若い女性向けのスィーツ作品といえるけど、あの歯茎では女性客は多分呼べない・・
男性漫画誌掲載作品とのことだけど、ある意味若い女性向けのスィーツ作品だと思う。
でも、ヒロインの歯茎は対象となる客を遠ざけるのでは・・
ヒロインの主張がコロコロ変わるが最後のものが真実ならつじつま合わないところ出てくるなあ。
あと、上訴権の放棄についてイマイチわからなかったけど、適応法体系が変るっていうこと?だとすると演出うまくない(ネタバレ避けて書くのはムズイなあ)
良くわからないところを確認するため観客にもう一度劇場に足を運ぼうと思わせる作品は良い作品だと思います。
(ただ、冒頭の「X」の伏線が最後に回収されるあたりはちょっと苦しい・・)
予告編からは想像できなかった奇跡の作品
「死刑囚と結婚」という設定に加え、予告編映像もかなりインパクトがあった。一方で、リアリティーに疑問符が付くので、「どうなのかなあ・・」と思いつつも、柳楽優弥と黒島結菜はいずれも割と好きな役者なので、「まあ、観てみよう」とあまり期待を持たずに観賞。
【物語】
児童相談所職員・夏目アラタ(柳楽優弥)は、世間を騒がせた連続殺人事件の遺族から相談を受ける。 事件の犠牲者の男の息子である小学生の少年が、一審で死刑判決を受けて控訴中の容疑者品川真珠(黒島結菜)と文通していたと言うのだ。 文通の目的は殺された父親の首が見つかっていないため、その隠し場所の情報を得るためだったが、被害者の息子であることを隠すためにアラタの名前を騙って手紙を出し続け、しかも最後の返信には「アラタに会いたい」と書かれていたため相談されたのだった。
アラタは当惑したが、少年に「お父さんの首の在りかは俺が突き止める」と約束して、拘置所を訪れる。いよいよ面会に臨むが、現れた真珠に驚く。報道されていた品川真珠は醜く太った容姿であり、世間では逮捕時の異様な化粧から「品川ピエロ」と呼ばれていた。しかし、目の前の真珠は美少女だった。不揃いの歯を除けば。一方、真珠もアラタを前に、「思ってたのと違う」とだけ言い捨てて面会室から出て行こうとする。少年との約束を果たせなくなると焦ったアラタは、咄嗟に獄中結婚を持ち掛ける。
数日後真珠の弁護士宮前(中川大志)がアラタの前に現れ、真珠の記入・捺印が済んでいる婚姻届けを見せる。咄嗟の思いつきで言ったことでもちろん本気ではなかったアラタだが、後に退けなくなる。 アラタは拘置所に通いながら宮前と共に事件の真実、真珠の本心を知ろうとする。
【感想】
これは、想像していたよりずっと面白かった。
まず、観賞前の不安要素“死刑囚と結婚”について、「こんなのあるわけないだろ!」にならなかったことが大きい(ちなみに真珠は一審で死刑判決を受けたが、控訴中で刑が確定していなかったので正確には“死刑囚”じゃないですよね?)。 実際には主人公アラタの置かれた立場に立ってもまず誰も結婚はしないとは思うものの、「この展開なら、もしかしたらあるかも」と思わせる。SFの設定と同じで、現実にはあり得なくても「もしかしたら・・・」と少しでも思えることは俺的にはとても重要。
次に柳楽の演技が良かった。上述とも絡むのだけど「こいつだったら、結婚するかも」と思わせるアラタのキャラを作り上げている。俺が柳楽に惹かれるのはこういう演技力だが、ナイス・キャスティング!
ヒロイン黒島結菜も頑張っていたと思う。“醜い歯”が作品のビジュアル・インパクト的にもストーリー上でも重要なので絶対省けない部分だが、結果としてはヒロインとしては今ひとつ可愛くないのだが、まあ仕方ない。事務所的には出演することを躊躇する面もあったかと思われるが、作品の仕上がりを見れば女優キャリア的にも出演して良かったと思う。
さらに何より褒めたいのは、本作が純愛に仕上がっていること。
この基本設定で、純愛作品にするのは奇跡とも思える。中盤まではおどろおどろしい事件描写、異様な真珠のキャラ、ミステリー的展開で引っ張りつつ、最後にああ仕上げるのは、脚本・演出・役者の演技、さらには編集も加えた力で絶妙のバランス保った結果だと思う。
現実には絶対あり得ないのだけど、「もしかしたら・・・」を思わせる奇跡のラブ・ファンタジー。俺が観た堤幸彦作品の中では最高傑作と思える。
安定の柳楽優弥と黒島結菜
最後まで飽きさせない映画
ガッテム ヴァンパイア!
獄中結婚って現実にする人いるの?
柳楽優弥演じるアラタが被害者の息子の要望で未発見の父親の頭を見つける為、黒島結菜演じる死刑囚の品川真珠に会いに行った。予告編から、死刑囚の女に惚れるには、かなりコミニュケーションが必要なんだろうなと思っていたら、初対面で突然プロポーズ!こりゃ嘘だよな。されてる本人だって絶対分かるわ。それから何度も会いに行って会話を積み重ねる。一回20分づつだけど、ちょっとづつ惚れてきたのかな?それとも嘘をついてるのかな?実際に真珠が犯人なのか共犯者なのか謎だったけど、伏線回収だらけ。最後はまさかの犯人確定。生きづらい人を助ける為に殺すって人助けといえるの?それ、間違ってると思うよ。
ずっと2人のやり取りが楽しかった。中川大志演じる弁護士の宮前も、楽しかった。それプラス佐藤二朗のキャラも良かった。
最後はハッピーエンドの様だったけど、ちょっと泣けた。裁判中の黒島ちゃんのメイクやファッションや表情、めっちゃ良かった。最初から最後まで、飽きる事なく楽しめました。
顔と声の演技合戦に見入り、その関係式の進展を見届ける
原作未読。獄中結婚と云う極端な設定から来る会話劇などを期待して視聴。
柳楽優弥と黒島結菜の顔と声の演技合戦、心の内の読み合い、徐々に深まる互いの理解と信頼関係の深まり、中川大志の献身的なサポートなど、適度な緊張感とテンポ良い物語の進展、エンタメの王道のつくりでなかなかに楽しめた。
物語上逃れられない猟奇的なシーンも控えめで(私はこのくらいが良い)、いくつもの謎とヒントとその解明や二人の心情の変化のスピードこそ、映画の尺的に無理があったものとは思うが、よくまとまっていた。
法的根拠の間隙からの外出シーンもまた、見せ場の一つで、つかの間だが良かった…という気持ちにさせられた。多少未消化の部分が残るも、エンディングも悪くなかった。
ちょいワルやらせたら安定の主役俳優と、役者のレベルが高いヒロイン俳優、演出もあるが特に後者には今後俄然注目をしていきたいと思わせるものを感じた。
アラタに真珠
普通かつ 寄せ集め つまり 普通
本作は法的監修的な 弁護士的な協力 小菅の拘置所もビジュアル協力 と言うことで
見せ方の問題の飛躍 拘置、釈放の飛躍 はあるけども 作りはしっかりしている フィクション的なのもまあイイではないか
しかし、日テレ 日テレの良さ 日テレの悪さが出たと個人的に思った。
誰もが惹きつけられるキャラ 柳楽優弥 黒島結菜 中川大志 市村正親 佐藤二朗
原作未読だが まあ面白いのでしょう
それで 掴みはOK🆗
だが 全体として ツギハギ感が否めない
つまり 間に合わせ感 寄せてる感じ
ビックリ ラブ❤️
特殊なメイクの太った感じ マウスピース 歯🦷は良かった。
有料🈶パンフ情報 後半は原作者リクエストで オリジナルだそう
小話ありの読みやすい 有料パンフ
しっかし 母親の事情とか 3人の ・害動機が ❓❓❓全く釈然としない 俺だった。
何よりも 事実上の男女主人公 2名 に同調できないジジイの俺が居た。
柳楽優弥さんは あんまり 短髪スーツサラリーマンのイメージが薄いので
その点は良かった。
正直 話の理屈的に❓❓疑問点で疲れました。テレビ局特有の安定感ではあります。
サイコ スリラー 的に見ればイイのかな❓ 考えすぎで その視点に到達せず。
意外。
気になって観てみた
獄中のプロポーズ‼️
歯並び悪いくらいじゃ消せない可愛らしさ!
予告でなんだか面白そうと思って鑑賞。
原作漫画があることも知らず鑑賞したけど、なんだか思ってたのと違ったというか、この作品を捉えるテンション感を掴みきれずといった感じだった…
ただ真実に迫るストーリー自体はしっかり自分も振り回され楽しめたと思う。
「気がつけば殺人犯の手のひらの上」
…みたいなのを期待していたんだけど、結果的にはそうじゃなかった…
そんな事期待してたからこそ、ある意味主人公アラタと同じような気持ちにもなれたような気もするけど…
でも如何にもな雰囲気の演出だったじゃない…
あんな「コイツやばいですよ〜」演出で偏見の目で見ないというか、そういう思考で見ないのは無理があるもんなぁ…
「殺人犯が可愛すぎる問題」
連続殺人犯を演じる黒島結菜さん。
黄ばんだガタガタの歯並びにはなっているけど、それを持ってしても余裕の可愛らしさよ…
これ劇中でも見た目可愛いって認識なのかな?と疑問だったけど、佐藤二郎さんの「かわいい」の台詞でやっぱ見た目はかわいいって事でいいんだ…と納得。
「シリアスなんだけど、なんだかコメディ感あると言うか…」
ストーリーや真実なんかは真面目でミステリー的な感じでとても面白く、真面目に見れる内容なんだけど、どうもそのテンション感を保てないというか…
原作でもそうなのかも知れないけど別に真珠の一人称ボクじゃなくても良かったと思うんだよね。幼さみたいなのは出るけど別に幼い子がボクっ子ってわけじゃないだろうし。
あとは友情出演の佐藤二郎さんがこの微妙にシリアスさを崩す戦犯な気も…
あの人もやばい感はあり良いキャラなんだけど、ちょっとコメディ感強すぎると言うか…
佐藤二郎だからそう見えてしまっているのか…
期待としては「死刑にいたる病(2022)」のようなものを期待していたのだけど、ちょっと…いやだいぶ違ってたかな…
ただ本作のかわいそうだから救うとかのそのかわいそうって感情とかに関しては、少し覚えておきたい部分もあったなぁって作品ではあった。
かわいそうだから手を差し伸べるとかでも差し伸べないよりは良いと思うけど…
匂いの記憶
どういうスタイルで採点するのかが難しい
今年320本目(合計1,412本目/今月(2024年9月度)6本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
法律系資格持ちなので、裁判の進行についてはちょっと気になる点がありました(後述)。
ストーリーとしては、死刑判決の控訴審であるところの高裁での審理中にある方(主人公)があらわれ、重要な事実を知っていくことになり、この裁判に大きな影響を与えていくことになります。しかし物語はそれだけでは終わらず、実は…といった内容です。一定量、日本の裁判制度や刑法ほかの知識を知っているかどうかであれれ?と思えるかどうかにも気が付きうる作品かなといったところです。
異様にネタバレ概念が強い作品でどこまで書くのがベストかな…と思ったりします。
ただ、「良い意味で」映画のストーリーに「飲み込まれる」ことにはなりましょう。その部分は良かったなというところです。
採点は以下のようにしています。
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(減点0.3/刑法103条、105条に対する解釈) ※ネタバレ回避のため条文番号でのみ記載
刑法105条によるものは、あくまでも「任意的」なものです(絶対的なものと任意的なものがあり、前者は必ず考慮されますが、後者はされない場合があります)。
よって、その後の展開(そもそも主人公はそのままでいいのか)にも若干かかわってくる部分があります。
※ このあたり、103条、105条は「牧会活動事件」という有名な判例があり(簡裁の判例だが、思想良心の自由・宗教活動の自由と絡めて論じられる、最高裁判例ではないが超有名判例の一つ)、そちらも見ておくとよいのかなという気がします。
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奥深いと思う
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