「黒島結菜の怪演が素晴らしい」夏目アラタの結婚 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
黒島結菜の怪演が素晴らしい
連続バラバラ殺人事件の犯人として逮捕、起訴され、一審で死刑判決が出た品川ピエロこと品川真珠の上告審から始まる。
児童相談所の夏目アラタは事件の被害者の子どもに頼まれ、まだ発見されていない被害者の頭部を探すため真珠に接触した。アラタは真珠から情報を引き出すため、彼女に結婚を申し込んだ。やがて真珠はアラタに対し、自分は誰も殺していないと衝撃の告白を行い、父親が殺したのだと言った。真実は如何に、という話。
終始ドキドキして、何が真実なのだろう、って楽しめた。
なぜ急に結婚に同意?とか、あんなデブからそこまで痩せれるの?とかもちゃんとわかったし、真珠の賢さが徐々にわかってくるストーリーも良かった。
観終わってみると、アラタに惹かれた幼少期のシーンも有り、誰でも良かった訳じゃないんだとわかる伏線回収もちゃんとしてあって、抜け目なかった。
夏目アラタ役の柳楽優弥は相変わらず素晴らしいし、死刑囚・品川真珠役の黒島結菜はボロボロの歯以外は可愛いし、秘めた演技は怪演と言っても良いのかも。彼女は特に素晴らしかった。
中川大志の良い人弁護士もそこそこ、丸山礼の面会時の怒りも良かった。
エンディング曲・オリビア・ロドリゴのヴァンパイヤも合ってた。
コメントする