「ノリノリのオライオンパックス(オプティマスプライム)、生真面目なD-16(メガトロン)、騒がしいB-127(バンブルビー)」トランスフォーマー ONE kazさんの映画レビュー(感想・評価)
ノリノリのオライオンパックス(オプティマスプライム)、生真面目なD-16(メガトロン)、騒がしいB-127(バンブルビー)
過去作品7作を全て観てから映画館で観ました。
軽いノリのオライオンパックス(オプティマス・プライム)と
真面目なD-16(メガトロン)の組み合わせが意外でした。
オプティマス・プライム、
見た目は冷静沈着だけど、実は暴走気味のオートボットの司令官。
メガトロン、
見た目は恐ろしいけど今一歩詰めが甘いディセプティコンの悪の親分。
若かりし頃、2体は親友同士でしたが、誰がこれを想像したでしょう??
そして、
オライオンパックス以上の騒々しさのB-127(バンブルビー)
エリータは今までの映画作品には出てこないキャラで初見でした。
姿形は原作のアニメに近づけている感じです。
オプティマス・プライムは4作目の「ロストエイジ」からマッチョなボディに
なってしまいましたが、やはりこの姿がいいですね。
落盤事故に巻き込まれたジャズ、名前だけ出てきた医師のラチェット。
スタースクリーム、サウンドウェーブ、ショックウェーブなどお馴染みのキャラが!
(誰がどのキャラなのか未だに分かりません……)
最初はトランスフォームができず、
何かのきっかけでできるようになるのかな?と思っていたら
「コグ」というものがないためにトランスフォームできないとのこと。
「コグ」って何??
採掘場で働く彼らロボットの胸に不自然な穴が開いていましたが
本来ならここに「コグ」というものがはめ込まれていたみたいです。
「アイアコン5000」でのレースでも
オライオンパックスとD-16の2体の名前が「MINERS」
(サイバトロン語ではなく英語表示?)
名前が表示されない労働者階級のロボットは
起動前にコグを抜かれ、トランスフォームができず
いろいろなところで不当な扱いをされているんだな、と感じました。
センチネル・プライムは最初から怪しさプンプン。
やっぱりな……という展開。
アルファトライオンは獣型トランスフォーマーで、これは意外でした。
考え方の違いから少しずつD-16とオライオンパックスの距離がどんどん広がるのが
観ていて分かりました。
そして、一度は助けようとしてオライオンパックスの手を掴んだのに
まさか手を離してしまうとは……。
ここでメガトロン誕生!
そしてオプティマス・プライムの誕生にもなりました。
声優陣が今までと違います。
オプティマス・プライムはクリス・ヘムズワース、エリータはスカーレット・ヨハンソン。
MCUのソーとブラックウイドウです(笑)
オプティマス・プライムは過去7作全てピーター・カレンでした。
なので今作のオライオンパックス(オプティマス・プライム)の声に違和感たっぷり。
だけど、マトリクスを受け取ってオプティマス・プライムになった後での
「I am Optimus Prime」のセリフは
かなりピーター・カレンに近づけた感じかな?と思いました。
この「I am Optimus Prime」は
ほぼ全ての作品の冒頭か最後に言っている……はずです。
B-127(バンブルビー)の外観が全然違うし、とってもおしゃべりで
今までのバンブルビーとは別キャラ?って思ってしまうほどでした。
発声機能は失われ、ほとんどの作品でラジオを通じて会話をしていたので
このギャップに「???」みたいな。
「最後の騎士王」でバンブルビーが
「わが友、オプティマス・プライム」と自らの声を発した事で
クインテッサに洗脳されていたオプティマス・プライムが自分を取り戻します。
この時のバンブルビーは落ち着いた話し方でした。
オートボットとディセプティコンの名前の由来も今回分かります。
「バンブルビー」では
「『ディセプティコン』という名に『欺瞞』が入っている」と言われていて
そうなんだ……と思っていたけれど、そういう意味があったのね、と。
設定に関してはいろいろアレレ?な所もあるけれど
面白かったです。