「プリンスを周りの方が思い出しながら語る映画」プリンス ビューティフル・ストレンジ ひなたんくさんの映画レビュー(感想・評価)
プリンスを周りの方が思い出しながら語る映画
たくさんの方々の「その人が関わった、
知った一面」をまとめたドキュメンタリー。
私はあまり彼のことを知らなかったから、
面白く観れた部分もあったけれど、映画館で
観た方がいいかと言われると、積極的に他者へ
お勧めするほどではない。
ただ、アイコンとしての彼の一面以外の部分を
知れたこと。
アメリカの人種差別がこんなにも最近まで、
わりと具体的に描かれていたところは
音楽の背景として知ることができて
よかったように思う。
ルーツを否定することなく、
逆に利用することもなく、
ただただ音楽を愛し、神に愛され、
人に愛されつつもその愛を積極的に
受け入れるようでいて明確な線引きもあった彼の
一面が見えたことは、
彼が生きた時代の象徴であり、
けれど一人の人間でもあり、
存在が愛であったということは
受け取れたように思った。
彼の音楽を聴いて、浸ってみようと思う。
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