「トルネード・ラングラー」ツイスターズ Mr.C.B.2さんの映画レビュー(感想・評価)
トルネード・ラングラー
2024年8月22日(木)
このレビューを書き出す時点で映画.comのレビューが364件、評価3.9なのに映画は当たっていないようだ。公開から3週間が過ぎて、もう1日1、2回小さなスクリーンでの上映になっている。近場で一番大きなスクリーン(キャパ301)で上映されている新宿ピカデリーで「ツイスターズ」を。(新宿ピカデリーには4Dはありません。相変わらず和製アニメで多くの上映回数が占められているのが残念。)
ヤン・デ・ポン監督の「ツイスター」は28年前の公開時に観たが、竜巻から逃げるヘレン・ハントの顔くらいで内容は殆ど記憶にない。
本作は、ディザスタームービーだが、トルネードを見せるだけでなく、ドラマ部分も良く出来ている。
ケイト(ディジー・エドガー・ジョーンズ)は、竜巻に立ち向かう強い面と、友人3人を亡くした竜巻のトラウマで弱気になる面を併せ持っている。
最初はケイトをシティガールと馬鹿にしていたタイラー(グレン・パウエル)も竜巻を追ううちに彼女の的確な判断を認める。
当初、テンガロンハット被ってYOUTUBEで中継し、自分のキャラクターTシャツを売っているチャラい男に見えたが、実はその売上で被災者に援助しているタイラーにケイトの見方が変わったり、ケイトをオクラホマに呼んだハビのスポンサーが怪しい不動産業者だったり。
タイラーと一緒にロデオを見に行った時、接近して来た竜巻に会場にいた人のアプリが一斉に鳴ったのにはビックリ。日本なら緊急地震速報か。
襲来した竜巻に水のないプールに逃げるが、これは理にかなっているらしい。あそこで立ってはいけない、タイラーの注意を聞かずに立ち上がった男は飛ばされる。
グレン・パウエルは、竜巻対策で車体にドリル付きで地面にドリルで固定する車に乗っているが、あれでは柔らかい地表では役に立たないのではないか?
でも、竜巻に飛ばされないようにアンカーで止めるタイプの車は実際にあるらしい。
ハビのグループが乗っている車の名前が、「案山子」「ライオン」「ブリキ男」と「オズの魔法使」関連のネーミングになっていた。ケイトは赤い靴履いてなかったけど。
映画の中でここまでこっぴどく映画館を破壊する映画もなかったのではないか。
竜巻の襲来で皆が逃げ込んだ映画館のスクリーンは後ろの壁とともに吹き飛ばされる。上映しているのはモンスター映画だが、モンスタートルネードの前に人はなすすべなし。
最初に映画館に入ったときに地下室を探すのは何故かと思ったら、オクラホマは竜巻対策で多くの建物に避難のための地下室があるそうだ。
迫りくるトルネードの威力は迫力満点だった。きっと4Dだったらガタガタになってただろう。(でも4Dで観てみたかった)
ラストの空港での二人は、お決まりのパターンだが続編に含みを持たせたかな。
ディジー・エドガー・ジョーンズは、きっと将来アン・ハサウェイのような女優になるんだろうな、と思う。
Mr.C.B.2さん
共感及びコメントありがとうございます。
はい!ここの皆さんに触発されて映画館へ行くようにしています!
今日もこの後リバイバルを1本観てくる予定です。
フォールガイも観てきたのですがコチラは個人的にはちょっとノれなかったですね…。
ただ9月に公開される作品もいくつか当たりを付けてきましたので楽しみにしております。それではまた。