「自然災害に対して戦う人間の成長が秀逸!」ツイスターズ 三輪さんの映画レビュー(感想・評価)
自然災害に対して戦う人間の成長が秀逸!
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この映画を見ていると、本当に竜巻を人間が制御できそうな気がしてきますが、残念ながら現実的にはまだまだ不可能な領域なのでしょう?地球の上で生きる私たちは、何故こんな自然の猛威に苦しまなければならないのかと考えますが、この不幸に見える出来事も、結局人間が学び成長していくためのエネルギー?のような気がしてなりません。現時点では竜巻が襲ってきたら、その竜巻はどう動くのか、どんな被害が予測されるのか、どうやって人間がその猛威を防げるのかを考察していくしかないのかもしれません。それだからこそ、科学の発展や人道的な活動の必要性が促進されていくと思われます。竜巻は特にアメリカにおいては甚大な被害をもたらす悪魔です。それであるが故にこの映画が持つテーマは深い関心の的になるのでしょう。人命を第一に考えて行動するヒロイン(ケイト)たちの姿に胸が熱くなります。これがこの映画の一番の星なのだと思います。そしてその災害に対して、ヒロインの生き様が見事に絡み合っているからこそ、単なるパニック映画の域を超えているような気がします。ヒロインは研究費を稼ぐために危険な実験をして、3人の盟友を失うというトラウマに苛まれます。しかし相棒(タイラー)の「一生後悔の人生を送るつもりなのか?」の一言によって、彼女の新しい人生が開花していくところは、まさに目覚めでした。だからこそこの二人の行く末が気になってなりません(笑)。
追記 これほど没入感のあるエンタメは久しぶりです。ぜひ見てほしい(IMAXで)。
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