劇場公開日 2024年8月30日

  • 予告編を見る

ボストン1947のレビュー・感想・評価

全53件中、41~53件目を表示

3.5とても勉強になりました

2024年8月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

韓国映画を観始めたのはここ数年なのですが、見応えのあるものばかりで、最近はすっかりハマってます。ということで、本作も鑑賞予定に入れ、公開初日に行ってきました。

ストーリーは、1936年のベルリンオリンピックのマラソン競技に日本選手として参加し、金メダルと銅メダルに輝いたソン・ギジョンとナム・スンニョンが、祖国のヒーローとなったものの、その記録は終戦後も日本のものであったことから、祖国の名誉を取り戻すべく、“第2のソン・ギジョン”としてソ・ユンボクを育て上げ、ボストンマラソンに挑戦する姿を描くというもの。

韓国のマラソン史にこんな事実があったとは全く知らず、とても勉強になりました。そして、その名誉回復のためにボストンマラソンにかける選手たちの思いが、とにかく熱いです。そんな熱い思いに突き動かされるように、韓国の人々が一致団結して選手を送り出そうとする姿が沁みます。また、渡米後も韓国がアメリカ統治下であることを理由に、星条旗をつけて走ることを強いられるのですが、そのルールに対して韓国人としての尊厳を強く訴えるギジョンの姿にも心を揺さぶられます。

肝心のレースも、マラソンという地味な競技ながらも、臨場感あふれる実況とカメラワークで、その迫力をしっかり感じさせているのも好印象です。また、レース中にアクシデントに見舞われながらも、最後まであきらめることなく走り続けるユンボクの姿に、熱いものが込み上げてきます。そんな幾多の困難を乗り越えて栄光をつかむ姿に、韓国国民ならずとも高揚するのを覚えます。

ただ、一方で日本人としては、やや複雑な思いも残ります。日帝だなんだと日本を敵視する描写の数々は、日本人として申し訳なく思いますが、やはり気持ちのいいものではありません。スポーツに政治を持ち込まないように、必要以上に日本を貶めるような描写は避け、アスリートとしての意地とプライドと純粋な思いだけで描いたなら、もっと爽やかな物語になったように思います。とはいえ、反日感情を煽ったほうが韓国ではウケがいいのなら、こういう仕上がりになるのも自然なことだと感じます。

あと、これは自分が悪いのですが、本日5本目の鑑賞で集中力が落ちていたせいか、思ったほど泣けませんでした。配信が始まったら、しっかり覚醒している時に改めて鑑賞したいと思います。

主演はハ・ジョンウで、韓国人のアイデンティティを取り戻そうとする熱い演技が光ります。脇を固めるのは、イム・シワン、ペ・ソンウ、キム・サンホら。中でもイム・シワンの走る姿は、本物のアスリートのようですばらしかったです。

コメントする (0件)
共感した! 27件)
おじゃる

4.5お勧め出来る内容でした

2024年8月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

実話という事だが戦前の昔の事だし、聞いた事もない知らない話だが評価も高いようなので鑑賞してみる事に。
結果はとても感動的で久しぶりに目に熱い物が2度も込み上げてくる内容でした。
ボストンへ行くまでの苦難での一度目、そしてボストンマラソン大会での感動的なラストで2度目!

コメントする (0件)
共感した! 11件)
デコ山

3.5韓国国内でさえ批判される作品は確かに見ても厳しい…。

2024年8月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今年312本目(合計1,404本目/今月(2024年8月度)37本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。

 実はこの映画は韓国国内ではものすごく否定的に取り上げられていて、政治的思想等とは別に近現代韓国史については相当な資料が残っているものの、それに真っ向から矛盾する内容であることで、いわゆる「告発サイト」(この映画がいかにダメか、みたいなものを証拠を出して指摘するサイト)も国内だけにとどまらず英語でも書かれているし、何ならそれを個々出して指摘する動画(youtube)もあり、確かにそれらを突き合わてみるとかなりの問題点があるんじゃないか…と思います。もちろん、日本から見て、「日帝」の表現がどうだの「東海」の表現がどうだのといったことではなく(それは韓国の映画としてそういった表現は十分理解できる)、そもそも論として「なんでここまでこうしたの?」というような解釈が多く、しかも根本から否定するような部分の改変になっているのが厳しいところです。

 それらを否定するともはや作品から色々消されて「無」しか残らないために「無」をみていることになってしまうところ、確かに近現代の韓国史については、例えば朝鮮戦争や「北の存在」、あるいは1990年頃まで民主化がされなかったことによる色々な政治思想にかかわる事件の扱い(「南山の部長たち」など。一つの説と断ってはいるが、ご遺族の配慮か何もかも登場人物が架空)や、あるいは済州島事件、麗水順天事件他確かに「配慮が必要だろう」という映画は近現代韓国史にはあります。もちろん日本でも、つい最近の最高裁判例が示した強制不妊手術の歴史やあるいはハンセン病への施策など一般的に「眼をつぶりたくなる」ことがないわけではないので、そこはまぁ「お互いそう」とは言えますが、この映画は「どうでもいい部分で改変していて無茶苦茶」という部分になります。

 個々気になる点は以下の通りです。
なお、評価にあたっては、上記の「告発サイト」ほか、KBS(韓国の国営放送。NHKにおよそ相当)の映画解説、海外の評価サイトなども加味した上でネット上で読める範囲で論文等で整合性を確かめたもの、大阪市立中央図書館等で確認が取れたものになります。

 --------------------------------------------------------------------------------------------
 (減点0.5/太極旗をつけてマラソンを走ることについての論争は実際にあったか)

 まずこの問題です。確かに当時のアメリカ軍は韓国を事実上支配していたため、「純粋な意味で」韓国を象徴する太極旗「だけ」を着用することにはひと悶着ありました。ただ、政治思想とスポーツ参加は別というのが当時のアメリカの考えで、アメリカ国旗と太極旗を組み合わせたデザインで最初から用意していたほか(このことは当時の写真が複数存在し、「告発サイト」でも確認が取れる)、アメリカもこれを許容していたのです(アメリカは日本のとった方法に対して、アメリカが支配していた中でも「日本とは違って民族の象徴となるものを着用することは禁止しない」という立場であったし、またその後の朝鮮戦争に備えてあえて着用を許すことでソ連・中国(当時)をけん制する狙いがあった)。

 (減点0.5/保証金は誰が出したのか)

 映画内ではアメリカ政府の協力が得られず、やむを得ず国内から募金が集まりという展開になっています。確かに国内(韓国の成立は1948年ですが、便宜的に使用。以下同じ)での協力はありましたが、アメリカの統制下にあった当時でも「国内の募金他では無理だろう」ということは軍幹部は知っており、また、「韓国が(条件つきとはいえ)参加するなら保証金くらい安いもの」ということで統治下にあった当時も韓国に友好的だったアメリカ軍の人たちが大半を支給しており、それを利用した形になっています(こちらは公文書が現在でも残っていることが告発サイトから示されている)。

 (減点0.3/ギリシャ国旗について)

 マラソンの参加国は多数にわたりますが、映画内で重要なファクターとなるギリシャ籍の当時の国旗の扱いも変だったという検証があります。具体的には当時、ギリシャ国旗は民間が使えるものと軍隊等が専ら使用できるものと2つ分かれていた(1980年代ごろまで。現在は統一されている)ところ、映画内で登場する国旗が後者(軍隊のもの)であることがこれもまた有志による「告発サイト」で示されていて、この点調べると確かにそうであることがわかります。

 (減点0.2/「順天(スンチョン)でマラソン大会を開き…」)

 エンディングロール直前のいわゆる「後日談」にあたる部分ですね。
この部分は事実なのですが(順天で毎年、功績者をたたえるマラソンはコロナ下等を除けば開催されています)、日本国内で見る場合、ソウルしか実質出ない状態で「のちに順天で…」といってもわかる方は少ないのではといったところです。

 ※ この点は、翌年(1948年)に麗水順天事件で順天はその抗争の真っ只中にあり、実際にマラソン大会が開けるような状態だったのかという疑問点はある程度韓国史を知っていればわく疑問ですが、実際に毎年開催されている(コロナ事情のみ中止されている)ようです。
 --------------------------------------------------------------------------------------------

 以上のようなことまで考えると、とても「史実通り」とはいえず(実際、韓国国内でさえ「やりすぎ」という反対運動(上映撤回の反対運動)が起きているのは事実で、この点は「史実に基づきますが細部はフィクションです」だけでは済まないので(アメリカを巻き込むなど、国際協調という観点で疑問が残る)、ちょっとどうだったか…といったところです。

コメントする (0件)
共感した! 9件)
yukispica

3.5後味爽快で最高に清々しい気分になる、熱量たっぷりの快作!!

2024年8月31日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

これが実話というのに驚くのと、また1つ昔の日本政府の愚行を知り呆れました

主役の若きランナー ソ・ヨンボクを演じるイム・シワンさんが本物のマラソンランナーの様で素晴らしかった、相当に脂肪を落としたらしく無駄のないアスリート体型を作り上げていることと、何より走り方が凄い、上半身が全くブレず疾走する姿がメチャクチャかっこよかった

伝説の金メダル選手ソン・ギジョンを演じるハ・ジョンウさんがイイ男ですごくカッコよかった、自身マラソン選手として屈辱を経験し、その屈辱を晴らすためにソ選手を導く熱き指導者を存在感いっぱいに演じ、とても印象的でした

1940年代の韓国やボストンの素晴らしい映像美をバックに展開する熱いストーリー、そしてローポジションで捉えたマラソンランナー達と並走する迫力の映像と特にラスト15分ぐらいのボストンマラソンのシーンは圧巻!音楽もすごく良くてエキサイティングな演出が素晴らしかったです

コメントする (0件)
共感した! 11件)
Jett

3.5祖国

2024年8月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

への思いは誰でもどんな時でもありますよね。それが国を代表する事なら尚更です。ボストンマラソンにこんな出来事があった事は知りませんでした。こう言ったヒーローが誕生する時って感動的ですよね。

コメントする (0件)
共感した! 11件)
ごっとん

4.0人々の力が結集した大きな奇跡の物語

2024年8月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

敗戦国となった日本の植民地から解放された朝鮮半島ですが、今度は米ソの手によって南北に分断されます。その分断前の1947年のボストンマラソンに挑んだ人たちのお話。これも実話を元にしているということで、歴史というのは本当に様々な事を教えてくれますね。当時韓国が国として認められていなかったなど驚きましたが、実に感動的な素敵な映画でした。
日本の支配の元に日本名で出場したベルリンオリンピック。優勝した表彰式で胸の日の丸を隠したのは祖国への思いから。もう二度とあんな思いはしたくない。
日本代表として走ったソン・ギジョンとナム・スンニョンが今度は祖国のために置いてきた物を取り戻しに立ち上がります。
若きランナーソ・ユンボクと共に目指すはボストンの地。マラソンを走るのに必要なのは怒りではなく謙虚だと言う言葉が響きました。
様々な困難や苦悩が次々襲い掛かりますが、彼らを支えたのは仲間たちだけでなく、ボストンへ行かせようとお金を出し合ってくれた人など多くの民衆の力でした。
その思いはただ一つ。祖国の誇りを取り戻したい。その思いがこの偉大なる奇跡を起こしたのでしょう。いや、現地ボストンでの人々の後押しも忘れてはいけないですね。
日章旗でも星条旗でもなく太極旗を胸にしたレースシーン胸が熱くなります。
覚悟を持って挑む人の思いがもたらす力は無限の可能性を秘めているのだと教えてもらいました。
いい映画を見ました

コメントする (0件)
共感した! 16件)
たつのこ

3.5熱くなる。

2024年8月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

燃えたぎるスポコンものではないが、こういう歴史もあったんだ、と知らされつつ実話ベースと言うんだから熱くなること必至。
三丁目の夕日な韓国やボストンの映像にも引き込まれる。
面白かった。

コメントする (0件)
共感した! 12件)
peanuts

4.5個人の歴史と国の歴史との交錯

2024年8月27日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

太平洋戦争後、米軍の統治下にあった韓国のランナー達がロンドン五輪出場を目指し、ボストンマラソンから国際レースデビューに挑む物語。劇中に登場するランナー達は実在の人物で、本作は彼らの歩みを基にしている。

韓国のナショナルチームが国際大会に出場した実績がない・出場予定のランナーの記録は公式記録ではなくほぼ見込みのもの・そもそも韓国は他国の統治下にあり独立国家として認知されていない…という復興期ならではの事情が費用以上にチームの頭を悩ませる様は、現代日本の国内で暮らしているとあまり考えることのない、パスポートやビザの役割、国という単位に属する意味を意識させられた。

国内スポーツの灯を絶やさぬよう後進を育てたいスンニョンと、賞金目当てで始めたマラソンの魅力に目覚めるユンボク。ボストンマラソンへ出場することを最優先に考えていた二人が、ギジョンの「国内外の同胞たちに祖国の存在を伝えるために『韓国チーム』として出場したい」という執念を汲んで、チームとしての結束を新たにする流れが熱かった。

本来は彼らの同胞と言えば半島の北側も含まれるのだろうが、韓国の映画であるため、その点については「分断されている」ということしか触れられていない。史実ではギジョン氏の出生地は北側で、劇中でも兄弟が北にいるとされている。
映画『ぼくの家族と祖国の戦争』同様、占領から解放された国の戦後の混乱の一端を知ることができる作品だった。スンニョンやユンボク以外の出場者、そして出場を果たせなかったランナーにも、終戦からこの大会までに様々なドラマがあったのだろう。

劇中の、ランナーを補助する機能を追求し始める前のシンプルなシューズとウェアを見ると、本作の舞台となった時代では、まさに人間の生身の能力を競い合っていたことがわかる。
また、劇中のランナー達はもともとスポーツ教育を受けてきたわけではなく、子供時代の労働が走力や持久力、頑丈さの開花に繋がったと評されてもいる。市民が彼らを応援し活躍に涙するのは、世界の頂点を獲ったアスリートへの賛辞というだけでなく、彼らが体一つで成功した庶民のヒーローだったからでもあるのだろう。

本来のシンプルさのもとでスポーツや競技を楽しむことが恋しくなる作品だった。

コメントする (0件)
共感した! 13件)
うぐいす

5.0パリ五輪の年にオリンピックを考える

2024年8月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

走るシーンのダイナミックな構図に、思わず力が入りました。
結末を知っているのにドキドキハラハラ。
最後まで諦めずに走る姿に感動しました。
さすがはカン・ジェギュ監督!
しっかりエンタメ、しっかり感動。
ユンボク選手の脚力を裏付けるエピソードには、人生で無駄な経験は一つもないと思えます。

…そう言えば、私が初めて見た韓国映画は『シュリ』でした。
当時はハリウッドばりのスケールの大きさに驚いたものでしたが
今ではオスカーを受賞するほどですもんね。

そして、エンタメ要素にはユーモアも不可欠!
ちょっと怪しい現地の保証人が良い味出しててお気に入りです。
ナムコーチ夫妻も良き。

この映画を知った時に、小学校の道徳の授業を思い出しました。
あれは、ベルリンオリンピックのソン・ギジョンさんのことだったのか…。
日本人じゃない人が日本人として走らされたことは理解していましたが、それが意味する植民地だったり、民族の尊厳だったりがピンときていなくて。
今更ながら事の重大さがわかりました。
=自分の国の国旗をつけて参加する=
ただ韓国人として出場する為に、その後にもこんなに大変な思いをしていたことを知って驚きました。

そもそも、国境があるから争いが生まれると思うのですが。
決して民族を否定するわけではなく、それぞれの文化を尊重しあえれば共存できるはず。宇宙から見た地球には国境線は無いんだから。
ボストンに着いてからのエピソードにも感動しました。

あと、当時の韓国の国歌も驚きでした。
あれ?既に日本から解放されたのに??と一瞬混乱しましたが、元はスコットランド民謡です。
それでもやっぱり複雑には違いない。

コメントする (0件)
共感した! 16件)
shiron

4.0とにかくイム・シワンさんの走りがすごかったです。

2024年8月3日
Androidアプリから投稿

とにかくイム・シワンさんの走りがすごかったです。

ドラマ『ミセン‐未生-』を見て以来ずっとイム・シワンさんのファンで演技の上手い俳優さんだなあと思っていました。しかし本作は演技力だけでなく、体当たりの疾走・根性に新たなイム・シワンさんを見た思いです。

イム・シワンさんとペ・ソンウさん本当に素晴らしかったです。二人とも吹き替えを使わず自ら走っておられました。映画に使われたシーンだけでもものすごい距離を走ってましたが、使われなかったシーンも含めてどれだけ走ったのだろうと思いました。

元々走っていた俳優を起用したのかそれとも撮影前に訓練をしたんだろうかと考えながら映画を見ていました。

そして上映後のトークショーで監督さんが1年間体脂肪6%にコントロールしながら演じきったイム・シワンさんを褒めておられましたが本当に長い期間頑張って撮影に挑んだんだなあと改めて感動しました。

コメントする (0件)
共感した! 14件)
snowwhite

5.0凄く気持ちいい実話

2024年8月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

興奮

幸せ

当時の韓国の苦しみ、厳しさもよく伝わりました。その中に懸命に頑張った人がいて、最高のパフォーマンスをした人がいる。凄く良い話しでした。最後は皆んな感動してました。観終わった時に非常に気分良い映画です。人の優しさや温かさに、ちょっと自分も人に優しくなれそうです(笑) 素敵な伝記でした。

最後、監督と実話の主人公のお孫さんがトークイベントしてくれました。お孫さんは女性で、とても日本語がペラペラで多分日本育ちなのでしょう。とても温かいお話しをしてくれました。有難う御座いました。

コメントする (0件)
共感した! 32件)
ノブ様

4.0

2024年8月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

オリンピックの年にピッタリの作品。とても感動的でした。ラストのハラハラするレースの盛り上げ方&撮り方が素晴らしすぎる。涙が出そうです!実話であり、この「功績」により、戦後「韓国」が世界的に認知される様になったとか。スポーツの力って凄い!

コメントする (0件)
共感した! 12件)
tomoboop

3.0金は大事、でももっと大事なもの

2024年5月4日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

単純

マラソンの“日本代表”として1936年のベルリン五輪メダリストとなった2人の元韓国人ランナーが、若きランナーを連れ47年のボストン五輪に“韓国代表”として出場した実話を映画化。スポーツも背景も異なるが、2月公開の『ネクスト・ゴール・ウィンズ』同様、ワンスアゲインスポーツものといえる。
マラソンが題材の映画は、いかんせんマラソン自体地味なスポーツゆえに、いかに人物背景をドラマチックに魅せるかがカギ。その点本作は、祖国を代表しているはずなのに、その祖国から満足な資金協力が望めないばかりか、“難民国”としてアメリカ代表扱いされるという韓国チームの辛さを描いており、そうした事情を全く知らなかった者としては興味深く観れた。お話そのものは類型的ではあるけど、金は確かに大事だが何よりもアイデンティティを失うなというナショナリズムなメッセージは、いかにも韓国らしい。
にしても韓国映画を観る度に思うが、あちらの俳優さんは実に味のあるイイ顔をしている。あと出番少なめだったけど、若きランナーに横恋慕する女性役の女優さんも可愛かった。

コメントする (0件)
共感した! 11件)
regency