劇場公開日 2024年8月30日

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ボストン1947のレビュー・感想・評価

全75件中、1~20件目を表示

3.5私が国際大会が好きな理由が全て詰まっていた

2024年9月4日
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鑑賞方法:映画館

私は国際大会が大好きだ。
今回のパリオリンピックも連日夜更かしをして、45個中43個のメダル獲得の瞬間をリアルタイムで見ていたほどだ。
けれどそんな私も、ボストンマラソンでこんな感動的な実話があったことをこの映画を見るまで知らなかった。

ただ祖国の国旗を胸に、祖国の代表として、祖国の人々に勇気を与えるために走りたいという想いが、戦争や政治や規則に阻まる苦しさ。もどかしさ。
けれど最後まで決して諦めない姿はとても感動的で、見ていて胸が熱くなったし涙が溢れた。

パリオリンピックでも、ロシアは国として参加することはできず、また難民選手団と括られて出場した選手たちもいる。
彼らの思いはどうだったんだろうと、想いを馳せてしまった。
出られただけでも嬉しいと思っていたのか、国の代表として出場したかったという想いはあったのか…。

私が国際大会が好きな理由は、国の代表として世界と戦う選手たちに、勇気や感動をもらえるからだ。
自分と同じ日本人が、死に物狂いで努力し、世界のトップを掴む姿に何度もパワーをもらった。
国際試合はそういう力があると私は思っている。

映画の演出として、多少ドラマチックにしているんだろうなというところはあったし
舞台やセットや構成は、なんだから朝ドラやスペシャルドラマを彷彿とさせるもので、そこは少し残念だったけれど、ソユンボク役の役者さんの清潔感のある綺麗な顔立ちと綺麗なランニングフォームには見惚れてしまった。

歴史とスポーツの国際試合が好きな方にはオススメな映画。

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AZU

3.5激動の時代を生きたランナーたちの知られざる物語

2024年8月30日
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鑑賞方法:試写会

これは激動の時代を生きたマラソンランナーにまつわる知られざる歴史ドラマだ。1936年のベルリンから47年のボストンにかけて、3人の先輩後輩、師弟関係のランナーたちが共に力を合わせ、困難を乗り越えゴールを目指す。そもそもオリンピックには個人が国家を背負って挑むという側面があるが、その点、彼らは「どの国に帰属して参加するか」という大前提の部分で苦渋の決断や葛藤にさらされてきた人たちでもある。いざ念願の地、ボストン入りを果たしてからも試練は続き、同様の壁が立ちはだかる。それでも3人が一丸となって逆境を乗り越え、慣れないアメリカ文化に悩まされながら人々の支援や励ましを集めていく逸話の数々に引き込まれずにいられなかった。各々のキャラのタイプが絶妙に異なっているのも成功を呼び寄せる大きなポイント。短所を補い長所を活かし合う彼らが、肩を組みつつ、魂のバトンをつなぎ合っているようにさえ見える姿が感動的だ。

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牛津厚信

3.5歴史に翻弄され

2025年4月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

楽しい

 1936年ベルリンオリンピックの男子マラソンで、金と銅を獲得したソンとナム。しかし、それは日本のものとされていた。戦後、二人は若いソを育成し、1947年のボストンマラソンに挑む。しかし、韓国はアメリカ軍政下だったため。
 感動できました。そんな歴史があったとは、勉強になります。しかし、その後朝鮮戦争で分断されたのは悲しい。
 朝鮮半島の人へ。日本では、オリンピックマラソン初金メダルは、高橋尚子としか思っていませんよ。

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sironabe

3.5マラソン草創期の韓国の強さ

2025年4月9日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

笑える

楽しい

正直日本人は観るのが
つらく感じるところも
ありましたが、
マラソン好きな私は
楽しめました。
戦前から戦後、朝鮮人が
マラソン界を席巻してた
時代があったのには驚きました。
貧しかったあの時代に
渡航費を確保する場面に
感激しました。
WOWOW録画にて。

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のぶきち

4.5知らなかったなあ。

2025年4月6日
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話は1936年のベルリンオリンピックから始まり。
日本の支配下ゆえ、日本人として表彰された男。
今度は「韓国人として」優勝、できるのか?。

戦後から朝鮮戦争(1950)までの、朝鮮半島の微妙な位置付け。
国際的に独立を認められてないと、出場すらできない。
前途多難すぎるハードルを、いかに超えていくのか。
いやー、ドキドキ。

最初はコミカルなところもあったけど、そこは韓国映画。
そうくるか〜(実話だけど)、と力が入り、ほろり。

ラストに韓国チームが、その後どうしたのか。
また泣けた。

⭐️今日のマーカーワード
「ゴールで会おう」

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ゆき@おうちの中の人

4.0韓国映画を初めて見た

2025年3月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

民族の英雄たちのお話。日本人にはキツイ場面も少々。韓国映画は今まで若干色眼鏡で見ていたが、食わず嫌いで素直に面白かった。とくにボストンマラソンの場面はよかった。アメリカ人の地理オンチぶりがかなり皮肉られている。(今でも基本的にはあまり変わらず→偏見)しかし、日本と大きく異なり、3年後にはまたも大きな戦争に見舞われ、あのマラソンクラブの若者達の中にも戦死した者がいるかも知れない。そう考えると朝鮮半島の人々の運命は過酷だと思う。

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ひろ702

3.5韓国人の日本人に対する思い

2025年3月2日
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日本の統治下の1936年のベルリンオリンピックで日本選手として出場して金メダルを取ったのは朝鮮人だった。その11年後、難民国として米国に統治下の朝鮮がボストンマラソンに出場して1位を取ったというノンフィクション。

ベルリンで金を取った役に「チェイサー」のハ・ジョンウ、ボストンマラソンの選手役がドラマ「ミセン」のイム・シワンが。その相手役にドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」や「ストーブリーグ」のパク・ウンビンと私の好きな役者ばかり。

映画は普通に盛り上がり、普通に面白い。ベルリンオリンピックのシーンや戦後の韓国の街並み、ボストンのマラソンシーンなど、かなりCGを使っているのか、再現性が素晴らしい。とても映画らしい映画(変な言い方)でそれだけで楽しんだ。
で、当然ながらマラソンシーンがメインで、とても丁寧に撮影されていて盛り上がった。
ただあまり屈託がないというか、ただ盛り上がって終わる。なんか韓国版「三丁目の夕日」みたい。

この映画を見ていると、韓国人の日本人に対する思いや、祖国を思う強さを何となく理解できる。
どうしても日韓併合時代を日本寄りに解釈してしまっていたが、その屈辱感はいかばかりかと思った。

映画作りはもう日本は負けている気がする。
監督は、「シュリ」のカン・ジェギュ。

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mac-in

4.5祖国の国旗をつけて走る喜び

2025年2月5日
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鑑賞方法:映画館

ソウルオリンピックの開会式、聖火ランナーとして孫基禎が大きく手を振り登場し、韓国国民が万雷の拍手をしているシーンをよく覚えている。1988年のことだからその時76歳。ベルリンオリンピックから52年、この映画の舞台ボストンマラソンから41年経っていた。
ベルリンオリンピックでは日本国の金メダルと記録されているが、朝鮮人だからだろうが日本ではその事実はそれまでほとんどテレビ等で知らしめることはなく、このソウルオリンピックの時に初めて知った。
映画では表彰式で日章旗を隠したことの制裁で選手生命を絶たれたエピソードがあった。今からでも遅くないからソン・ギジョンの金メダルもナム・スンニョンの銅メダルも日本は韓国の記録に変えてあげてもいいんじゃないかと思う(不寛容な我が国やJOCにそんな芸当は出来ないだろうが)。
日本統治終了後の1947年において朝鮮はアメリカ占領下で難民国。映画の通り、途轍もない苦労をしたであろうソン・ギジョンはボストンで見事ソ・ユンボクを優勝に導き、更に1950年には1位から3位独占の偉業を成し遂げた。本命はオリンピックでのマラソンの金メダルだろうが、それは朝鮮戦争などの混乱で時期が遅れ、1992年バルセロナオリンピックでのファン・ヨンジュの金メダルでようやく念願が叶う。
不屈の努力でスポーツの世界で栄光を掴む物語は数多くあるが、国家の運命に翻弄されながら成し得たソン・ギジョンの歴史は別格の重みがある。
素直にいい涙を流すことができた良作でした。
ありがとうございます。

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アベちゃん

3.5「ボストン1947」日本の植民地統治下のベルリン五輪で金メダルを獲...

2024年12月1日
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鑑賞方法:VOD

「ボストン1947」日本の植民地統治下のベルリン五輪で金メダルを獲りながらも日本人として記録されざるを得なかったソン・ギョジンと彼を監督としてボストンマラソン制覇を目指すランナーを描く。どうしても愛国的な方向になるけど、やはり人の尊厳の話だよね。スリリングなスポーツ物としても良作。

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ピンボール

5.0祖国の国旗

2024年11月14日
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鑑賞方法:映画館

また、戦争の愚かさを浮き彫りにしてくれた。初めて知った実話だけに、祖国の大切さが、身に染みた。それにしても、脚本、ストーリー展開は、さすがの運び。今の日本人には、辛いかな。でも、何で、蛍の光?主役、大鶴義丹に激似!

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DnaH

4.0マラソン✖️民族独立の物語なんて感動するしかない

2024年10月29日
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鑑賞方法:映画館

スポーツはそんなに好きな方ではないんですが、マラソンは何故か泣くほど感動します。
あの苦しそうな顔や、勝っていてもどこで引っくり返るかわからない長いレース、見てるだけで無条件で応援したくなります。

そんなマラソンを題材に、属国扱いの朝鮮が国旗を掲げて、見事オリンピックで金メダルを取る。嘘みたいな実話で、本当に感動しました。

たぶん本当の事なんでしょうが、「君が代」の歌詞だけを変えて、日本の国家を無理矢理歌わせていた場面は恥ずかしく辛かったです。
ただ統治するのがグローバルスタンダードだった時代の慣習を、現在の人間が見て反省するのはいいとしても、非難するのはお門違いだとは思っています。

感動した理由の一つに、現代的な科学トレーニングや機能的な道具がない時代の、根性論的なアドバイスや、修行みたいな練習が良かったですね。
効率的じゃないけど、気持ちが熱い。そんな時代のオリンピックもいいですね。

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ジュンヤ

0.5今まで見た中で1番つまらない

2024年9月21日
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マヨケチャ

3.5また知らなかった韓国の歴史に触れました。

2024年9月21日
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「ソウルの春」に続き、こちらも実話なんですね。

日本人としてはちょっと悲しい気持ちにもなりますが、そんな事は置いといて感動のストーリーでした。

実話だから(結果を知らないから)最後はどうなるのか分からないってのも良いですね。

しかし、韓国からボストンまでの移動の大変な事…今は本当に便利ですね。

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MACKY

3.0実話を元にしたサクセスストーリーで、良い話ではあるのですが感動出来...

2024年9月17日
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実話を元にしたサクセスストーリーで、良い話ではあるのですが感動出来ず。
自分でも気付かず持っているアイデンティティが邪魔をしているのか。。

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やまぼうし

4.0実話ベースの王道スポ根

2024年9月16日
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興奮

韓国(朝鮮)のマラソン選手たちが終戦後、日本の占領から独立して自分たちの国の代表としてマラソンの国際大会に出られると思っていたら…という話。

実話ベースだけど、しっかり話の山谷があって面白い。
自分たちの国に誇りをもってマラソンに参加したいというのはよくわかるし、感動的だが、政治的な主張が一方的で強すぎるのが気になった。
過去の記録まで変更したいというのは世界的にどうなんだろう?
そこを気にしなければいい話だと思う。

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ひとふで

3.5孫 基禎

2024年9月14日
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鑑賞方法:映画館

映画館の予告編で観ようと思っていたんだけど、やっぱりスルーしようと気が変わって、紆余曲折の末けっきょく観ました(笑)

いや『ソウルの春』を観ようとしたら混んでいたんで、空いてるコッチにしたんですよ(笑)

事実に基づく話で、日本統治時代の朝鮮のマラソン選手の話です。

日本人としては心の痛い部分ありますが、こうゆう話があったって事を知っておいた方がいいと思います。

いい映画だと思うけど、愛国愛国って感じが少しクドく感じました、ごめんなさい。

映画スコアは、70点ぐらい。

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RAIN DOG

4.5太極旗にかける思い 国家と民族の狭間で翻弄されたマラソンランナー

2024年9月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

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レント

5.0歴史を知ろうと思った

2024年9月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

日本と韓国の歴史を自分は全然知らないのだと思った。学生時代に歴史で学んだと思うが深く知らなかった。なんて無知なのだろうか。日本人として戦争の歴史や他国にどんなことをしたのか知り、二度と同じことはしない。民族の誇りは万国共通で尊いこと。歴史をもっと知ろうと思った。

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のん

忘れてはならない事

2024年9月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 1936年のベルリン五輪のマラソンで優勝したにもかかわらず、韓国併合以後の日本人として金メダルを受賞せざるを得なかった孫基禎(ソンギジョン)氏の名は知っていた。しかし、戦後にはコーチとして世界記録でのボストンマラソン優勝者を生み出していたとは全く知らなかった。日本人としてこれは知っておかねばならないだろう。

 東亜日報は、孫基禎氏の五輪マラソン金メダル受賞式の写真から胸の日章旗を削除して紙面に掲載し、日本から無期限発刊停止処分を受け、孫氏も(記事掲載に直接の関りはないが)マラソンからの引退を強制された。この事も知っておかねばならない。

 更に、JOCのHPでは、歴代「日本人」メダリストの中に今も孫基禎氏の名を留めている。

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La Strada

4.0孫基禎はソン・ギジョン

2024年9月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

先に公開のソウルの春に続いて現代史の中の事実を基に脚色した韓国映画。粛軍クーデターネタのあっちと比べると、民間スポーツの話だけにエンタメ度は高く、テンポよく進むベッタベタな展開ながら、わかっちゃいるけど泣かされる。

三丁目の夕日的なアンバーな画面だったり、ボストンまで行くのに何回飛行機乗り継いでんだ?などあの時代へのノスタルジーも素直に味わえる。レースシーンのリアリティをあまり気にしない方向での感動演出には目を瞑るとしても、いくらなんでもその体型でマラソン選手ってのは無理がありすぎなんじゃないすか、ナム先輩…。

日帝の支配からやっと独立かと思いきや今度は米軍の統治、その後は朝鮮戦争で南北分断、さらには民主化までの長い道のり…と、そんな隣国の苛烈な過去をよそに経済成長を遂げてきた戦後昭和の我がジャパン。当時の絶好調ぶりのツケが今になって回ってきてるという気がしなくもない。

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ジョンスペ
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