「丁寧さがない」りりかの星 たかさんの映画レビュー(感想・評価)
丁寧さがない
ストーリーやネタバレには極力触れません。
大きく気になったのが「音」について。
サイレント映画です。終盤?に数曲の音楽が使われています。すごく綺麗な高音質でした。
作品全般の映像品質は昭和時代の古めかしさを狙って作られています。ならば。音質もそれにあわせるべき。意図してやっていることを制作側がきちんと把握できていないと感じました。
また全くの無音。という状態。昔の上映だったらフィルムの回るカラカラや昔の映写機の排熱音など。そこに何かはあったはず。何もない無音。っていうのは本当にそれで良いの?と思います。
またメインとなる部分のシーンについても、撮影の仕方に工夫が感じられないというか。
もっとその場面のバックヤードや厚みが感じられる奥行きが欲しかったと思います。
上映終わって外に出て、深呼吸しました。
深海に潜ったような気持ちになりました。
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