劇場公開日 2024年9月13日

「ジャンル盛り盛りのインドエンターテインメント!」ジガルタンダ・ダブルX ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ジャンル盛り盛りのインドエンターテインメント!

2024年12月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

主人公が2人いるパターンは、RRRもそうでしたけれど、
本作はRRRとは違うキャラ設定でしたね。

警官採用された小心者のキルバイと
クリント・イースト・ウッドをこよなく愛するギャングのシーザー。
シーザーがイーストウッド好きということから、シーザーの映画を撮る監督として
近づくキルバイ(名前もレイ・ダース監督という、ふざけています(笑))という
この前半も、シーザーにバレないかでハラハラしまして、
且つ歌も踊りもあって、もうこれだけでお腹いっぱいな感じでした。

後半は舞台もジャンルもガラッと変わって、シーザーの故郷へ。
キルバイが映画ではなく実際にシーザーを倒せるよう脚本を編み上げて
撮影に挑みつつ、シーザーが本当に神格化していく過程で、
キルバイもシーザーの見方が変わるし、関係性もより親密になっていくところが
すごく良かったです。

ゾウ🐘も象徴的につかわれている気がしましたね。森の神様的な位置付けで。

後半60分は「あ、そうなるのか」ということが次々と起こっていき、
もう目が離せず食い入るように観ました。
特にラストは自分自身にカタルシスが訪れ、大満足の3時間でした。

いやぁ〜、面白いです。
宮崎では全国に遅れて今週末からの上映でしたが、リクエストして良かったです。
宮崎キネマ館さんに感謝!!

ひでちゃぴん