「一風変わった映画。一見の価値あり。」ジガルタンダ・ダブルX いなかびとさんの映画レビュー(感想・評価)
一風変わった映画。一見の価値あり。
インド製作映画は、ほとんど鑑賞した事がないし、観る気も起こらない。高評価のレビューも多く、また私が映画鑑賞の目安としている「週刊文春」の映画評で褒められているから、鑑賞してみた。
上映時間が3時間に迫る映画で、後半怒涛の展開で終幕するとレビューに書いてあった。まさしくその通りで、終盤1時間はB級ギャング映画から、映画の質が明らかに変わってしまい、政官癒着を告発し、映画讃歌をも訴える作品になっている。何とも不思議な映画だ。一見の価値はある。見て欲しい。
インドの娯楽映画では、脈絡もなく突然ミュージカル場面が挿入されると聞いている。確かにこの映画にも何回か出てくる。ところが後半場面のミュージカル場面は人間の生命を喚起するものになっていて、感動を誘う。不思議な映画だ。
また、付随する音楽も途中から上質な音楽に転換し、これも良い。クリント・イーストウッド主演の「荒野の用心棒」のオマージュも有って、これも良い。本当に不思議な映画であった。この続編も製作されるかも。
コメントする