「50年前のインドの史実なのかも」ジガルタンダ・ダブルX りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
50年前のインドの史実なのかも
1970年代のインド南部タミル地方で、小心者のキルバイは殺人事件の現場に遭遇し、血を見て気を失ってる時に犯人に凶器を手に持たされ濡れ衣で現行犯逮捕され投獄された。刑務所で警官になりたいものたちが4人集められ、警官になる条件は、警察の都合の悪い人を排除する事で、キルバイはギャングのボス・シーザーの暗殺を命じられた。映画が大好きなシーザーに近づくため、キルバイは映画監督のオーディションに挑み、シーザーを主演にした映画の監督に合格した。シーザーの映画を撮影する事になったキルバイだが、象牙を狙う森の悪党たちに立ち向かうため、警官に協力する事になり・・・さてどうなる、という話。
インド映画らしくないラストで悲しかった。
1970年代にはまだまだこんな裏で汚職まがいの良くないことが起きていたのだろう。
出世のためなら自分に都合の悪い善良な人、動植物を排除していく政治家、そんなバックの庇護を得てか、平気で民衆に銃を向ける警官、象牙のためだけに象を殺す悪党たち。フィクションとは言いながら、50年くらい前のインドで実際に有った事だろうと思った。
いつもの絶対負けないスーパーヒーローではなかったが、そこそこカッコよかったシーザー、美女のヒロインは・・・居なかったのが残念だけど。
これはこれで面白かった。
コメントする