劇場公開日 2024年7月19日

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「日本と韓国の文化さは小さいものの、ホラーもの小話6話。」怪談晩餐 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0日本と韓国の文化さは小さいものの、ホラーもの小話6話。

2024年7月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今年266本目(合計1,358本目/今月(2024年7月度)29本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。

(前の作品 「化け猫あんずちゃん」→この作品「怪談晩餐」→次の作品「」)

 韓国映画のホラーものですが、短編集6つという趣です(各話20分くらい?)。

 それぞれお話自体は分離されているようですが、韓国の文化まで厳密にわからないものの、複数出るもの(「ドワーフさん」の話は、ジャックポットと最後の「大食いyoutuberの話」では両方出てくる、あるいは、ランニングマシーンは「ジムの話」と「謎の病院?に送られる話」でも両方出てくるなど)があります。

 日本では、特にスマホアプリでコミックを見る文化が全くないわけではありませんが、それでもそんなにあるかというと微妙な気がします。韓国ではこの点かなりIT化が進んでいて、そのような類型で映画化された作品としてはたとえば「化粧水」(だったか、化粧にはまった女性が整形をしすぎて顔がぐちゃぐちゃになる話)など、ウェブ映画が元ネタの映画はいくつかあります。

 こうした事情の違いはあっても、日韓の文化さは少なく、ホラー映画といっても一般指定のようで(6話のうち、血まみれになる話があるが、それだけはPG12つきそうだが、映画としては一般指定扱いらしい)、ある程度の配慮はあります。また、短編集という事情からストーリーがわかりやすいもの、わかりにくいものとバラバラなのもある程度人を選ぶかなという感じです。

 とはいえ、日韓の文化の差は小さいといってもあるし(たとえば、あの入居者専用ジムのあのアパート、むちゃくちゃ大きい…)、そうした点に触れられた点は良かったです。

 今週はホラー映画としてはまだ色々あるので誰にでも推せるわけではないですが、日韓では文化の差も小さいし、日本のいわゆるJホラーに飽きた方にはおすすめといったところです。

 採点上特に気になる点までないので(最終話の食べ過ぎyoutuberの話は、「食べ物は大切にしましょう」は儒教の教えが強い韓国ではOKだったのかな…)フルスコアにしています。

yukispica