ナミビアの砂漠のレビュー・感想・評価
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河合優実ありき
ナミビアの砂漠の意味。
俳優の魅力だけでは良い映画にはならない… 主人公のカナの精神状態が...
クソ男
ハリウッドの今年の顔はグレン・パウエルだが、日本は河合優実
世間に関心が無く、もちろん選挙など行ったこともない(だろう)主人公
最初の彼氏(寛一郎)は優しくて料理もする、一見問題ない男
しかし、ある告白をするのだが、男から見ると、しなくていい告白で、ある意味、バカな男の稚拙な計算が見え隠れして、個人的には不快(未熟)な男
対する、金子大地演じる第二の男は、寛一郎より不快だったので、河合優実にボコられ暴言を吐かれているシーンは個人的には拍手喝采だった ヤッチマイナ~!!(゚∀゚)!!
寛一郎はただのバカ男だが、金子大地は学歴もあり家柄も悪くない、見た目も爽やか風(服の趣味はキライだけど…)、それなりにモテてきた人生なんだろうが、致命的に中身がない!
そんなところを主人公は見えているので、あんな行動を…
演出が独特で、物語も特に動かないのだが、最後までみせる監督の力量は素晴らしかったのではないでしょうか!? オワリ!
映画観てなんになる!←今年1番のお前が言うな
2024年映画館鑑賞90作品目
9月23日(月)フォーラム盛岡
会員デイ1200円
監督と脚本は『21世紀の女の子「回転てん子とどりーむ母ちゃん」』の山中瑶子
メンヘラ女が優しいだけの男じゃ飽き足らず気の強い男に乗り換える話
主人公に共感できないと楽しめない
主人公になったつもりで観る
こういう人はこの作品の鑑賞にあまり向いていない
脚本が完全に破綻している
脚本を1番に重要視している日本映画の父がこれを観たらショックで卒倒するかもしれない
とはいえ主人公がメンヘラなんだから自ずと脚本もそうなる
脚本は酷いが決して飽きることはなかった
見応え充分
河合優実の表現力が素晴らしい
それを引き出した山中監督の演出力も凄いのか
河合優実のその時々の様々な表情が良い
映画ではなく彼女の写真集を観たと思えば良いのか
鼻ピアスを入れたり
階段から転げ落ちて車椅子生活になったり
ちょくちょくハヤシと取っ組み合いの喧嘩をしたり
やりたい放題
弁当いらんかねーなんてアレみうらじゅんが「これ絶対に入ってるよね」って言いそうなやつ
オッパイも披露するなど世の男性に朗報も
趣里や伊藤沙莉と違い必然性はあったしベッドだから自然である
上半身裸パンツ一丁で寝たいものである
「クリエイターなんだから自分で考えろ」ってやつも好き
結局ラストは突然にやってくる
これもまた映画的
これをコメディーとして捉えると胸にストンと落ちる
チャップリンを言っている
「人生はクローズアップで見れば悲劇だが ロングショットで見れば喜劇だ」と
配役
脱毛エステのスタッフのカナに河合優実
カナの浮気相手でクリエイターのハヤシに金子大地
カナの彼氏で不動産屋のホンダに寛一郎
カナの友人のイチカに新谷ゆづみ
カナの隣人の遠山ひかりに唐田えりか
精神科医の東高明に中島歩
心理カウンセラーの葉山依に渋谷采郁
カナの職場の先輩に吉田茜に澁谷麻美
カナの職場の新入りこ瀬尾若菜に倉田萌衣
ハヤシの大学時代の友人で官僚の三重野に伊島空
ハヤシの父の林恒一郎に堀部圭亮
ハヤシの母の林茉莉に渡辺真起子
ハヤシの知り合いの妊婦に高田静流
ハヤシの知り合いのカナコに空美
彫師に豊満亮
たぶん名作だ
怖い、ウザイ、キモい、めんどくさい、かわいい。
Z世代の女性を繊細に描きながら、それ以外の幅広い層にも共感を抱かせる強い力を持った映画
演出、撮影、照明、録音、音楽、演出すべてにおいてレベルが高い。俳優陣、特に河合優実の素晴らしさは言わずもがな。
特に録音、音響の素晴らしさが映画を成り立たせていた。この映画、意外と主人公のセリフが少ない。それでも観客に主人公の心理が伝わるのは、河合優実の計算された声色や身体表現、そして音響設計。冒頭の喫茶店のシーンから環境音の大きさで主人公の意識の向きを分かりやすく表現しているが、そういった音響による主人公の心理描写は全編に渡って細かく設計されていた。
ドキュメンタリー的な絵作りなので、照明が難しかったはずだが存在を隠しながら素晴らしい仕事をしていた。撮影も良い。冒頭のズーム、中盤の手持ちでのズーム、真後ろから撮る側転、寝転んだ河合のクローズアップ、焚き火で踊る幻想的なシーン、唐突なワイプ、テーブルを挟んだ2人の中盤とラストの対比など、素晴らしいショットの目白押しだった。
河合優実に頼り切ったようにも見える演出だが、強い信頼関係で築き上げた演出プランだったはず。河合優実が手足を動かすだけで素晴らしい絵になっていた。
Z世代の女性を繊細に描きながら、それ以外の幅広い層にも共感を抱かせる強い力を持った映画だと思う。
多様性ということで
生にしがみつくな、生に居座れ
21歳のカナ。彼女の生い立ちは、なんとなくぼかされている。
でも、彼女がなぜ平常心が保てないかは、うすうすわかってくる。
河合優実のミステリアスなムードが冴える。
貧困、少子化の日本を憂うカナは、自分にもふりかかる状況に、ひとこと「生存」が大事とたかをくくる。
ふたりの男の間を揺れ動きながらも、表の優しさには長けているふたりに、なぜか満足できない。
悪態、暴力、そして心の病。
この世は生きにくい。生きにくいからこそ、ただ生きることを選択する彼女。
「今日は何もしなかった。とんでもない言いぐさだ。あなたは生きてきたではないか」
モンテーニュは言っている。カナへの行動を後押し言葉だ。
ナミビアの砂漠で、オアシスで生きながらえる、馬のような動物の映像。
生にしがみつくな、生に居座れ。
広大な砂漠の映像は、そう語っているように見えた。
型にハマっていない
大駄作。こんな映画が評価されるようでは邦画はお終い。
お金を返して欲しい。
内容のない脚本、まるで意味のない演出。
あえてなのか?ズームが素人のような急激なズーム。
河合優実の佇まいは素晴らしいが、彼女が主演でなければまるで成り立っていない映画。
というか、完全に河合優実の無駄遣いである。
ここ数年で、あ、星ひとつだ、という映画にはなかなか会わなかったが(自分は映画への評価は甘い方である。)数年ぶりの大駄作。
製作陣は猛省して欲しい。こんなわけのわからない映画が評価されるようでは日本映画はおしまいである。
主人公がメンタルを病んでしまう展開は仕方ないにしても、カウンセリングが始まり、幻覚を観て、スタジオでのイメージ空間が広がり、キャンプだほいを歌い出すシーンでは頭を抱えたくなった。一体、観客にどんな気持ちになって欲しかったのであろう。
私が汗水垂らして稼いだ鑑賞料金を返して欲しい。
ラストシーンもまるで意味がわからないし、ナミビアの砂漠の意味もわからない。おそらくそこに意味はない。
意味はないのにタイトルにしているあたり、観客を馬鹿にしている。
一つ言えることは、私はもうこの山中という監督の映画は2度と観ないという事である。
何度も映画館を途中で出ようと思ったが、それでは正当に評価できないので意地になって最後まで観た。時間を無駄にした。
エンドロール、ナミビアの砂漠の映像が流れるのは苦行であった。
光の当て方、音、声に関するこだわり、若く瑞々しい河合優実を活写しているのは評価に値する、と言いたいが他が酷過ぎて全てを打ち消している。
とにかくずっと登場人物が不機嫌で、怒りまくっていて、観ていて不快。
河合優実と金子大地が、後半ずっと取っ組み合いをしていて、サンダ対ガイラなのか?と思った。(勿論サンダ対ガイラの方が100倍面白い。)
いわゆる雰囲気映画だが、どこにでも居そうな女性を活写した雰囲気映画では「モラトリアムたま子」や「麦子さんと」などの方が断然面白い。そういった映画を期待したのが馬鹿だった。
しかも長い。これで2時間20分は苦行である。
あらすじをログラインとしてまともに説明出来ないのもきつい。「どんな映画?」と聞かれて、
「河合優実がキレまくってて、なぜか脱ぐ映画」そんなかんじである。脱ぎ損ですらあると思う。
色々書いたが、本当に、ラストシーンの何の意味もなさまで含めて、久しぶりに酷い邦画を観た。
スタッフは猛省すべきだし、観客もこんな映画を褒めてはいけない。
率直な感想は長い&面白くはない
普通の女の子
形而上でも形而下でもない。無理に意味を慮らなくてもいい。ただの、…
タイトル中出し、ぶつ切り、音楽……、荒削りすぎない?ちょっとさ。
ピーピングしてるようなカメラの動き。急に寄ったり、びみょーにぶれたり……
河合優実さんに嫌な女の子を演じさせたい、と監督が言ってたけど、こんないかにものストーリーや仕草、形から『嫌な女子』を造作しなくても、もっとありふれたストーリーや、言ってみればハートウォーミングな脚本の中で『嫌な女の子』を演じさせればいいのに(「ちょっと思い出しただけ」などみたいに)。
それにしても、「あんのこと」といい、この「ナミビア…」といい難儀な役が続きますのぉ。河合優実さん。
タバコ吸わせ過ぎ。
女優さんを良い役でも悪い役でも輝かせるような脚本や、作品をつくってほしい(「不適切にもほどがある」や「Wの悲劇」みたいに)。
寛一郎さん、やっぱ蝦夷地に行ったんですね(笑)
これPG12……?
「わからない」フィロソフィー
冒頭カナが友達とカフェで話している様子や男とデートして家に帰ると同棲している男が持っている。仕事もなにか惰性で働いている、これらの言動からカナのことが「わからい」と迷いながら見進めていた。
ただ、徐々にカナの心の奥底にある想いは、誰にも「わからい」でカナ自身も「わからない」のではないかと感じた。まるで砂漠に一人たたずんでいるように。考えてみると人生どのようになるか正直「わからない」。カナは、「自分の頭で考え」自分の「好き」にしたがい行動し、好きな男と一緒に暮らしても自分が「いや」なことはストレートに相手にぶちまける、感情をあらわにして。。
しかしカナは感情だけでなくカナの心の奥底にしまってある「自分の頭で考え実行」したことに生きる負い目を感じているから一層今後の生き方が「わからない」のだ。カナは「好き」「嫌い」、素直に生きるしかてだてがない。「自分の頭で考え実行」したことを一緒に暮らしている男が別の女性にさせたことが許せない。この男がなんの負い目をまとわず平気で生きているからだ。
二人で生活しても、今後の関係性が二人にも「わからい」。特にカナの感情の変化はいちじるしくカナ自身も自分のことを「わからい」奇妙なワンショットがとても印象的だ。隣に住んでいる女性と焚火を囲んで「わかってほしくないけで、わかるよと言われるとうれしいでしょう」と言われ微笑むカナが、この砂漠で見つけた光だ。
終幕近くカナはスマートフォンで中国に住む母親と話をする。男が「その中国語なんて意味」と聞いたときカナは「わからいという意味」とこたえ二人の微笑で映画は終わる。
「わからない」、なんと深淵な言葉か。「自分の頭で考えない」で「わかったふり」をしてあくせく生きている人達に、素直に「わからない」ことを「わかり」、「自分の頭で考え実行」すれば、もっと生きやすくなると山中監督は、河合優実の身体からあふれでる感情とアクションをとおして、作り手達のフィロソフィーが伝わってきた映画であった。
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