「う~ん…何かを伝えたいんだろうが・・・😥(前半の評)⇒これを伝えたかったのかぁ~(必ず評は最後まで読んでね)」ナミビアの砂漠 mark108helloさんの映画レビュー(感想・評価)
う~ん…何かを伝えたいんだろうが・・・😥(前半の評)⇒これを伝えたかったのかぁ~(必ず評は最後まで読んでね)
何故かカメラワークがいらいらする。青臭いと言うか学生映画みたい・・。テーマもシナリオも演出も・・なんか全部青い。まるでなんか昔のATGの失敗作見てるみたいだ。若い女の裸に映像的刺激を依存する若手の女流に見られる典型がそこにはあり、これでは映像作家としてはもたないだろう。
とは書いては見たものの・・・ここからが後半の印象、それははがらりと変わる。象徴的なシーンの挿入は相変わらずだが、主人公の精神が壊れていくところは昔のATG系とは一線を画する。昔は最初からアウトサイダーである主人公が多かったが本作品では普通にその辺にいる女性の生きづらさが描かれている。昔のように規範となる生き様が良きにつけ悪しきにつけ見つからぬ不安は70年代とは異なる。とは言えそれでも描かれ続けた若者たちの不安は封建家族の崩壊、核家族化、地方の都市化など、やはりその時代時代、その地域地域で向き合う不安はあった。それが本作では一人の若い女性にフォーカスされた点である。感情は自らの生理的変動と相まってコントロールは効かず、古い時代と異なり異性からの圧力も減っている。完全にまだ自分で泳ぎ切る術を持たぬまま得体のしれない世の中に投げ出された若い女性にとって世界はいかなるものであろうか?その漠然とした不安と存在の危うさと向き合う一人の女性モデルとして投げかけられた力作かもしれない。
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