「ロリコン…」ナミビアの砂漠 ジョンスペさんの映画レビュー(感想・評価)
ロリコン…
大昔ノーパンしゃぶしゃぶに行ったことを素直に白状するが(俺は寛一郎か)、そんな自分のようなおっさんにはハードル高そうな作品かと鑑賞前には身構えていたものの、河合優実をずっと観ているだけで137分が不思議と飽きなかった。いちいちリアルな彼女の演技はもちろんだが、ホン・サンス的ズームや脳内ワイプにえっ?となったり、ふたり組になって溶けていく…とかのポエムな(キモ)脚本とか、心療内科の葉山さんの話し方とか、唐突な唐田えりか力などなど、画面に惹きつけて離さない工夫がしっかりされていた。
お腹空いてないって言ってる…からのキレっぷりや、洗濯機など周囲の音が耳に障る不安定さ、葉山さんとのやりとりなどを通じ、カナが抱えているものを想像しつつ、しまいには自分がカナに同化していくような感じすらしたが、理解できていないところも多いので、気のせいだと思う。とりあえず、映画なんか観てなんになるんだよと言われても「あみこ」も観てみたくなった。キャンプだホイ!
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