「欲しい人から欲しい言葉が欲しい一人相撲な現代人」ナミビアの砂漠　サスペンス西島さんの映画レビュー（感想・評価）

2024年劇場鑑賞72本目　佳作　55点

初日舞台挨拶にて、監督含め主要キャスト3人の会話が印象的

どうしても、作家性や芸術性が卓越した作品が海外受けする反面、わかりやすさや理屈が評価の最たるを抱えている傾向にある国内だと、その意味のなさやわかりにくさはうまく伝わらない節がどうしても切っても切り離せない

同時にそれがわかっている広報は宣伝やキャッチが難しいですよね

上裸の起床シーンは堕落で無気力なてきとーな現代の若い女の日常の描写を映すのに抜群で、色気もなければ夢も現存もぶち壊す安っぽさが良かった

よく言えば、寂しさと暇を埋め他人に依存して満たしているふりして生きながらえている、悪く言えば絶対関わりたくない女である