「近年のスタンダードなインド映画」ハヌ・マン つとみさんの映画レビュー(感想・評価)
近年のスタンダードなインド映画
なんか歌って踊って、と書いているレビュワーさんもいるのだけれど、インド映画をよく観る自分の感覚だと、全く歌ったり踊ったりしない最近のインド映画だなという印象だ。
「バーフバリ」の頃はまだ多少は踊ってたんだけどね。最近は本当に歌わないし踊らない。
とはいえ、それでつまらないかというとそんなことはない。個人的にはインド映画に求めているものには足りないが、基本であるハチャメチャさや仰々しさは充分だ。
一応、ヒーローものの系譜ってことになるかな。マーベルのアメコミ作品のようなやつね。インドの神ハヌマーンの力を得た男が悪と戦う。
ハヌマーンのインド映画って本当に多いんだよな。ハヌマーンの力を借りるという設定だけで他に4作品くらい観た。
もはやハヌマーンの力はお約束ともいえる。
続編があるらしく、そちらはハヌマーン当人が主役らしい。もう完全に神話に突入するので、もしかするともっとスゲーものが見られるかもしれないと期待する。
すでに書いたようにお約束のハヌマーンなのだが、実はハヌマーン系の作品はどれも結構面白いんだよね。そんなツワモノ揃いの中でも本作は更に上位なんじゃないかと思う。
なんていうか、熱さがあっていいんだよね。
神話系アクション映画だけどシリアスすぎず、なんならコメディ要素強めで、大いに笑えるところもいい。
笑えるアクション作品が好きな人にはオススメ。ほとんど歌って踊らないし。
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