劇場公開日 2024年10月4日

「色々と文句はあるが嫌いではない」ハヌ・マン kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0色々と文句はあるが嫌いではない

2024年10月9日
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鑑賞方法:映画館

最近のインドのアクション映画は、続編前提の作りになっていることが多い。本作は、前半はコイツ、後半はコイツが敵になるんだろうななんて考えながら観ていた。でも、(体感的な)後半になっても全然アイツと戦わない。あー、もうこれは続編で戦うのかなんて諦めていたら急展開で一気に話が進む。そして、なんだこれで終わるのかなんて思っていたら結局次作に続くってことが明らかになった。
それでもいい。続編前提の作りは最近のインド映画にありがちだから。でも、あれだと続編で何を描くのよ?という疑問も残る。コスチュームの伏線もあったし、新たな敵が出てくれば成立するのもわかるけど。
強くなる条件と強くなったときの特殊能力がまだ曖昧な感じ。本作のヴィランとの戦いはバットマン・アイアンマン(スーツの中は普通の人)とハルク・スーパーマン(肉体強化系の特殊能力)を連想させるものだったが、若干消化不良。もう少しじっくり描いてほしかった。
そう、結構雑で乱暴な脚本なんだよな。ちょっとしたコメディタッチも微妙。さらにはCGも粗い。色々と文句を並べてみたけど、意外と嫌いではない。なんだそりゃ!?って感じで強引な展開とアクションをニヤニヤしながら楽しんでしまった。こうなると続編観ないままでは終われない。

kenshuchu