シビル・ウォー アメリカ最後の日のレビュー・感想・評価
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久しぶりにキルスティン・ダンストがみれて良かった!という映画
思っていたものと違う内容であるケースが多い映画。
米国の政治や地理を理解していないとおいていかれる。
(旅の経路ニューヨーク→ピッツバーグ→Wバージニア→DCなど)
冒頭の大統領のスピーチは「勝利は近い」などと自己弁護の嘘を並べている。
14か月もの間国民と対話をしていないことからも
大統領は錯乱しているのだろうか?
また大統領3期目という話が出てくるが、
2期8年までと定められている大統領任期を越えている。
(サミーが「3期目はどうですか?」という嫌味な質問しろと言っていた)
3期目の不法な独裁者となりつつあることが分かる。
内戦になった原因はこの大統領にあると推察できる。
ラストの場面で「殺させないでくれ」という命乞いを聞いた
ジョエルが無慈悲に「十分だ」と言って殺させたことからも
主人公からみてマスコミと対話をしないこの大統領は 悪 として描かれている。
内戦と言ってるが、実際は一方的に悪い大統領を倒すお話で
何か深い政治的な要素はない。内戦に関して説明すると陳腐になるのでスルーしたのだろう。掘れば何か深い話があるわけではない。
では何が言いたかったのか?
もうひとつの主題であるように思うジャーナリズムに関してはどうなのか。
リーがジャーナリストとして後進を育てる師弟ものとして描かれていた。
連れの老人が死んでしまってリーがジャーナリストとしての気概を失ってしまうという展開。主人公のリーが簡単にジャーナリストであることを止めてしまって
何が言いたいのか分からなくなる。それを引き継いだ娘もどうせまたどこかで
後悔してジャーナリストやめるんでしょ?と思われる。
戦場で興奮して葉っぱやってきわどい写真を撮るのがジャーナリズム?
4人で荒廃した街を旅するロードムービーパートはゾンビ映画で見た展開が多く
赤いサングラスの狂人もこういうディストピア映画ではよくある話。
ドキッとするシーンもあったが、もうひとひねりアイデアが欲しかった。
迫力のある戦闘シーンも対戦車ヘリアパッチが歩兵や戦車のすぐ上でホバリングしながら機関砲を打つみたいなシーンがてんこ盛りとなっており、
監督の「ええんか?これがええんやろ?」という鼻息が聞こえてきそうな演出となっている。近未来戦においてドローンを駆使しない戦闘シーンなどリアリティとは程遠く、
また大統領がビーストで逃げるシーンなどもオチが分かる陳腐な演出が続くので
理解力がある大人であればあるほど冷めてしまう映画
ゾンビ映画っぽく怖がらせて、最後は派手だか細部を詰めてない戦闘シーンが続く。
中身からっぽだけど楽しい娯楽作品だと宣伝してくれていれば誤解なく見れたはず。
久しぶりにキルスティン・ダンストがみれて良かった!という感想しかない映画。
期待したほど
映画館での予告で面白そうと思ったのと上映始まってからの評価が高かったので期待しすぎた。
所々ジェシーの行動に腹が立つし陽気な音楽流れるし思ってた映画と違った。チャイナかと言って銃をぶっぱなした所は最近の中華贔屓にウンザリしてたから良かった。
カメラマン志望の子供にイラッとした
あらすじとしては、受賞経験もある著名なカメラマン、カメラマン志望の子供、カメラマンとペアの記者、老練だが身体が良く動かない記者の4人が大統領へのインタビューを目論みますが、道中で老練な記者と著名なカメラマンがカメラマン志望の子供を庇って命を落とし、その子供ともう一人の記者は大統領の最期の台詞を聞き、大統領殺害という歴史的瞬間に立ち会えたというものです。
カメラマン志望の子供が、とにかく無知で無謀。
著名なカメラマンが震えあがるような銃撃戦の最中に、アドレナリンが上がりくまっているのか、周囲の状況も全く把握しないまま前へ出ていき、下手な写真を撮りまくります。
最後まで精神的に全く成長することがなかったのはリアリティがあって良かったと言えますが、無謀な行動のツケを命で贖うことなく生還するところは所詮は映画だなと感じました。
とにかく、この子供を全く好感の持てないキャラにしたのはどうしてなんだろうと不思議に思うほどの不愉快なキャラ設定にしたことが凄いです。
走行中の別の車に無理に移動して、同乗させてもらっていたはずの車に対し中指を立てて見せますか?
自分を救うために命を落とした人の血を拭くカメラマンを見ても、手伝う素振りすら見せないのはどういう意味ですか?
自分の盾になって蜂の巣になっている最中のカメラマンのことを撮りますか?
それでも、この子供は大統領殺害直後の写真を撮ることができたので、名前の残るカメラマンになってしまうのでしょう。
著名なカメラマンが「受賞の写真を撮った時に自分はたいしたことはしていない」というようなことを吐き捨てるように言っていましたが、それをこの子供がまた繰り返しているといったところなのでしょうか。
また、命の危険のある道行きと十分わかっていながら、自分の下半身のために素人を車に同乗させる記者にも嫌悪感を抱きました。
内戦の実態を初めて見てショックを受ける子供に、執拗に「一晩そばにいようか?」と言うところなども、ショック状態になることを予期し、弱気になったところを狙ってくる魂胆が見え見え。
後で、カメラマンとして経験を積ませるとかいう話ではなくて、単に狙っていたから同乗させたことを仲間に暴露されてしまいますが、戦場記者というものは、こんな弛んだ意識でみんな戦地に赴いているのものなのかと呆れてしまいました。このくらいの精神レベルでなければ戦地になど飛び込めないという話なのかもしれませんが。
「どの種類のアメリカ人か?」のシーンについては、かなり取沙汰されているようですが、内戦中ですから、どちらの陣営に属しているか確認されるのは当たり前のこと。
同じアメリカ人なのになんて発想は、内戦時には命を落とすだけです。
もし、日本で国を二分する内戦が起きても、同様の質問があるでしょう。
食い倒れ人形の眼鏡をかけた軍人に聞かれます。
「自分はどこの日本人や?」
「・・・ワイは生粋の関西人やぁ!」
多分バレバレで即銃殺だと思います・・・。
とは言え、
「てやんでぃ!ちゃきちゃきの江戸っ子よぅ!」
と言ったら、当然銃殺なんでしょう。どちらにせよ逃げ切れないわけですね。怖い怖い!
殺し合いをしている者だけが異常では無い
戦争の持つ狂気に染まってしまった様々な人を見ることができました。
出てくる人異常な人ばかりです。
初めは戸惑っていたカメラマン志望のジョエルは戦場写真を撮ることに慣れ、どんどんのめり込んでいく。
危険な場でも躊躇いが無くなり憧れの先輩が自分を庇い犠牲になっても写真を優先する。
もう彼女には殺し合いしか目に入ってないんですよね。
もちろんそれを目的にワシントンまで来てるわけですが。
でも戦場カメラマンのプロ意識とかそんなものとは違う狂気を感じました。
反対にキルスティンダンスト演じるリーはワシントンに近づくにつれ熱が冷めていくかのように。
足元に咲いている草花に目を向けたり、ワンピースの試着で久しぶりに自分の身なりに気付いたり。
戦場写真にハマっていくジョエルはかつての自分を見るかのようなんでしょう。
彼女と行動を共にしたことでリーはまともな当たり前の日常感覚に気付き取り戻せたのかなと。
そう考えると救いがあったような気もしますが、どうにも後味が悪い為皮肉に感じてしまうのです。
現在のアメリカの分断はかなり深刻なので、この作品のような世界は本当にリアルですよね。
そして改めて銃社会は恐ろしいです。
タイトルなし(ネタバレ)
怖かった…戦場カメラマンがどれだけスレスレで撮っているかというのがわかる
とにかく銃声やら爆発音やらすごいので映画館で見ると特有の没入感、臨場感が体験できる映画だった
キルスティン・ダンストは好きな俳優なので嬉しい、ものすごい厚みのある存在感を姿勢や眉間で体現してる感がすごかった
ちょっと全体的にはゾンビ映画?って既視感を覚えるゲームみたいな流れというか要素が多々ありラスアスをふんわり思い出しながらみた
ストーリーは無慈悲さがメインで、カメラマンの内面は描きはするけどそこまで深掘りせず
だからこそのラストなのかな
ハリウッド的なテーマ?ストーリーはあんまり感じなかった
ある意味あまり見たことがない類の映画だった
途中の赤グラサン怖すぎるし、、
どう見ても内戦に便乗しただけの頭がイカれたサディストだからこそ香港の彼は終わりを察して泣いてたんだろう…国的にも中国だったしコロナをチャイナウィルスと言っていたトランプに対しても含め今の社会の問題を未来予知みたいな雰囲気で描いてるんだなと
だから近未来って言ってるんだろう
今の分断がひたすら深まる世界への警鐘かなって映画。
ドンパチ戦争物ではありません。
タイトルだけ見て「アメリカを二分してミサイルが飛び交いドンパチやる戦争物だろ?」
と思っていましたが全く違いました。
ベースとなるのは、自分の主義主張を抑えてあるがままをただ報道することに集中する女性戦場カメラマンとそれにあこがれる若いカメラマンの目線で話が進んでいきます。派手な戦争の場面は終盤だけ。あとはニュースにもならない戦争の悲惨なシーンを戦場カメラマンの視点で様々に映していきます。この場面が中東やアフリカであればもしかしたら普通の戦場カメラマンのお話ですが、アメリカ内戦を背景にしたのが秀逸。この間まで同胞だった人たちが笑いながら自分の同胞を殺していくところが一種のスパイスになっています。
最後は合衆国大統領を引きずり出して撃ち殺しますが、そのシーンも淡々と戦場カメラマンは撮影しています。考えてみればシリアのカダフィ大佐やルーマニアのチャウシェスク大統領などの独裁者も最後は殺されて写真や動画になっていましたが、それがアメリカ国内で同様に起こるかもという皮肉のつもりなのでしょう。
最初はただおびえていた若いカメラマンが終盤は真実を映そうとする戦場カメラマンに成長、そして最後は古参の女性カメラマンが若いカメラマンをかばって銃弾に倒れる。しかしそれを振り払って大統領の最後を撮影にいく。ここで古参のカメラマンから若いカメラマンへのバトンタッチなのでしょう。
単なる戦場カメラマンのシーンではなく同胞が殺しあう内戦をバックにしているところがこの映画の秀逸なところと思います。派手な戦争シーンは最後のホワイトハウス攻防戦くらいですが、それがメインの映画ではありません。
深みのある秀作
観終わった直後は、ジャーナリストの視点から語られすぎではないかと思ったが、分断を招いた根本に「歪められた事実」があるとすれば、「事実」を伝える使命をもったジャーナリストに焦点をあてることは当然だったのかもしれない。為政者によって意図的に「歪められた事実」が、やがては社会を分断するほどの力を持つようになることへの危機感がそこにはある。
最も印象的だったのは、ラストシーンで若き戦場カメラマン志望のジェシーを庇って倒れていくリーの姿である。ホワイトハウスに突入する制圧部隊とともに命の危険を顧みず写真を撮りまくるジェシーに対して、古参の戦場カメラマンであるリーは怖じ気づき、写真を撮るどころではなくなってしまった。あのときリーは、若いときにあった命がけの使命感が、 いつのまにか自分の中になくなっていることに気づいたと思う。
ジェシーを庇って撃たれたリーが伏せることなく、一瞬その場に立ったままでいたのは、「倒れていく私を撮りなさい」というメッセージだったように思う。未来に希望を託したのかもしれない。ジェシーはそれを受取り、非情とも思える冷静さで倒れていくリーの姿を何枚も撮った。新しい世代へ、バトンが渡った瞬間だったように思える。
考えすぎかもしれないが、クライマックスでわざわざ描いたあのシーンは、そう受け取るしか理解できない。
観る前は娯楽性の強い作品なのかと思っていたが、なかなかどうして、「ねつ造」「フェイクニュース」のひとことで逃げられてたまるものかという、ジャーナリストたちの強い覚悟が伝わってくる、深みのある秀作である。
内戦
内戦のアメリカ国内、陥落目前の政府軍のトップである大統領のインタビューを行うべくニューヨークからワシントンDCまで移動する記者たちの視線で破綻した社会を描いた作品。
政府と対立するのがカリフォルニアを中心とする西部軍ということは、政府は共和党政権でトップはトランプがモデルなのか。
作品の狙いが現実世界でのアメリカ国内の対立を諌めることなのだとしたらあまり上手くいってない。特に唐突に流れるBGMが戦闘の情景を肯定している、煽っているような効果しか果たしていないと感じた。
戦場カメラマンの新旧世代交代も取ってつけたようでいまいち、男性記者の描き方も戦争映画を楽しむ子どものようだ。
おそらく時間をかけてもっと深掘りしないとリアリティを感じられず、一方でエンターテイメントとしても中途半端だったように感じた。
タイトルなし(ネタバレ)
内戦が勃発した米国。
強権な大統領vs.市民部隊という構図だが、市民部隊側が優勢。
まもなくワシントンD.C.に迫ろうかという勢い。
ベテラン記者のジョエル(ワグネル・モウラ)は、ベテラン女性カメラマンのリー(キルステン・ダンスト)とともに大統領のインタビューを試みる旅に出ることとした。
大統領は14カ月もの間、ビデオメッセージのみで、報道陣の前に一度も姿を見せていない。
危険な取材行には、超ベテラン記者サミー(スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン)と、新人カメラマン・ジェシー(ケイリー・スピーニ―)が帯同することになった・・・
といったところからはじまるジャーナリスト活躍篇。
原題の「Civil War」、一般名詞では「内戦」なのだが、頭大文字で書くと米国では南北戦争を意味する(というか、南北戦争は対立構造をわかりやすくするための日本語なのだが)。
なので、今回の内戦は「Civil War II」、略してCWII、第二次米国内戦となりますね。
対立構造を表現するなら「東西戦争」か。
内戦の原因は大統領三選による独裁。
国内の多様化に基づく小集団の小競り合いが続き、結果、三選後に強権発動。
市民への爆撃、で、報道の自由も奪われた。
市民への爆撃を機に、イデオロギーを超えて2州が共闘、民兵を組織し、武装蜂起・・・
という設定を冒頭で簡潔に表現している。
ま、わからなくても、かつての南米のバナナ・リパブリックを想起すればよろしという作劇法。
つまり、イデオロギー的な映画ではなく、あくまでも「ジャーナリスト活躍篇」なのだ。
なので、一時期、頻繁に製作された、他国内戦を舞台にした同種映画を思い出しました(『アンダー・ファイア』『サルバドル 遥かなる日々』)。
道中は、ジャーナリストたちの冒険ロードムービーに舵を切り、プアホワイトたちのナショナリズム(というか不平不満の暴発というか)の挿話を挟んで、最終的には三選大統領を独裁者に仕立てた活劇篇と相成る。
赤サングラスの過激ナショナリストの場以降、序盤から通底していた若いジェシーの成長譚に一気に舵を切り、リーとジェシーの報道及び死への恐怖の心情が入れ替わる。
結果は、ジェシーの通過儀礼的成長譚となるのだが、「独裁者は退治されるべき」を画にしたラストショットは殊更にショッキング。
やや悪趣味で、架空の物語としても後味が悪い。
このラストショットから、映画全体を、実は「悪趣味なブラックジョーク」と捉えることも可能か。
とすれば、観比べるべきは『ウディ・アレンんのバナナ』だったりして・・・
その他、関連作品(文芸)としては、筒井康隆『東海道戦争』、井上ひさし『吉里吉里人』。
ひさびさに、米国映画鑑賞の昂奮を覚えた映画でした。
臨場感あふれる
リアルでした。爆撃の音、爆撃の後の無音、カメラシャッター時の無音…爆音と無音を巧みに使っててよかったです。そこが好きです。(銃の音でビクッとなります。)
あと、ピントを巧みに使ってるところも良かったです。カメラマンの話なのであえてしてるんでしょうね。すごくよかった。
内戦とのことで、もはや誰が敵で何が何かよくわかりませんでしたそこがリアルでした。
ただ、映画館じゃないとここまで臨場感でないと思う。
偏見かもしれませんが、女性や若くて小柄な女子が戦場カメラマンなんかするわけないよな。ってところが映画っぽいな。と思いました。でもそこが逆に良かったです。
(あとで調べたら女性の戦場カメラマンが実際にいらっしゃったので、勉強になりました)
それにしても、あんな感じで記者を後方につかせて戦うものなのか疑問です。自分達が倒した証拠の写真が必要だからでしょうか。銃じゃなくてカメラ持ってひょこひょこでてきて邪魔だろうなって…すごい記者に協力的なんだな。って思いましたw
最後は、なんともいえませんね…なんで行ったんかなって。新人だから調子乗っちゃったんですかね。
肝心なとこだけ撮れば先輩は死なずにすんだのに…
ちょっともやもやしたけど、それでもシャッター切る。そこを描きたかったんだな。というのはひしひしと伝わりました。
予告で心つかまれた(追記あり)
「お前はどの種類のアメリカ人だ?」この言葉が突き刺さって鑑賞
この役がキルステンダンストのパートナーだとは思わなかった
ずっとアメリカ人は人種差別の事ばかり思っていたので
「どの種類のアメリカ人」と言われて「やられた!」と思った
◎◎系××人の世界でネイディブアメリカン以外に何があるのか悩んだ
報道系が内戦のカメラマンを追う話なので
物騒なロードムービー系にもなる
個人的にはどうしても途中で拾った少女(カメラマンにあこがれている)が
苦手すぎて心の中では10発位殴っている
映画の最後はあっけなかったな
*追記*
内戦の発端はあまり支持率のないアメリカ大統領の再選を「良し」と思わなかった2州が
手を組んで反乱した(独裁の気配もあった)らしい
コロラドとテキサスという通常仲のあまりよろしくない2州が手を組んで反乱した
そうですね
内戦を見て見ぬふりをしている人々が日本人と重なって辛かった
ちょっと見上げると硝煙と血の匂いが漂っている世界
こちらも知らぬ振りができないな
今年のBEST4位には入れさせて頂きたい(笑)
戦争ゲームかな?みたいな感じで鑑賞しに行きましたが
思ってたよりもリアルな迫力、Pressがメインでしたね
ヘリの爆音から夜景ワシントンD.C.に変わるシーンはしびれました♪
ラストの夜戦シーンは凄かったです
戦場カメラマンのオッチャンカッコいい!みたいな
ラストの写真エンディングは皮肉なアメリカンジョークで面白くも恐ろしかった。
戦場の臨場感が凄く伝わりました
Pressが戦場ハイになるラスト突入は残酷でしたね。
またラスト戦闘シーンを観に行きたい♪
最早コレまで・・・銃殺観て一瞬チビルうぉっー (@_@;)
国境を監視する国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)への攻撃を繰り返し行うイスラエル軍。国際社会から非難の声。これにアメリカはどう対応するのか。
世界は混沌としている今日、「シビル・ウォー アメリカ最後の日」見た。
製作会社:A24
----MC
リー・スミス(ベテラン戦場カメラマン):キルスティン・ダンストさん
ジェシー・カレン(駆け出しカメラマン): ケイリー・スピーニーさん
ジョエル(記者): ヴァグネル・モウラさん
サミー (ベテラン年配記者): スティーヴン・ヘンダーソンさん
(あらすじ)※だれやねん こんなプロット仕込んだの。
内戦が勃発した近未来のアメリカ合衆国の話。
テキサス・カリフォルニアが連合:西部勢力(WF)と
フロリダ~オクラホマ近郊:フロリダ連合が
政府軍を次々と撃退してワシントンD.C.に迫り首都陥落。
ホワイトハウスで大統領殺害するまでの話。(安直な結果だけ求めてる様な内容です)
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見ててコレはA24作品なんだろうと直ぐに気付く。
この興味本位な作りが物語ってるわ。
内容が浅いね。何故戦うのか、大義名分、人々の怒り悲しみ等の感情描写が希薄。根底が薄いのに何故かイキなりから戦ってる。
ミリタリーアクション映像に成れてない人は、激しい銃撃線や銃殺シーンで多分衝撃と驚きで興奮やまないと思う。無理も無いよ。
そう言うの狙って創られているんでね。高評価にしているかもですが。
見慣れている方は、またこんな いい加減な絵を適当に撮って繋げてるんかと・・・きっと思うでしょうね。
白煙砲場面が多いからシラケルのよ、こっちは。
タイミングは良いねけどな。もうちょい金かけて本物使ってはどうかと。
大体、ベテラン戦場カメラマンにしても、記者にしてもノーヘルで突撃ってどうよ。嘘くさいって 誰でも思うよ。
ゲロを大量に口から出しゃいいってモンじゃないよ。気持ちは分かるけどね。
途中出くわした クレ-ジ-な殺人犯。適当に人を殺して埋めて。
ただの人殺し変質者じゃん。内戦に絡みにくいし、無理やり政治背景だして?中国人だと直ぐ射殺? それも有り得ん。ただの狂人ですね。
こんなの相手に車で体当たりして、銃撃で命堕とすサミ-が可哀想。
最後のホワイトハウスの大統領殺害場面が一番馬鹿らしい。
何ですかネ有れは。 通路中央へ撃たれる様に ノーヘルでジェシーが出て。
すかさず庇って遮るリ-。代わりに銃撃受けて・・・それを連写するジェシ-。
悪いけど カメラメーカのCMでしょうかね。
そして深い動揺と哀悼も無く、奥部屋にいる大統領のインタビュ-と銃撃に立ち会い またしても殺害を連写するジェシ-。(アフォ女ですかコイツは)
ここの ホワイトハウスの場面演出が最低ですね。
ウケは良いのでしょうけども。実際ならこんな風には撮れない。
生身の人間が目の前で銃殺されるのに、動揺失くしてファインダ-を覗く事は極めて難しいと思うのよ。ロボット以外はね。
だからもっと 手振れ感の写真に成る描写の方がリアルかな。又は半分欠けたブラック画面とか。綺麗にピント合わせて連写流すとね ウソっぽい気に思える。
観た後に何も感情が残らない。
お化け屋敷 ⇒ 身近な場所の内戦 に成っただけ。
大統領殺されて遺体の傍に居る軍服の奴らの記念写真だけが不気味。
アメリカでしか成し得ない映画だと思った次第。
折角出演した各俳優陣の無駄使いと思いましたわ。
時間のある方は どうぞ。
「どの種類のアメリカ人だ?」---近い未来の南北戦争。
予告を見て興味を惹かれ鑑賞。
あらすじとしては、そう遠くない未来のアメリカ。大統領の横暴に20近い週が独立を宣言。アメリカ国内で同じアメリカ人同士が殺しあう「内戦」を描いた作品。
上記の状態に陥ったアメリカにて、戦場カメラマンの主人公ら4名が1,000km以上の道のりを経て、途中、同じ「アメリカ人」でありながら殺しあう人々に直面しながらもホワイトハウスまで「大統領に話を聞きに行く」っていうのが本筋。
正直「ブラックホーク・ダウン」のような銃撃戦を期待していたのだが、はっきり言ってそこまでの迫力や激しさはない(予告で戦闘機も出ていたので、そういったものを期待させられていたのだが)。ただ日常が一変する「リアル」さは感じられたし、恐らく日本人には理解しがたい(私に学が無いだけの話であるが)「人種差別」というアメリカにおける根の深い問題を大きく取り扱った作品だと感じた。
自身の学の無さを棚に上げつつも印象的だったシーンは、主人公らが危機に陥り「どこ出身だ?」と問われるシーンがあるのだが、その前後に銃殺した死体に「白い粉のようなもの」を振りまいている場面がある。最初私は「疫病防止か何かのためにやっているのか?」ぐらいの認識だったが、ただ単純に「白くしていた」のかと解釈するとゾッとした。私が思うにこの感覚は日本人には到底理解できないと思う。
少々予告やタイトル詐欺感は正直否めないが、色々と考えさせられる作品であった。欲を言えば、アメリカ史や地理などを教養として身に付けていれば、さらに楽しめる(という表現はどうかと思うが)作品だと思う(教養が皆無なため、家に帰って南北戦争などを調べるいい機会になりました)。
※なお、途中お手洗いに離席し、10分程観れていないためレビューの☆は少しプラスしております。動画などで配信されたら見返してみる予定です。
怖い怖い
超大国アメリカが南北戦争以来のシビル・ウォーだなんて突飛な話、さすがA24。
でも、大統領選の両陣営の対立見ていると、あながち突飛ではないかも、と思えてしまうところがアメリカだと思う。
一切説明無くいきなりアメリカが内戦状態というところから始まる。
テキサスとカリフォルニアが中心の反乱軍と政府軍の戦いらしいが、政府軍は圧倒的に劣勢という状況。
「ソウルの春」を連想した。
兵士の話かと思っていたら、戦場カメラマンの話だった。
特ダネをものにしようと、ニューヨークからワシントンD.Cに向かう老若男女4人のロードムービーらしき部分は、遭遇する各地のニンゲンが怖い。どさくさに紛れて大量虐殺実行中の赤サンのアタオカレイシストには、出身を聞かれたらなんと答えるのが正解なのか、州名を言ったところでアジア系の二人は、殺られただろう。
アメリカはひとつの国だが、多様性、といえば聞こえは良いが、時代が変わろうが関係なく頑固頑迷に自分、または自分たちの主義主張や生活習慣を貫き通して他者を理解しようとか歩み寄ろうとかまったく考えない人たちがそこそこの力を持って存在しているのだとよく分かる。
自分たちの正義のみがこの世の正義、反するものは暴力で排除するのも正義、な人々は、かなりの数が脈々と、現在でも生息し続けているのだ。
歴戦のヒーローのはずのリーは、ワシントンD.Cの戦闘にビビってすくんでしまうが、ジェシーは怯まない。
そして、戦場カメラマンにあるまじき、「人助け」をしてしまうリー、それは、一流の戦場カメラマンの資質が劣化していることであり。代わりに、自分を庇って撃たれた先輩の一連の死に様をカメラに収め、値のつく写真をモノにして平然とその場を去っていくジェシー、鮮やかな世代交代劇だが、戦場カメラマンは、人間らしいところがあっては一流になれないということがよく分かった。自分のわがままで周囲に多大な迷惑をかけても、犠牲者を出しても全然平気なジェシーには、その素質が備わっていると思う。
この映画、ヒトの「怖さ」のバラエティを見せつけていると思う。
そして戦争は、それらの坩堝、集大成のようなものなのだ。
ワシントンD.Cの市街戦が大掛かりでど迫力の臨場感、激戦を渦中で見ているようだった。
お金がかかっていて驚き。頑張ったね、A24。
絶望の庇護
Civil War
戦闘の最中に、大義を語る時間はない、内戦なんてそんなものだ。差別意識はあるかもしれない。
報道の価値を見失っている。
人が死ぬ瞬間ばかりを映し、もう誰も草花の可憐さには目を向けなくなっているからだ。
PRESS(報道機関)の文字、それが含まれた写真は不出来だ、だが最後はそれのみが写った写真が混ざる。その後奥地へと向かう。
百戦錬磨のリーが怯えていたところから、吹っ切れたように動き出し、そして最後は経験から後輩を守る。何かを託しているのだろう、でもそれは誰かが、確かに受け取るものだろうか。
ANARCHY in the USA
『フルメタルジャケット』ではThe Trashmen「Surfin' Bird」がとんでもないシーンで使われていてショックを受けたけど、本作も同様かそれ以上な演出効果。映像スペクタクルはもちろん音楽演出と音響効果がまた凄まじかった。
敢えて残虐な場面を狙ったタイミングなDE LA SOUL「say no go」には、極限状態の戦時下では飲み食い寝ると同様に撃ち撃たれ酷い目に遭う遭わせるは茶飯事だという冷徹描写を感じた。因みにこの1989年にリリースされた曲でデラソウル彼等がサンプリングしてるのはHALL&OATS「I can't go for that」(そんなの無理、俺には出来ない)で、場面と曲タイトルと元ネタタイトル含め受け取るものが重なり感心したというか衝撃だった。冒頭のデモがヒートアップしてくる場面空気にネチネチとシンクロしたSilver Apples「Lovefingers」のアンダーグラウンドな浮遊感も現実とのコントラストが乖離し過ぎて恐ろしく聴こえ、4人がボーダーラインを越えるシーンでのSUICIDE「Rocket USA」も同じ残忍さ。アランヴェガの陰湿なVoと無機質なマシンビートが気持ち良い位にこれから起きる恐怖を煽っている。客に容赦しない攻撃的な演出。
環境音も凄まじい。M16の乾いた発砲音や地鳴りの様な重火器にヘリの爆音など全て衝撃波喰らいそうな程の臨場感。西部軍駐屯地から出撃するシーンはひたすらヘリの爆音を何機も何機も重ね、これから更に酷くなる逃げ場の無い閉塞感を爆音で象徴。目の前の惨劇で状況を受け入れられないパニックでのミュート描写には心と理性の飽和状態をイメージさせられた。初めて体験すれば誰でも処理不能だろうな。
太陽光に輝く大自然やファンタジックな美しい映像が激烈な場面の合間に挟まれるけど、この強烈な場面構図コントラストも互いを引き立てていて、戦時下の感覚が麻痺するであろう状態に誘導されていく様だった。もうトリップ感覚ですよ。
戦場ジャーナリストとして急激な成長を遂げるジェシーと豊富な経験値が故の嗅覚で本丸に突き進むリーのアクションには強いキャラクターが現れていて分かりやすく、それがDCの激烈な戦闘シーンで描かれるクライマックスには人間の明確な物語がある。逆に各勢力の主義主張も明らかではない設定の本作は、政治イデオロギーや経緯全て客に丸投げしている。現実として実際に分断を経験しているアメリカが産んだ優れたかつアナーキーな仮想現実作品。
なんだこりゃ
そもそもなぜアメリカ国内が内紛状態になったのか、頭が悪い俺用に説明して欲しかった。これまたそもそもなんだが、従軍記者ってヘルメットも無しでノコノコと軍隊に付いて行くばかりか、兵士よりも前に出て写真を撮るもんなんですか?俺が兵士だったら記者を蹴り飛ばしますけどもね。外交官みたいな免責特権があるんでしたっけ。見習いのような人間はまだしも、歩行困難な肥満体のオッサンも付いてくると来たもんだ。アジア人記者が中国人と告白した瞬間に忖度なしに即射殺されたのには笑いました🤣
主人公たちはどういう種類の記者なのか
背景を敢えてぼかして語られるアメリカの内戦。
劇中の大統領は3期務めていることから大統領時代のトランプの発言をベースにしているようにも見えますし、武装蜂起を許す脇の甘さや喧嘩慣れしていない政府軍の動きからすると、今の民主党政権のようにも見えます。
現実のアメリカが現在進行形で突き進んでいる地獄にタバスコをひと瓶ぶっかけて過激にしたような設定は、見事でした。
ただ、ストーリーの面で言うと、背景をぼかした副作用で少しピンボケになってしまったように感じました。
最初の大統領の場面以外は、主人公4人の視点から逸れることはないので、足取りをずっと追うことになります。彼らの目的は、大統領が死ぬ前にインタビューをすること。バーでそう話している姿を見たとき、ジョエルとリーからただならぬジャーナリスト魂を感じたわけなんですが。
蓋を開けてみると、彼らは内戦全体を俯瞰しているジャーナリストというより、西部勢力側の記録係のような位置づけでした。
なので、私は最初から最後まで4人の誰がどう死んでも構わないと思って観ていました。彼らがカメラで切り取っているのは、西部勢力が戦う姿。彼らの写真が教科書に載れば、西部勢力が英雄として描かれます。
その後、仮にフロリダ連合と仲間割れして、フロリダ連合が西部勢力を追い出せば、彼らについていたカメラマンが写真を『上書き』します。
それはジャーナリストか? 単なる軍属のカメラマンでは?
そういう違和感もあり、リーがサミーの遺体の写真を消す場面では、この人は報道する側としての矜持を完全に捨てたなとがっかりしましたし、ジョエルがサミーの死を嘆く場面でも、情緒やば…ぐらいの感想しか出てきませんでした。
なんとなく、それまでの彼らの『楽しそうな』ノリに、振り落とされた感があります。
ただ、それを打ち消すぐらいに戦闘が派手なので、銃や爆発が大好きな私としては、いい塩梅に楽しませてもらいました。
小道具まで凝っており、例えば民兵が持っているAR15は民間仕様の16インチ銃身が多く、西部勢力のような兵士はちゃんと素に近い10.3インチ銃身のCQB-Rを持っていたり、芸が細かいです。
あと、民間人が普通に生活している中での戦争だからだと思いますが、地雷が出てきません。
そんな中、最も記憶に残ったのは、赤メガネの軍団がリーたちを拉致した後、乗っていたランクルを隠さずに道端へ放ったままにしている場面でした。仲間を敢えて呼び寄せて、1人でも多く殺すことしか考えていないような、独特な思考回路。
赤メガネ自身がどういうアメリカ人なのか分からないままなのも、怖いです。
今は愛想笑いで日常生活を送っていても、みんな一枚めくればあんな感じで、必ず『どっちかの側』にいるのではないかと、良くもない想像をさせてくれます。
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