シビル・ウォー アメリカ最後の日のレビュー・感想・評価
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寝落ち
始めから ラスト30分のシーンから始まってたら もっと見入ってたかもしれません。 若い未熟な女のコ カメラマンを同行させたのは
何故なんでしょう?
ベテランと新人を 対比させたいのは 分かりますが イライラして 仕方ありませんでした。
現代の地上戦と、戦争ジャーナリズム
救いがたく分断したアメリカの現在を苦めのフィクションとして描く・・みたいな映画を想像していたが違った。
「現代の地上戦」と「戦争報道」をリアルに描こうとした映画。大統領が一党独裁型の政府を構築していてそれに対抗するカリフォルニア州+テキサス州が蜂起、というストーリーらしいが、対立軸はほとんど重要性をもっていない。何をめぐって誰がやるにせよ、地上戦の実態はこれだけ凄惨なものなのだということが描かれる。
アメリカ本土でこれだけ凄惨な地上戦が起きるとしたら、たしかに内戦(シビル・ウォー)以外にないだろう。他国がアメリカ全体を敵に回してアメリカ本土に上陸してこんな地上戦を展開できるとは思えない。
戦争報道のありようは主に、ベテランカメラマンとカメラマン志望の若者(両方女性、だから「カメラマン」じゃなくて「フォトジャーナリスト」と言うべきか)を通して描かれる。描かれる戦争報道は昔も今の変わらない王道のジャーナリズム。人が死のうが殺されようがそれを助けるのではなく、写真を撮る。より悲惨なことが起きればより良い写真がとれるかもしれない、そういうジャーナリズム。何のために、という問いが重すぎてジャーナリスト本人が耐えられなくなるような、ジャーナリズム。
未来社会の報道といえばフェイクニュースをがんがん作って垂れ流す、という描き方が多いと思う。それとは違ってアレックス・ガーランド(監督・脚本)は、本来の、というか昔から変わらぬ戦争ジャーナリズムをリアルに描こうとした。そのこと自体が彼のメッセージだろう。
思ってたのと全然違う展開だったけど、好き💜
なんて書こうか考えてるうちにどんどん変わっていってしまいそうなので、とにかく書く!
(映画の最中)
・え?ロードムービーなの?聞いてない!
・リー女史、酸いも甘いも嚙み分けてきた面構えしてる(演技とは思えないほど!)
・ケイリー・スピーニー可愛いぞ💜
・戦時下における張り詰めた環境下では車のバックシートで夜中話をするジェシーとジョエルのあのシーンに妙なエロスを感じた。学生時代の“なんかコソコソ悪いことしてるかも”のソレと似てるかも。
・有事の際でも息抜きは大切。でも行き過ぎた馬鹿は命を危険にさらすのね。
・逃げ隠れ、最後の最後まで自分のことしか考えられないよぉな大統領が(架空とわいぇ)なんで3期当選してんの??
(観終わった後)
・捕らえられて殺されそうになってるようなシリアスな場面での夫婦共演とかなんか気になっちゃうから好まない派てす。(ただし、今回は観てる最中には気が付かなかった💦再鑑賞することがあったら気になっちゃうなー、お二人が。)
・内戦に至った経緯……作中では触れられてないからこの辺りも“ご想像にお任せします”なのかな😅アホの大統領が3期目に突入してる感じからしてアメリカ国民の判断力そのものが崩壊しちゃって起きた!?それとも国民の政治への無関心さが生み出した悪夢??それに警鐘を鳴らしてるの??
観終わった直後には正直この映画が良かったのか悪かったのか、好きなのが嫌いなのかすらよくわからなかった。とにかく疲れた。酸欠にもなるし、酸欠によって引き起こされる頭痛も起きた(オッペンハイマー以来だな)。グラシネIMAX GTで観たおかげで迫力凄くて戦争の恐ろしさだけでなく『ヒトコワ』までもが助長された気がする。
でも2日経った今でも鮮明に思い出すし、むしろペールな色合いだった作品が自分の記憶の中でどんどん色鮮やかにビルドアップされていく不思議な感覚。
作中たまに見え隠れするA24のアート性の強い描写……。要るとも要らないとも判断しがたいけど、結果悪くない、かな。
A24信奉者ではないけど、独自性の確立は大切✨後押ししたい‼️
その行く先は…
近未来のアメリカ合衆国の内戦の物語。
カリフォルニア&テキサス州からなる西部勢力vs政府軍による争いにより、緊迫する米国内。
大統領へのインタビューを敢行しようとワシントンD.C.を目指すジャーナリストたちの行動と共に描かれる。
今作は自国民同士の戦い。
内容はあまり好きではなかったが、あり得る話だろうし、こわい。人類の戦いは、現実にいつまでもなくならず繰り返されている。
元は50州あるアメリカ、分断というかほぼ崩壊。
前情報少なめで鑑賞したため、通常のウォー・ムービーのように兵士がメインキャラだと思っていたので全然違った。ジャーナリストたちの使命をも考えさせられる。
終盤の戦闘シーンは凄まじかったと思う。
ジェシーにムカムカしたが、経験不足で無鉄砲、それが若さであり、みな手探りでその道を辿り、(良識ある)先達から学ぶのだ。
初めは本当に子どもかと思った小さい彼女、「プリシラ」のケイリーとわかり納得。
「エイリアン:ロムルス」と大活躍ね!(見てないけど)
ちなみに…「防弾ベスト」という字幕を見た時、そういや自分の聞きなれているのは「防弾チョッキ」だなと。年を感じてしまったのだった(笑)
戦場カメラマン視点で描いた映画
予告編で観たら戦争映画かなと思い
期待して観に行ったら
主役は戦場カメラマンの2人の女性
ニューヨークからワシントンまで行って
大統領にインタビューする目的で
ロードムービー的な描き方
最後のホワイトハウスの襲撃シーン
は細かいところまでリアルに描いて
少し怖く感じた インパクトありました
ただ全体的メッセージ的が無いですね
最後もあっけなく終わったけど
カメラマン視点での描き方良かった
リアルでした
A24の映画の中では予算かけて
見応えある映画でした
音響効果映画
戦時下で失われる人間性
アメリカで内戦が勃発。その有様を、戦場カメラマンたちの視点で描く。
この映画で描かれる最も恐ろしい部分は、前線の戦闘ではない。後方の、治安が崩壊した状況下であらわになる、人命軽視の残虐性だ。カメラマン一行が遭遇する死地は、手に汗握るほど恐ろしい。
そして、そうした危機を経験した、ナイーブだった若い女性カメラマンが、最後にとる行動の、吐き気を催すようなおぞましさ。
平和の有難みをつくづく実感させる、後味の悪い問題作。
従軍カメラマンの話なんですね。
アメリカの内戦を描いた映画って事だったから、銃撃戦がいっぱいだと思ってたのですが、基本的にはロードムービーになります。
銃撃戦が全く無いって訳じゃないんだけどね。
けど、銃撃戦を見るよりもショックな映像が有って何回かビクって体が動いてしまいました。
主演のキルステン・ダンストは随分年を取りましたね。スパイダーマンのMJの時とは違うけど、やっぱり美しいです。
ケイリー・スピーニーは「エイリアン:ロムルス」の子なんですね。って26歳?10代に見えました。
命の価値
とある争いで現実にこの1年間で死者数41000人になっているとの記事がありました。
41000人の人生が、人の意思が、幸せが奪われと。
今作は内戦での戦いが描かれていますが、戦争の狂気が人の命を軽くさせる現実がある事を意識させられました。 内戦でも実際に南北戦争があった事もありより現実と重ねられ重く感じられます。
日常に戦争のある生活。
「同じアメリカ人じゃないか‼︎」
「どっちのアメリカ人だ?」
アメリカ内で戦争が起きたら?
を戦場カメラマン目線から描いた物語。
映画館の中が全てが
とんでもなく重い緊迫感になった。
力入り過ぎて震えたし
多分、瞬きもしていない(推測)
生活の中に普通に戦争がある恐怖がどれだけ怖いか。
だって凄く人の命が軽い…いや、違う
他人の命はは軽く、自分と仲間の命は重い。
ただ、この監督が上手いのは
疲れを音楽で癒してくれるので
どっと汗かいた後に一回リセットさせてくれる。
それを映画的演出というのか、
そのリセットそこ生きてる証拠というのかは分からない。
人間という生き物の難しさ
「エクス・マキナ」のアレックス・ガーランドが監督・脚本で、今話題の作品であるし、間違いなく今年のアメリカ映画の代表作になるであろう作品であり、基本的にアメリカという国は5年か10年おき位にこんな感じの内政不安をテーマにした問題作を必ず作っているので、本作もそんな中の選ばれた1本なんだろうという予想の下で、とりあえず見ておこうという気持ちで鑑賞しました。
で鑑賞結果ですが、映画的には面白かったです。尺も短めでスッキリとした出来上がりになっていて、恐らく若い頃に見たら大絶賛していた様な種類の作品ですが、この歳になって上記した様に同じような種類の作品群を沢山見て来た人間からすると、この作品の源流にある「人間なんて所詮この程度の生き物」という諦観と同様の、後ろめたさと後味の悪さの方が強く残った気がしました。
そして、これはアメリカの危機というよりも“二大政党制”の多いアングロサクソン諸国ならどこにでも孕む内在した危機の様な気がしますね。
本作で示されている非人間的な残忍性などは別に戦争や紛争の時だけに表出するモノではなく、元々人間にある遺伝子レベルの特徴であるかのような描写が、この作品の持つ怖さの様な気がしました。それを言ったらお終いという位に冷徹に人間の本性を描きたかったのかなぁ。
でも、主人公というか狂言回しには報道カメラマンという職業にしたり、その中でもサミーというヒーロー的ジャーナリスト役を配置したりで、人間性も少し挟みながらもラストカットのフォトショットの皮肉を超えた人間性に対する諦観は複雑な気持ちにさせてくれます。
これがこの監督の特色なのかな?後味は決して良くないのだけど、反面本質を見せられて納得(諦め)させられる何処か気持ち良さも感じさせられました。
しかし反面教師として“二大政党制”の危うさを理解しても、アジア・中近東・東欧・中南米諸国に多い“一党独裁制”が良い訳でもなく、人間という生き物を管理制御する理想的な(政治)システムなんて存在しないのかも知れませんね。
日本の様に“二大政党制”でも“一党独裁制”でもない中途半端な国が、案外しぶとく平和を維持出来るのかも知れないとも少しだけ思いましたよ(爆)
でも後味が良くないと言いながらも本作にしても、少し前に見た超胸くそ映画の『ニューオーダー』の様な映画にしても、こんなことを発せられるメディアってもう映画しかないのかも知れないっという事も感じるし、こういうことを発せられない世界こそ本当に人類の終わりの日の様な気もする。
凄く不思議な映画でした
A24渾身の一作ということで通常上映を鑑賞しました。
フィクションの端々にリアリティが感じられ、感情移入をなるべくさせないようにするストーリーが新鮮に感じました。
映像美、音響がしっかりと観客を世界観に引き込み、ストーリーがノイズにならない感じが良かったです。
しかし、これと言った突出するべきシーンや描写はなく、それもまたリアリティに徹底しているからなのかと感じました。
手放しに面白いと言える作品ではなかったので、この評価にしています。
質が良くて、音響は素晴らしい
素晴らしい映像で、迫力ある音響で、体感的にはなかなかいいんですが、内容とか演出に疑問符が・・・
いきなりシビル・ウォー・・・まぁ別にそれでいいですけど、その唐突感がずっと続いて、終幕しても大きな構図が見えません。視点がずっと内向きで狭くて、しかも語られるのは常に戦場カメラマンにまつわる事柄。そこから殺し合いの悲惨さを描き出そうとしているとは思うのですが、せっかくのシビル・ウォーがもったいない・・・と思っちゃいました。
演出も、あまりに近い撮影シーンがめっちゃ不自然な感じを受けるし、劇中に流れる音楽が唐突だしどういった意図で流れているのか分からないし、迫力ある戦場をリアルに描いているところに少し場違いな音楽ばかりで、正直邪魔に思えてしまいました。
突然始まり、突然の戦い、突然の出会いと別れ、突然の恐怖や悲しみ・・・あらゆるぶつかり合いで魅せようとしているのは分かるんですが、すべてがすべて唐突で説明を極力抑えているために、意味分かりません。
落ちも結局それかよ・・・と思っちゃいましたし・・・しかも、なんで殺っちゃうのかホント意味が分かりません。あまりに内内で戦闘の構図をまったく見せてくれないので、戦いの意図が分からん殺し合いだけが目の前で展開されている感じでした。
昨今のアメリカの情勢とこのタイトルなので、色々と意味深い内容を期待しちゃうところなので、見て、勝手に肩すかしを食らったような印象になっちゃうんですが、質のいいエンタメ映画ではあります。ただ、個人的にはこの作品の演出はちょっと・・・ってな感じです。
んー、ちょっと想像してたのと違った
アメリカ国内で戦争が始まって、両陣営の戦いを楽しむのかと思ってたけど、、、
実際には第三者の報道員目線からの描写で、両陣営内の描写は一切なく、主義主張も一切なかった。
だからなのか、感情移入できないというか、戦闘の臨場感が無かった。
戦闘を楽しむ映画ではないなと感じました。
キルステン・ダンスト≒キョンキョン
ドルビーシネマで鑑賞。
全編に渡って緊張感が凄まじい。発砲音で椅子から飛び跳ねたこともたびたび……。
キルステン・ダンストの貫禄と人間性が誰かに似てると思ったら、今現在の小泉今日子のような気がした。
SNSでは彼女の実際のパートナーであるジェシー・プレモンスが演じる赤メガネのレイシストのキャラが一番盛り上がっているようだけど……たしかにあのシーンはキツイ。特にアジア系にとってはガツンとくる内容だった。
落ち着いて振り返ると新米カメラマン・ジェシー演じるケイリー・スピーニーもイイ。
冒頭の自爆テロに巻き込まれるところから、死に直面するトラウマ地獄を経て、終盤のホワイトハウスまで、短期間での成長をくっきりと表現してくれていた。
シリアスなシーンと陽気な音楽の落差が際立つ。
『プライベート・ライアン』のように戦場に引きずり込むような映画だった。
報道カメラマン目線の緊張感あるアメリカの内戦を描いた作品。 本年度ベスト!!
終始リアル感のある生死の狭間にいる報道カメラマンの生き様を描いた作品って感じ!
ベテランカメラマンのリー。
新人カメラマンのジェシー。
この2人を中心に進むストーリー。
大統領の独占インタビューを取材しようとニューヨークからホワイトハウスのあるワシントンまで車で移動するロードムービーって感じ。
ホワイトハウスまでたどり着くまでの道中で起こる生死を分ける様々な出来事が見所だった!
報道カメラマンの真実を伝える使命感みたいなのが心に刺さる。
命懸けで写真を撮る生き様は何がそうさせたのか?
気になるところ。
新人カメラマンのジェシーがカメラマンとして成長するのに反して、ベテランカメラマンのリーに恐怖心が芽生えて行く感じに考えさせられた。
ホワイトハウスでの銃撃戦の迫力がハンパ無い!
武器も持たずカメラだけで戦地にいるカメラマンってスゲーな。
アメリカの国旗の星の数が50個から2個になってるのが少し笑えるけど近い将来あり得るかもしれないと感じた。
ラストが衝撃的だったけど新人カメラマンのジェシーのこれからの成長が気になる(笑)
エンドロールの写真。
兵隊の笑顔の先に何があるのか?
考えさせられました( ´∀`)
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