シビル・ウォー アメリカ最後の日のレビュー・感想・評価
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戦争の悲惨さをアメリカ内戦という例えで伝えてるのかも
近未来のアメリカで、連邦政府から19の州が離脱し、テキサス州とカリフォルニア州の西部同盟軍と政府軍の間で内戦が勃発した。また、オクラホマ~フロリダ州にかけての、フロリダ連合軍も政府軍を次々と撃退してワシントンD.C.を目指していた。各地で激しい武力衝突が繰り広げられていて、政府軍は劣勢にもかかわらず、大統領は勝利が近いとテレビで嘘の演説を流していた。戦場カメラマンのリーたち4人のジャーナリストは、それまで14ヶ月の間一度も取材を受けていない大統領にインタビューを行うために、ホワイトハウスに向けてニューヨークを出発した。寸断された州道を迂回し、ピッツバーグ、ウェストバージニア、バージニア州を経由する、およそ1500kmの長旅で、ワシントンD.C.に向かった。彼らは戦場と化した道中、銃撃戦に巻き込まれ、死の恐怖や兵士の狂気を目の当たりにし、それでも記者としての使命のためホワイトハウスを目指し・・・、さてどうなる、という話。
舞台はアメリカだが、ウクライナやガザ地区、その他世界で起きている戦争の状況ってこんな事だよ、って教えてくれてるような気がした。
あの大統領はプー○ンの例えかもしれないし、習○平、ネタ○ヤフ、もしかしたらトラ○プかもしれない。
かつてのチャウ○ェスクやフセ○ンだったかもしれない。
ドンパチだけでなく、案外深いメッセージが含まれてたようにも感じた。
最後のジェシーの行動はいただけないが、リー達との今回の旅ですごく成長したな、と思った。
タイトルのスケール大きさと反比例した内容でがっかり
本作は戦争カメラマンの視点に特化しているため、権力闘争や軍事的な対立のダイナミズムが不足しており、アメリカ内戦が不可避な状況に陥った必然性が最後まで伝わってこない。映画タイトルが示唆するような壮大なスケール感とは裏腹に、内容はジャーナリズム的な視点にとどまっており、より深く内戦の背景が欲しかった。
Americans are violent!
きっとあんな風に内側から壊れるんだろうな。米国が内戦になったら、中国、ロシア、北朝鮮が暴れ出すから間違いなく世界大戦だ。
SNS時代のジャーナリストの価値
なんの説明もなかったので後で解説を見ました。
アメリカの西海岸が独立します。西軍=WFと略されます。
西軍はワイントンDCの大統領を制圧しようとします。
一応この構図だとクーデターとなるでしょう。
映画の大統領は3期目です。通常2期までです。
FBIを解体します。FBIの仕事は大統領の調査もあります。
トランプ氏がFBI捜査官を解任してました。
このあたりトランプを意識した映画となります。
大統領選や戦争報道など印象操作が大事です。
カメラマンがどのような印象を与えるのかが焦点になります。
内容ですが戦争より新人の成長が印象に残りました。
ベテランカメラマンと新人カメラマンが登場します。
仲間が死んでベテランはやる気を無くします。
その一方で新人はメキメキと上達します。
仲間たちは戦場で興奮するような異常な人ばかりです。
しかし新人は酷いことを酷いと感じています。
それを見たベテランは若い自分を思い出したのでしょうか。
ちなみに新人役のケイリー・スピーリーは
先月公開のエイリアン・ロムスルの主役の女の子です。
かわいいです (`・ω・´)
キルスティン・ダンスト
主演のリー役の女優をずっと、「ベター・コール・ソウル」のキム(今年公開作バットボーイズにも出てた)だと勘違いしており、エンドクレジットみて、キルスティン・ダンスト!マジか~
後半のあのシーン、夫婦共演だったとは…(ジェシー・プレモンスのアイツ、怖すぎだよ!)
キャサリン・ビグロー監督「デトロイト」が個人的年間ベストだったので、こういうの大好きです! オワリ
予告編に騙されました
予告編で気になって鑑賞。
内戦による混沌とした状況なのになんか呑気なBGM。まぁ、鑑賞している我々も映画の世界の中立の街も呑気なもんだよなと。
所謂普通の戦争映画かと思ったんですが、新人とベテラン戦争ジャーナリストの話でちょっと拍子抜け。
なんで内戦になったのか、各シーンがどういう状況なのか、どっちがどっちなのかがいまひとつ分からずもやもや。
最後のホワイトハウス戦はようやっと期待通りの戦闘シーン。
エンディングは衝撃的だけどなんか雑。
アホな友達とつるんではいけないです。
無鉄砲なジャーナリストのお話でした
予告編だけ観て、ちょっと期待していた。
現代のアメリカの内戦という発想が面白いと思ったからだ。
しかし、全くの期待ハズレだった。期待していたところには全く焦点が当たっていなかった。
【物語】
近未来のアメリカ。19の州が連邦政府から離脱し、アメリカは分断が進み、カリフォルニア州とテキサス州が同盟を結んだ「西部勢力」を初めとした「反政府軍」と「政府軍」の内戦が激化。 反政府軍はホワイトハウスに迫っていた。
ニューヨークでの内戦を取材していた戦場カメラマンのリー(キルスティン・ダンスト)、ジャーナリストのジョエル(ヴァグネル・モウラ)とサミー(スティーヴン・ヘンダーソン)は、いよいよホワイトハウスが陥落すると予測し、直前の大統領の取材と陥落の瞬間を報道することを目指し、ワシントンD.C.へ向かうことを決める。
この3人に、まだ見習いとも言えない、素人同然の戦場カメラマンを目指す少女ジェシー(ケイリー・スピーニー)が当日加わり、4人でワシントンD.C.に車で向かう。普段なら400km程度の距離だが、道路が寸断されているため1,000km以上の道のりを走り続ける。 道中通り過ぎる町・集落も最早戦場あるいは無法地帯と化し、ワシントンD.C.に近づく前から4人は次々と命の危険に晒されながら道を進む。
【感想】
観賞前の一番の興味は、どういう理由で国内が分裂、分断が起きたかという、その設定に有った。(一部ウトウトしてしまったので多分だが)分裂理由は一切語られていなかった。内戦有りきのスタート。そこが最大の期待ハズレ。
内容も終始、戦場ジャーナリストのお話。
戦場ジャーナリストに焦点を当てるのが悪いとは言っていない。過去何作かそういう作品を観て、戦場ジャーナリストの存在意義は学んだつもり。 しかし、戦場ジャーナリストの話と架空のアメリカ内戦を組み合わせたことには?が百個くらい付く。
戦場ジャーナリストを描くなら、フィクションではなくて、リアルで描くべきでしょ。実話ベース、ドキュメンタリータッチで描く方が何百倍も説得力が増す。
登場キャラのジャーナリストが無謀過ぎて、あり得ないと思うより「バカじゃないか」とシラケた気分になった。フィクションだと思うから益々そう思う。
もし、これが“実話ベース”となっていたら「そこまでやるのか」と感動したかもしれない。
もう1つ、戦争映画となれば不謹慎だがドンパチの迫力を期待してしまっていたことは否めない。終盤に多少はあるものの、何せジャーナリストの話なので中盤までは人対人の戦いに終始したので拍子抜け。
唯一の救いはジェシー役のケイリー・スピーニー。(劇中キャラはとても共感できなかったが)とても魅力的だった。「初めて見た」と書きかけたが、確認したら、つい先日エイリアンで観たばかりだった(笑) どうも洋画は作品が変わると雰囲気が変わって分からない、と言い訳しておく。一方、雰囲気が変わっても毎回激賞している自分のヒロイン検知嗅覚には感心(笑) 次作も期待したい。
作品としては、娯楽としての戦争アクション映画を期待する人、ジャーナリストのヒューマンドラマを期待する人、どちらにもおススメできません。
迫力はあるけれど
アメリカの国の内戦の映画なので、何故、内戦がおこったかが理解できず
日本の時代劇的な、戦国いくさ合戦の、アメリカ版なのかな、と
内戦の迫力はあれど、しかし、あんな打ち合いの現場にPRESSが入っているのが驚き
危ないでしょ、銃で無く、カメラ構えて
そのカメラ、何故にフィルムカメラなの?
本拠地DCに向かう時、後追いの二人は何故あんなに陽気なの?
来る途中に攻撃されなかったの?
最後のDC、降伏という選択肢は無いのかな?
という、随所に何故?残りました、アメリカならではの事情があるのかな
何となくすっきりしない題材と終わり方で、体躯はしないが、
娯楽にはならなかったです
考えてしまう、日本のシビル・ウォー
【シビル・ウォー】
トランプの出現以降露わになったアメリカの分断が更に進んで、遂に国内で武力衝突となる戦争映画なのかと思っていたら少し違っていました。アメリカ大統領の独占インタビューを取る為に、戦火にある国内をワシントンに向けて移動するジャーナリストが各地で遭遇する、露骨なヘイト感情・差別・分断・容赦のない暴力・殺人、そしてそれを助長する無関心がむき出しになるロード・ムービーというが本作の骨格でした。その一つ一つが、すぐ手の届く未来の姿の様に見えて恐ろしい、恐ろしい。
現在は民主党の牙城と思えるカリフォルニア州と逆にガチガチの共和党州であるテキサスが本作ではなぜ同盟関係にあるのか、そして、何が争点となって内戦に発展したのかは本作では一切語られません。また、あちこちで現れる武装兵が政府軍なのか同盟軍なのかも分かりません。その事が不気味さを増すと共に、背景説明に要する時間を割いて物語を深める事に成功しています。
それらがあればこそ、終盤のホワイトハウス攻撃の凄まじさが際立ちました。
アメリカの人々はこの映画をどの様な気持ちで観ているのでしょう。エンタメとして楽しんでいるのかな、リアルな近未来劇に見えるのかな。翻って、同じように分断が進む日本はと考えると、こんな内戦にはならず、もっと陰湿な形で内部崩壊していくのではないのかなと陰鬱な思いがするのでした。
女がすべて
憧れの母が、自分を守るために殺される。その瞬間に娘がシャッターを本能で切る。
能力の継承は死の事実と残酷にしかないのでしょう。
きっと彼女は素晴らしい戦場カメラマンになって殺されるのでしょう。
男は嘘くさい血統しかない、女にはそれ以外の全てがあり、宇宙そのもの。
素晴らしい映画でした。
感謝。
恐怖の映画
ホラー映画なんて所詮創りもの
戦争映画も創りもの
リアルなドキュメンタリーの戦争映像はなかなか人間像までは追っていないのがほとんど
この作品は、戦争の銃撃戦のリアリティを作る一方で戦時中の様々な人間の狂気を見せてくる
撃ちまくる兵士の狂気
隣人の善悪さえ見えなくなる狂気
敵味方が判断できない兵士の狂気
戦争に関心を持たないふりをする狂気
誕生地だけで善悪を決める狂気
報道は正義と信じてる狂気
そして戦争そのものに正義をはめる狂気
生物に弱肉強食があるように
人間界に戦争が起こるのは本能のようなものなんだろうかと問われている気がした
戦争カメラマン
アメリカの内戦。広いアメリカ中、身内で差別殺しやな、アレは。若手女子と先輩らとのカメラマン仕事のドキュメントみたいな。いやはや戦争カメラマンっちゅーのは命懸けですわ。感情を消して我が使命を全うせな成り立ちませんで。
何処へ向かう戦い?
米国の内情は分からないが映画の中では唐突に内戦が始まっていてストーリーに付いて行けなかった、国家分裂の果て中身のない権力にすがる大統領と指名としてそれを守る大統領派と解放軍的革命派それに続く事実を伝えようとするジャーナリストの話だがどうも要領を得ない物語に感じた。
良かった!
いや、何だかアメリカの一大事が何で起こったのかとかは特に描かれて無くてまぁ大統領があまりよろしくない人っぽいので国民がプンスカ!ってなったんだろうなぁ……てな感じなんでしょうね!
んで4人の戦争ジャーナリストがNYからワシントンDCまでドライブをする感じで色んな事態に巻き込まれてあんまし戦争映画っぽくはないなぁと思いながら観てたら、最後にホワイトハウス攻略戦が描かれててテンション上がりました!
あー、何か久々にレビュー書くけど何書いていいかわからんなw
とても面白かったです( ^ω^)
A24の大作に脱帽
個人評価:4.2
ヒリヒリとした緊張感が絶え間なく続く。
アメリカの分断。ifもしもの物語。明日来ないとは限らない現実を、ロードムービー風に描く。
戦場カメラマンが主人公だが、プライベート・ウォーやメリー・コルヴィンの様なジャーナリズムを掘り下げる内容ではない。しかしながら、あのラストのシーンは記録し伝える事の意味を物語っている。
A24が大作を作るとこうなるか!脱帽しました。
アメリカ本土が戦場に‼️。【分断‼️】から、リアルな殺し合い‼️現実だったら?
とても衝撃的にして画期的戦争映画でした。
あまりのことに、息もつかずに、没入して観た。
監督・脚本はアレックス・ガーランド(1970年生まれ)
アメリカの内戦?とは目の付け所が鋭い‼️
ベトナムや朝鮮戦争で、他国で代理戦争をする汚い国に、
遂に国内での内戦勃発の殺し合いか?
焼きが回ったか?と思った。
《Dolby cinéma 字幕で観たのでの、Dolbyの没入感と爆音、
リアルな戦場の臨場感が半端なく、私は確かに
戦場を逃げ惑っていました。
《ストーリー》
アメリカの19の州が政府に反旗を掲げて、国土は政府軍と西部勢力の
内戦になったアメリカ。
反政府軍はカリフォルニア州とテキサス州ですが、アメリカって州毎に法律も
違う位で、州はある意味で沢山の国が集まった違う考えの人々の集まり。
民主党と共和党の2つに分断されてるのだから、
《民主党軍🆚共和党軍》ならもっと分かりやすい・・・が、
まぁ、それはさすがにできませんね!!
ワシントンD.C.の陥落が迫った中、
有名女性カメラマンのリー・スミス(キルスティン・ダンスト)と、
WPの記者などジャーナリスト4人が、ホワイトハウスを目指して、
白いバンに乗り、大統領のインタビューを敢行しようと
ホワイトハウスに向かうロードムービー的映画でもある。
この戦争、【何が目的で戦うのか?】
これが判然としないので困ります。
大義の為でもない。
理想の為でもない。
《独立のため》との言及もあったが、西部勢力が勝ったら、
何をして、どこがどうなるのか?設計図さえない。
案外、気に食わない、目障り、嫌い・・・ムカつく、
そんな感情的な《好き、嫌い》が戦争にまで発展して殺し合う・・・
そんな危惧さえ抱いた。
国土を守るために戦う《ウクライナ》の戦争とは真逆の
クレージーな戦争。
A 24はとんでもない映画を世界に送り出したものです。
ある意味、ドローンで見えない敵を倒す現代の戦争の
【ゲーム的側面】も見えてくる(兵士に顔がないし、誰でもいい)
なのに真に迫り変に生々しいのです。
そして起こる分断。
良心🆚悪
良心と悪の対決ならまだ分かる。
そんな大義なんかないのだ、
あるのは排除。
そしてまだ良心を持っているリー・スミス(キルスティン・ダンスト)と、
WP誌の老記者・サミー(スティーブン・マッキンリー・ヘンダーソン)
2人は、正義の意味が分かっている。経験と常識の蓄積がある。
若い割り込んで来た戦場カメラマン志望の若い娘
ジェシー(ケイリー・スピーニー)
ジェシーは2度もサミーやリーに命を助けて貰っているのに、
なんの恩義も感じていない不届き者。
あるのは幼稚な売名に手柄と功名心のみ。
そしてこの映画はお金をじゃぶじゃぶかけた大作映画ではない。
大スターはほぼ居ない。
スクリーンはシネマスコープよりやや小さい。
やや両幅が狭めのスクリーン。
意外なことに《人の命の大切さ》を強く感じたんですね。
それだけ登場人物のリー・スミスと老記者のサミーは
人間的な魅力があった。
キルスティン・ダンストの土気色の荒れた肌、疲れ切り
戦いに疲弊していく姿は、老婆のようにも見えて本当に真に迫り
彼女(リー・スミス)の報道なら、私は信じられる。
ジャーナリスト・・・サミーも、車を運転して助けに来るシーン。
長年の経験値が生きたシーンだった。
ほとんどの兵士、西軍も政府軍も殆ど見分けなんか付かない。
ただ1人、気をはいたのは、赤いサングラスのジェシー・プレモンス。
彼の出演シーンの10分程は、凍りつきました。
(これが戦争の狂気か!!)
【死と隣り合わせの戦場】へ好んで赴くカメラマンそして記者。
キャパも沢田も地雷で死んだ。
一枚の写真、一言の談話・・・その為になら、
「死ぬことも辞さない》
ひよっこカメラマンのジェシーも、そんな覚悟を決めたのだろう‼️
この映画が《嘘でフィクション》と切り捨てられないのが、
《本当に怖い!!
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