シビル・ウォー アメリカ最後の日のレビュー・感想・評価
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忠告
この映画が気になってる人がいたら忠告しておきたい。観ない方がいい。映画だとは思えない。そこにいるかのような臨場感と恐怖感。わざわざお金を払ってまでこんな恐ろしい思いをすることはない。
ひょっとしたら明日にでもアメリカで起きるかもしれない。日本でだって起きるかもしれない。そう。ウクライナやガザでは今も起きている現実。この3年間、知らないふりをして毎日生きてきた、そのことに気づかされてしまう。
それでももしも観るのなら映画館で観ることをお勧めする。テレビやスマホではこの臨場感は感じられない。映像と音響が凄い。どうやったらこんな映画が撮れるのだろう。
ストーリーや脚本についても書きたくなるが、観に行く人のためにやめておく。何も知らずに観に行った方がいい。この話の背景ぐらいは映画紹介を見ておいた方が理解がしやすいかもしれない。でも何も予備知識が無い方がいいと思う。
プロセッシング
「キルスティン老けたな」と思ったら、どうやら役作りだったらしく、見ているうちにだんだんそのワケが分かってきた。まあ、それはのちほど。
昨今は大谷人気でメジャーリーグの中継を見る人もずいぶん増えたようで、「102マイル早え!」と思ったら、NHKのアナウンサーが「163.2キロです」とか要らん変換を咬ませてくる。マイルを㎞に変換する意味があるのか?などと、やや辛口に受け止めていた。この映画でも、ワシントンDCまであと○○㎞など、マイル表記の字幕のすぐ下に日本語の字幕が入る。なんか気になる字幕だと思ったら、なんと松浦美奈さんだった。
どうも、私はこのベテラン翻訳家さんとの相性が良く、確か『女神の見えざる手』も松浦さんだったと記憶している。
アメリカの分断に立ち向かう女性を主人公にした、見ごたえのある映画だった。まさか彼女が映画を選んでいるのではないだろうが、こういう社会を切り取ったような作品は松浦さんに任せておくに限る。
象徴的なのが、映画中盤に差し掛かるシークエンスで、リー記者が仲間の軽はずみな行動で命を落としかねない窮地に陥ることになり、見殺しにするか、助けるかの二択を迫られる。やがて痛みを伴う結果に気持ちが沈んでいる時に、何気なく「プロセッシング」と呟くセリフがあった。聞き間違いかとも思ったが、間違いないだろう。
字幕では、「心の処理中」と出ていたのだ。
これが実に意味の深い、的確で素晴らしい字幕だった。
この映画の最大の特徴は、起承転結になっていないことだ。「起」と「承」がない。
無理やり一本の映画にしたいなら、新米カメラマンのジェシーを主人公にして、ワシントンを目指す一行に強引に割り込んでやがてスクープをものにする成長を描くことで足りたはずだ。だがそうなっていない。
なぜ内戦状態になったのか。どうすればこの混沌(ケイオス)を解消できるのか。その問題提起と、解決策をこの映画は見せていない。まさに今の政局を映し出したかのように、冷徹にありのままを見つめているだけなのだ。
つまりプロセスが欠けている映画なのだ。意図的に、ここまでの過程を省略してある。Written and Directed というクレジットだったので、あえて撮ったけど残さなかった監督の意匠だと思う。
現実世界もそうだろうと思うのだ。「どうしてこんな世の中になった?」なんて、いちいち順序立てて今の流れを振り返ったりしないだろう。そこに落とし穴がある。
仲間を失うような窮地をくぐり抜けて、「心の処理中」と言って今の状況を必死に吞み込もうとするベテラン記者は、我々の分身でもあるのだ。その「プロセッシング」を「心の処理中」と訳した見事な腕前。思わずうなった。
期日前投票に行ったついで、久しぶりに劇場に足を運んだら、何でもやたらと高くなっている。馴染みのラーメン屋さんも味が変わっていた。そして買い物もしたかったが、欲しいものは売っていなかった。全部つながっているのだ。世の中がこうなったのは、自分のせいでもある。でも、いちいち立ち止まっていられない。
まろで映画に「前に進め」と言われているかのような気がした。
リー記者がドレスを試着するシークエンス。「笑ったらかわいい」と言ってシャッターを切るジェシー。このやり取りも印象的だった。女性らしくあること、日常に笑うことなど忘れ去っていたひとに、失った感情を取り戻させようとする少女。この交流が仲間としての絆を強くする。
内戦状態の国内で、どこ吹く風とのんきに店番をしているレディ。彼女がこうしていられるのも、遠くの屋上から狙撃兵が目を光らせているからなのだ。存在に気付いたリーは何気なくタバコをもらう仕草で、中指を立てている、ように見せている。
でもその直後に汚くののしり合う展開があり、実際に中指も4文字言葉も飛び交うのだけど。その隠喩にも妙に感心した。
均質にまじりあった世界は過ごしやすく、退屈なほどなのだが、ほんのひとつ扉を開けた世界に、分断と混乱は隣り合わせているのだ。それを見せてくれた映画だった。お見事。
2024.10.22
明解なメッセージ、重厚なテーマ
端的に言うと「これが戦争だよ」と観客に見せつける映画。今まさにガザやウクライナで起きていることをアメリカの市街地で再現したのが本作のテーマである。
内戦に至った経緯の説明はないが、それで良いと思う。戦地では善も悪もなくなり、敵も味方も判然としない。暴動や犯罪も加わって混乱を極める。「戦う理由」なんて殺す側の屁理屈に過ぎないだろう。
メッセージも明解だ。戦争の根源は、私はこちら・貴方はあちらと線を引いて叩き合うこと。それはまさしく、普段ネットで罵りあっている私達ではないか。
本作はヒーローが活躍するわけではないし、あえてミスマッチのBGMなど、A24らしい個性的な作風は見る人を選ぶと思う。しかし、途轍もなく見応えのある作品であることは間違いない。
最後に一言。モデル的美人ではないキルステン・ダンストを主役に据え、中年女性の貫禄と葛藤を見せたのも画期的である。
IMAX
TOHOシネマズ新宿のIMAXで鑑賞。
前述されていた方がいらっしゃいましたが、慣れないと気持ち悪くなるというのは分かります。
さらに前半はセリフばかりで、IMAXの意味がないと思え、少し退屈でした。
それでも風景や街並みを広角で撮った映像は奇麗でしたし、後半から終盤の戦闘シーンや銃撃戦は迫力で、結果としてIMAXで観て良かったというのが感想です。
内容は、国内が分断された意味や目的が分からないというのは、これも前述の通りですが、それを考えてはダメというところです。
主役は報道カメラマンで、ストップモーション的にカメラマンがシャッターを押した写真(静止画)が入るのが工夫された演出で、臨場感を増すことになってとても良かったです。
面白かったというのが観終わった感想です。
IMAXシアターですが、壁一面がスクリーンですから前列の人の座高が高いと視界を隠す部分があり得ます。今回ちょうどよりによって前の人が高身長の人で頭半分が椅子から出る感じで、隠れてしまいました。
TOHOシネマズ新宿の場合(スクリーン11)は、F列がその前が通路になっているので空いていて遮られる心配がないのでおすすめです。ご参考に。
自分でも学習します。
アメリカの東西が戦い合うというのは、来るワールドシリーズのLAドジャース×NYヤンキースの様相ですね。
これはフィクションですが、本当に大統領(元首)を倒してほしいロシアや北朝鮮で本当に起こってほしいと思ったのは私だけでしょうか。
看板に偽りあり
この映画は近未来におけるアメリカ合衆国の分裂と対立を描いたものではない。さもそうであるかのような題名と予告編であったが全然、違う。
すでに内線はあっているものとして、その状況下でたくましく育っていく若い女性戦場カメラマンの物語である。
まあ、それはそれなりに面白くはあったが、映画の題名と話の内容が合ってない。
アメリカがなぜ分裂し、戦い合うようになったか。政治的な思想によるものか、経済的な理由か。
地域的にどう分かれたのか。二つなのか、三つ以上か。
外国はどう対処しているのか。ヨーロッパは、日本は、ロシアは、中国は、北朝鮮は。。。
なんにも描かれていない。
ならば、舞台をアメリカにせずとも、架空の国の出来事で良かったのではないか。
国家が分裂し内戦を引き起こしたなどという話はいくらでもある。
若者がそこで成長していくというのなら、観る側もそこに没入して楽しめる。
やはり、題名は変えたほうがいい。
でもそうすると、観客動員数はここまで伸びなかったかな。
近未来リアル(文句を言う奴はダメな奴)の押し付け
緊迫の銃撃戦闘シーン×丸腰・カメラと[PRESS]の文字だけで闘う戦争(残酷酔い)カメラマン‥
対立の果て、議論の意味を完全に捨て去り、好悪と生きるための“区別”しかしなくなった“アメリカン”‥
この映画の映像とストーリーテリングは確かに素晴らしい。そのテーマにも人の心と恐怖心に迫るものがある。2000円+払うに相応しい。
ただ、はて、制作が根底に込めているはずのこの映画のテーマとは一体なんなんだろう?それこそ対立、私の政治的?社会的?思想や日々の努力(正直殆どしていないが)とどうもかなり違う考えや態度で作られているような気がして、どうも掴めない。少しでも関連するものとしてこれまでも「ミッシング」やら「キリングフィールド」「パワーゲーム」やら見てきて、それら旧作よりも本作のほうが撮影・映像、進行のリアルさ・冷徹さ、もしかしたら脚本の作りも良いのかもしれない。
でもなぜかあれらと見ている私の心は観劇中に一体となり、感じ、悲しみ怒り、映画館を出てその後の何かの糧になり得る学びのようなものがあった。なぜか本作にはそれを感じない。どうもレビュー件名のような注意をされているいるような気がしてしまう。私は少数派だと思うが、少し似たような感覚で私はあの大人気マンガ・アニメ「進撃の巨人」も苦手。
この映画のような各悲惨なシーンや出来事進行はこれまでの近現代史に実際あったし、今も今後も起こっているだろう。ただ私はあたかもこの映画制作が見ているような“今後の社会全てこんな方向、人間全員こんな諦めた感じ”ではないと思っている。
何が何だかわからない。
わたしが無知だからかもしれない。
アメリカ人が見たら、全然印象が違うかもしれないがいち日本人の感想として書きます。
架空の内戦。
まずは何が何だかわからない。
この映画にとって、どことどこがどういう理由で戦っているのかっていうのは重要ではないのだと思う。
それは理解できるがあまりにも置いてけぼり。
これが歴史的事実であれば、たとえば戊辰戦争なら、説明なんかなくてもだいたい想像がつく。
理由なんか関係なく、それでも人は戦いに巻き込まれたら残虐に人を殺すんだろう。
だが、見ている方はどうしても登場人物によりそいたくなってしまう。だが、この作品はそんな気持ちを無視して淡々と進む。
見ている人間にとって不親切極まりないのだ。
わたしたちは今、政府軍側にいるのか、西部軍側にいるのか、どちらに肩入れして見るのかも現在地がどちらかもわからない。
度々出てくる兵士たちはみな迷彩服でどちら側の軍かわからない。
主人公の出身地、コロラドは西部?ミズーリは?
冒頭の大統領は悪者だったの?
無知なのもあって置いてけぼりだ。
主人公もジャーナリストとして情熱があるのか、トラウマを抱えて本当は辞めたいのか。自分の感情をほとんど語らない。なので、共感が出来ない。
相棒の男性もハイなナイスガイなのか、知的なブレーンなのか、キャラも掴めない。
たぶん、映画は内戦よりジャーナリズムを描きたかったのかなと思う。
ただ、感情を語らないキャラ、中途半端な師弟物で感情は乗らないまま。
もっとベタなくらい主人公と若手の子が関われば気持ちも動いたかもしれない。
そして宣伝側は内戦物として売り出したいのはミエミエだが、それにしては内戦の説明がなく理解出来ない。設定がないからまるでリアリティがない。
二大政党が戦うほうがリアリティがあるけど、まぁ、それの映画化は無理なんだろう。
怖いのは急に同じ国民が殺し合う恐怖ではなく、グロい遺体や殺し方の残虐さ、派手な銃火器だ。
精神的にくる怖さではない。
つまり、怖くない。
これならよほど「ホテル・ルワンダ」のほうが怖かったし、トラウマになった。
ジャーナリズムを描きたいなら、実際の戦争や紛争をテーマにしたほうがいいのではないか。
反戦映画にしてもお仕事映画にしても中途半端だ。
作り手は本当にこれで自分が作った映画を誇りを持って人に勧められるんだろうか。
だとしたらズレている。
他の方のレビューにもあったが音楽が合わない。
個人的に好きな感じのかっこいい曲ばかりなのだが、詐欺師がでてくるような小粋な映画に合いそうな曲ばかりだ。
意図的にミスマッチ感をだしたかったのだろうが心地よくない。
見ている間、一生懸命日本に変換して理解しようと政府対関西が戦うことを想像してみた。
そしたら、それって「翔んで埼玉」みたいになるな、と思ったらまぁ、日本で内戦を描くよりはアメリカのほうが迫力がでるなと思った。
現代日本でやるのには無理があるので、少しだけ敬意の★1つ。
アメリカ映画ぽいかな
戦争映画かと思い視聴
間違ってはいないけど、見せ方が違っていた
見た事ある女優が主演で上映中は分からなかった
このサイトで答え合わせがてきた メリージェーンだ
戦争をみせるのでなく客観的に且つ違った角度での描写が良かった
視点が違うのだろうか…
投降しても躊躇なく殺される
この映画では、投降しても躊躇なく殺されてしまう。 同じ国の人同士がこれほど憎み合うことになるとは。 見えない敵は殺せても、目の前で命乞いをしている同じ国の人間は殺せないもの。 やらなければ、やられてしまうという戦争の極限状態を、差し引いても、ここまでになるとは。
ラストで殺害した大統領の周りで写真に収まる笑顔の兵士達。 その顔には、同じアメリカ人を殺したことへの後悔や虚しさは無い。
SNSなどでプロパガンダされ、憎悪がどんどん増殖していく、アメリカだけでなく世界中で。
どの種類の人間なのか分けて憎む対象にしなければいけないのか?
この映画がアメリカだけでなく、世界中で警告になりますように。
IMAXでの緊迫感に、米国内戦というシチュエーションが刺さる
IMAXで鑑賞。観た感想としては、思ってたのと違う...!いい意味で。
もっと2陣営の対立を俯瞰的にドラマティックに描くアクション映画かと思っていたが、ジャーナリスト目線で内部から戦争をありありと映した映画であった。
見始めたときはIMAXでなくてもよかったかなあ、と感じつつも、途中からの手に汗握る展開と、終盤の白兵戦の迫力はさすがでIMAXだからこその見応えがあった。
ただ、これだけだと迫力ある戦争映画でおわるが、米国内戦というシチュエーションを入れることで、一味変わってくる。
いまいるのはどちらの陣営なのか、なぜ争っているのか、撃っているのは同じアメリカ人ではないか、など。
言及されるのは地名だけで、内戦になった背景はほとんど説明はされないので前提知識はいるかもしれないが、その想像がふくらむことで考えるきっかけにもなっていた。
本当に戦場カメラマンがあそこまで入り込むんかい、というツッコミと、時にはさまるアップテンポな楽曲による混乱が正直入り込めない感覚はあった。
今の時代に見る価値のある、メッセージ性と映画としての迫力を兼ね備えた見応えのある作品であった。
ノイズ
NikonのFE2を使うなら、フィルム巻き上げやフィルムチェンジのシーンがないとダメです。
戦場で電池不要のフィルムカメラを使うのは一理あるけど、それに伴う弊害が描かれてないので全くリアルでない。
最後の連写は絶対無理かと。
いろいろホラーすぎて好き。
戦争映画のはずなのに、音ですごーく嫌な気持ちにさせてくる映画。音だけだったらこれホラー映画やん。ビックリするような大きな音とかそういうのじゃなく、不安感とか不快感を煽り続ける音響の使い方で、そこはかとなく意地悪。
是非音が良い映画館で見てほしい。ドルビーアトモスが良いんだろうな、IMAXの音響だとパッキリしすぎる気もする。
お話は戦場カメラマンの成長やその対比をしっかりやってるロードムービーで、アメリカ内戦は⋯アメリカ人なら色々脳内補完して楽しめそうだけど、日本人視点で見ちゃうとカメラマンの物語のオマケでした。
グロ苦手な人はキツイかもって描写が結構多い。タイヤネックレスがネックレスじゃなくてスポッとハマってるのタイヤ小さすぎてちょっと面白かった。
キャストはほんとにそこに居そうな人達って感じで良かった。サミー特に好き。山火事のシーンでのサミーが特に良かった。
アレックス・ガーランドは人を不安な気持ちや嫌な気持ちにさせるために映画撮ってるのでは無いかw
あの人の最後の会話は誰と何を話してたっけ。てなる感じとか、こう、人の心無いんかて言いたくなるけど、でもそこが良かったので困る。
過去作も割と嫌な気持ちにさせるの上手いなって思ったし。
戦争映画としても、気合い入ってて面白いんだけど、ほんと、特に音でいやな気持ちにさせられるの、なんなのこれwオモロいw
大統領選挙が近いこの時期に、アメリカの分断の先を語るって設定もなかなかにホラーみが強い。西武勢力が、民主党や共和党支持者が偏って多い州が手を組んでるとかも、その後への不安を残してみたり。うん、全体的にやたらに不安を煽るストーリーだな。ジャンル、ホラーでは?
【パンフレット 税込1000円 本文36ページ A4変形かな?】
写真、あらすじ、キャストスタッフ紹介、プロダクションノート、監督インタビュー、勢力地図、解説や批評6ページは多い気がする⋯。
ジェシーの撮った写真が載ってるの良かった。
アメリカの内部分裂そのものというよりは、 その環境の中で生きている...
アメリカの内部分裂そのものというよりは、
その環境の中で生きている人の営みを描いたロードムービーという印象。
感性は人それぞれですが、
私個人は観ていても「面白い」映画ではなかったです。
退廃的な環境でジャーナリズムを免罪符に自己中心的に行動する主人公たちを受け入れられるかどうかが評価の賛否が分かれる気がします。(私は後者でした)
淡々とした描写が妙に現代らしい
いきなり撃たれて死ぬような狂った世界観の映画は多々ありますが、この映画の撃つまでの間は絶妙にリアルだった。
追い詰められたホワイトハウスで大統領補佐官が交渉しようとしますが、話が長引きそうでこれ以上は無駄だと分かった時点で容赦なく銃を撃つ。大統領も見つかってすぐは射殺されないですが、「私を殺させるな!」と自己保身の発言をした瞬間に撃たれる。
瞬殺はしないが、辞世の句も読ませないところがアメリカっぽいなと思いました。
自己の身に危険が迫った場面では動揺しますが、他人の危機にはさほど影響されない主人公の描写になんだか現代っぽさを感じてしまう。
表面上だけ平和を装った町での洋服店の店員さんの態度は、日本の現状や自分自身のように見えました。見て見ぬフリをしているのに、まるで危機感や罪悪感を感じていない。
私にはわかりませんでしたが、至るところに強烈なメッセージが込められいるように感じました。
反乱軍の隊長みたいな人が黒人の小柄な女性だった所にも何かしらの意味があるんだろうな・・・
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