シビル・ウォー アメリカ最後の日のレビュー・感想・評価
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映像美にこだわりすぎてストーリー展開は☓
アマプラで鑑賞しました。
いきなり大統領の演説リハーサルでもう内戦状態に
入っている事を知ることに😰
LA Texas連合とワシントンDC現政府がどう言った
軋轢衝突が有って内乱になったかの説明が無いまま
ジャーナリスト達がワシントンDCに決死行の旅が始まる。
途中山火事のシーンとかに、日本人の監督?
と思ったりして😅
ラストは急にアクションシーンを盛り込んで
主人公たちが確保された大統領を目の前にしながら
何か訳の解らない短い質問をしてむざむざと射殺されるのを許してしまう。
ハッキリ言って時間の無駄でした。
内戦の怖さ。赤サン男の怖さ。
A24らしい映画。狂気に満ちてる。
日本で源平合戦してた頃は、こうだったのだろうか。。
赤サングラスのシーンが、最も緊張感があった。
お前はどこだ?の質問、マジで怖い。
あんな場にいたくない。
大統領の最後の一言。
トラさんだったら、何て言うんだろ。
いくら欲しい?かな(笑)
面白く無い
アメリカの分断はこの数年の傾向からリアルを感じるけど・・・・・・ってだけかなぁ。
実際に内乱状態になったら、露中北と言った紅組がここぞとばかりに仕掛けて来るだろうから、分断はあっても内乱にはいかないだろう。
途中で起きる出来事も「はぁ?」となるものばかり。最後のホワイトハウス前でリーがビビりになってから、突然にアドレナリンが出たのか?行動も意味不明。
全編通してジェシーが疫病神にしか見えない
タイトルなし(ネタバレ)
百戦錬磨の戦場カメラマン・リーと駆け出しヒヨコのジェシー。
視点は三人称で誰の主観も存在しない。
ジャーナリストでありリーの師匠であるサミーが戦場で死ぬ。
ここからリーとジェシーのキャラクターが変化していくというもの。
映画としての面白さが一周しきってしまって、
映画のタイトルとメインキャストの建付けが
いまいちしっくりこない。
兵士の視点とか(政府軍または西部勢力)
大統領かどこかの市民
なんでもいいけど、どっちかの側から観ると感情移入もわかりやすさも
あるのだけど。
ジャーナリストをW主役にしているものだから、基本的に中立的。
途中、兵士が誰と戦っているのかわからなくなっているあたり、
撃たれるから撃つというリアリティがそこにあった。
いずれにしても、感情移入ができないままジェシーが覚醒していくという
なんとも当てつけのような終わり方で、映画的にはこのジャーナリスト視点は
落ち着くんだと思うけど。
なんだか、映画通が映画を楽しむため(これくらいの角度じゃないと
アメリカ内戦の映画ってツマンナイヨネ)みたいなのが透けてるんだよな。
つまりそれなりの正義の御旗みたいなものがお互いに(政府軍・西部勢力)
描かれてないものだから、こいつら何のために戦っているのか?
と白けてしまうのだ。
そもそも戦争なんてのは、「俺、なんのために戦ってたっけ?」となるんだろうけど
それが狙いなら、ジェシーがあそこまでのめり込んでいく姿が狂気だった。
戦争ってくだらない、って伝えるための写真ではなかったからだ。
という私見とともに。いい映画だったけど、ずっと気持ちが入らなかったよ。
赤サングラスが光る映画
Primeで配信されていたので鑑賞。派手な戦闘シーンは少ないが印象に残るシーンが多く、緊張感、リアルな音響、不気味さと見応えのある映画だった。
戦争映画と思っていたが内戦の中でジャーナリストの心境の変化や覚悟、成長を映したロードムービーの色が強い。
ただ終盤までぐっと引き込まれたのにワシントンに入ってからの展開が呆気なく兵士よりカメラマンが前に出たり、ツッコミどころが多く、お決まりの展開だったりと少し残念。
終盤はもったいない感じがするが、前線に近づいていく緊張感や人々の戦争との向き合い方などがリアルで面白い。
とくに赤サングラスの男とのシーンは展開は予想出来ても絶対に来るだろう不幸な結末に胸が苦しくなる。
トニーとボハイが死ぬ理由
トニーとジェシーが入れ替わり、ボハイと共に離脱するシーン。視聴者がリーと思いを同じくするのはボハイがジェシーに性的な加害を行うのではないかという不安ではないだろうか。ドアが開け放たれて放置された車を見たとき、最悪の事態として想定するのはレイプではないだろうか。ボハイとジェシーを処刑しようとする白人至上主義と思われる兵士も、ボハイとジェシーの性関係をそのような人種差別的な色眼鏡で見たので、ピンクのサングラスを付けていたのではないか。このシーン以外、この映画にはなぜか性的な暴力の匂いがしない。あたかもそのような性暴力は真のアメリカを巡る戦争には存在しないかのように。仲間になるかと思われたトニーやボハイなどと一緒に性暴力も戦争の枠外に「排除」されてしまっているかのように。移民と性暴力を妄想の線で結ぶ差別は、どちらも内戦の構造から排除されていることから、この映画においても当然視されている。ピンクサングラスの兵士がどちらにも属さない「アメリカの兵士」である所以である。
命より使命
アメリカの内紛映画だと聞いていたので、
またド派手な戦争映画かと思っていたら、
戦場カメラマンの視点で内紛の怪し気な空気を感じつつ物語が進んで行き、何が起こってるかよく分からないけど
とてもリアルな映画だった。
大統領のインタビューを取るために1500キロかけて
アメリカを移動しつつ、
その場その場の異なる雰囲気を描いているのが、
とてもアメリカ的で、
今の分断されたアメリカが行き過ぎると本当にこうなるん
じゃないかととても恐ろしかった。
内紛映画であると同時に一人の若きカメラマンの
成長映画でもあって、
怖くてシャッターも押せなかった少女が
尊敬するカメラマンの元で
背中を見て、言葉を聴き、
不条理を経験し、仲間の死に直面し
歯を食いしばってカメラを構え、
そしてラストのなんとも言えない、
決して後味は良くないけど、
成長を感じる命より使命が前に出たら戦場カメラマンたちのあの凄まじいカットのパワーったらなかった。
期待してなかったけど、とても良い映画だった。
プライムビデオで見ました。
概ねストーリーが頭に入っていたので、内戦とは、こんなものだろうな。と特に驚くことなく、納得の内容でした。
まず「情報」がどこから出てくるのか?信頼出来るのか?中立なのか?一切不明か小出しにしか出て来ないでしょうから、自身の五感を信じて行動するしかなくなるでしょう。
日本だって、戦闘にはならないレベルでも、情報隠匿やら暴露やらの応酬で市民は自身の感覚から判断し行動するという相似の出来事は起きているように思います。
この映画で見たかったのは、女優のキルスティン・ダンストさんでした。映画「スパイダーマン」ではメリー・ジェーン役で出演しており、だいぶ時が経っていますので、どんな女優さんになったのだろうという興味がありました。がっちりとしたアメリカのおばちゃんになっていて期待は裏切られませんでした。ほぼノーメークで髪も束ねただけ。立ち寄った洋装店でワンピースを試着して、どんな気分だったのだろうと想像してしまいます。あのシーンは印象に残りました。
PRESS
壮大な思考実験
「もし、アメリカが内戦になったら」それだけを状況設定して観客を戦場の中に放り込む。この映画を観た人は自分がどちらの勢力に属しているのか考えたことだろう。善か悪かなど関係ない。ましてやあるべきジャーナリスト象を描いているわけでは決してない。ジェシーは、ヒーローだったリーが自分の身代わりになって撃たれているところを夢中になってカメラで撮る。その時、自分もジェシーの感情に共鳴していることに恐怖する。そして最終盤、写真に写った大統領の遺体の側で微笑む軍人の姿は、悪を倒した正義にも、人間のおぞましい姿にも見えるのだ。私の手は小刻みに震えていた。この映画と同じことが、世界中で起きている。戦場は今なお、あるのだから。
戦場カメラマンの視点で戦時下の残酷さ描く
ジェシーの身勝手な行動が癪に障る
この映画の意味は日本人にはよう分からん…戦場カメラマンという仕事のドキュメンタリー
この映画の意味は日本人にはよう分からん…。現在の政治情勢や対立を思い起こさせるような鬼気迫るものがアメリカに住む人には感じられるんだろうが、さっぱりわからん。「お前が言うアメリカ人ってのは“どの種類のアメリカ人”なんだ?」というセリフは今のアメリカ人は刺さりまくるセリフなんだろうが、実感をもって受け止めることはできない、アメリカ人じゃないから。爆破されるリンカーン記念堂も強いショックを呼び起こすものなんだろうが、分からんものはわからない。この映画が刺さるってことはよっぽどアメリカは危機的状況なのかなと思うだけだ。
その部分を差っ引くとこの映画は戦場カメラマンというクソな仕事の一部始終を映したドキュメンタリーにしか見えなかった。自分が普段見てるニュースも戦場カメラマンという仕事のおかげなのだけど、人が死んでるのにお構いなしにカメラ向ける仕事はやっぱりクソだ。戦場という場がそもそもグロいのはそうだけど、歴史の記録だとか個人の死に様の記録だとか高潔なことを言ってもやっぱりクソはクソだ。なんともいえないモヤモヤしか残らない映画だった。
ぶっちゃけインテリぶってるだけの凡作
触れ込みや内容は面白いのだが、ところどころで監督か脚本のインテリぶろうとして大きく躓いている部分が目立つ。
報道を主体にして報道マンのあるべき姿!みたいなのを描こうとしているが、報道ドキュメンタリの映画など腐るほどあり、そのどれにも追いつけていない中途半端さ。戦争映画としても半端で、迫力もそこまでではない。
そもそもアメリカで内戦が起きたら?という触れ込みなのにその内戦事情がほとんど語られておらず、その内戦により世界や国民にどういった影響があったのかも出てこないのでパッとしない。設定が宙に浮いてるのだ。単に撮影場所がアメリカなだけの中途半端なクオリティのドンパチが続くだけで伝わってくるものがない。
差別による殺傷非殺傷も描き方が雑で、真摯さがなく、これもまた何も感じさせない。空虚なのだ。シーン一つ一つに制作陣のカッコつけたい感がにじみ出ており鼻につく。
ボロカスに書いたのだが、触れ込みやタイトルで失敗しているパターンと取れなくもない。普通によくあるA級手前の予算で作ったドンパチ映画として構えずに観れば、決して駄作ではないだろう。しかし凡作以上になることはまずない。
偏った人による偏った人のための偏った映画。
面白くなかった。
現実では平和な街が作中では戦場になっていて、って話だと漫画の『西武新宿戦線異状なし』を思い出しましたが、アメリカでも『レッド・ドーン』とかありますし、特に珍しいプロットでもない。
狂ったディストピア世界で自分たちだけ狂っていない主人公が生き延びるために奮闘する話、その程度のプロットなんだと思う。
何を争って内戦に発展したかとか、背景は何ひとつ語られてないし。
本来『その程度』であるはずの映画がアンチトランピズムの民主党支持者のいう、トランプがもたらした『アメリカの分断』っていうフレーズに嵌ったから、現実世界を投影して未来への警鐘だなんだと持ち上げられてただけなんだと思う。
予告編で有名な「私たちはアメリカ人だ」「どの種類のアメリカ人だ?」の台詞のあとには「中米?南米?」と続く。全然、深い意味はない。
登場人物がみんなおかしい。
普通、戦争を終わらせたければ投降してもらうのが一番簡単で手っ取り早いわけで「大統領は見つけ次第殺害」なんて方針は阿呆でもやらない。
無防備な民間人を相手に、話せば済む話を発砲して片付けようとしかしない叛乱軍も全然正義サイドじゃない。
首都で攻防戦が始っても避難もせず大統領府に籠って執務を続ける大統領ってめちゃくちゃ気骨ある人じゃないか。
結局、ストーリーを考えた人は、ちゃんとしたキャラクターを立てて現実味のあるストーリーを作れるだけの能力がある人じゃないって事なんだろう。
大統領の気骨なんて考察しても無駄なのはわかるから一瞬以上考えない。
最前線の兵隊について行って銃弾に身を晒しての撮影取材は主人公が撃たれて死にますが、雲仙普賢岳の噴火の時のようにああいう時って得てして無関係な第三者から死人を出すもので、私は本来やるべきだと思いません。
あと能天気な挿入歌がどれもこれもシーンにまるで合っておらず、しかも全然名曲とも思えず非常に気色悪かった。
動く戦場写真集
米国内戦の戦場写真集が発売されたらこんな感じかな~という作品。
別にシーンを切り抜いてエッセイをつけて書籍にしてみても問題ないくらいないまぜだったけれど、同じ状況下でも各地域の様子は国土が広けりゃそりゃあ色々あるだろうと思って違和感はなかった。
また、移動直後のガソリンスタンドでの狂気の一面は見てもまだ被写する出来事・・・何なら「すげぇ特ダネイベントだ!」とすら感じていた一行の雰囲気が、どんどん目的地に向けて自身の身の上の事だと浸透していく感じは映像ならでは。
アジア系ジャーナリストに対していかにもなアメリカ人が慈悲なくぶっ放すシーンは、アメリカに妄想を抱いている日本の海外出羽守がやられる感じで非常に良かった!
今作唯一のスカッとシーン!!
終盤のリーがジェシーをかばった後のシーンは狂気の継承完了した雰囲気が凄まじくて個人的には完全にホラー。
それまでに二人の振る舞いが逆転していく流れがあったから余計そう感じたのかもしれない。
ジョエルの大統領への質問については、一人のジャーナリストではなく近しい人を殺された一人の犠牲者(まぁ自ら赴いたことは置いておいて)に変わったのは分かるけれど、直前にジェシーの狂気っぷりがあるのでインパクト薄かった。
※笑顔で「ねぇどんな気持ち?」くらいだったらまた違ったのかも。
鑑賞後の余韻は完全にモヤっと。
結局は、このモヤっとが好きかどうか次第かなと。幸い私にとって今作のモヤっとは好ましいものでした。
あと、ゲームFallOutシリーズで各地域の違いを楽しめる人はすんなり受け入れられそうかな~。
反対にべき論を用いる人や質問して解を得られないと不機嫌になる人には絶対合わないと思われます。
現実に起こりうるアメリカ二極化
当初、『エンド・オブ・シリーズ』の様な、アメリカ政府転覆を狙う、テロリストとの攻防を描いた、強いアメリカ・アクション大作と思っていた。しかし、内容は全く違った。アメリカの19の州が連邦政府から離脱し、政府軍とカリフォルニアやテキサス州を中心とする西部勢力との内戦を描いた作品。その戦闘の最前線で、命を張ってスクープを狙うジャーナリストが主人公の物語。映画というより、戦場ドキュメンタリーを観ている様な感覚だった。
先日、アメリカ大統領の座を巡る選挙の末に、あのトランプが返り咲いた。これは日本人の感覚では考えられない事。当初、接戦と言われていた選挙も、明けてみればトランプの圧勝。しかし、今のアメリカは共和党と民主党という二大政党による主導権争いと言うより、トランプ派か反トランプ派の二極化になっているように思う。
この物語の様な事も、決してフィクションとして片づけるのでなく、移民問題や社会格差、ウクライナとロシア、ガザとイスラエル、シリア内戦などの世界情勢を鑑みた場合、一触即発のアメリカが抱える社会問題が山積しているのも事実。アメリカ第一主義のトランプ政権によって、どう舵を取っていくのか、世界中が注目している。
物語は、各地での激しい内戦の中、大統領が政府軍勝利を確信した演説をするシーンから始まる。しかし実は、西部勢力軍によってワシントンは陥落の一歩手前。ジャーナリスト・リー・スミス達は、その陥落の様子と大統領の最後のインタビュー・スクープを狙い、戦闘の最前線に向かう。その途中、究極の内戦状態にある人々の狂気と恐怖を目の当たりにする。同じアメリカ人同士が、相手が誰ともわからずに発砲している戦場、アジア人だからということだけで、いとも簡単に射殺されるジャーナリスト仲間、多くの人々の遺体を、トラックで大きな穴に埋めるシーン等、胸が締め付けられるシーンが、次から次へと映し出されていく。
銃弾が飛び交う戦闘シーンの映像や効果音はとてもリアルで、自分が戦場に居るかのような臨場感と恐怖が伝わってきた。と同時に、こうした恐怖が今も世界中のあちこちで起きている事実から、目を背けて居はいけないと感じた。
主演には、かつて『スパイダーマン』のヒロイン・メリー・ジェーンを演じたキルステン・ダンストが、スクープを狙うジャーナリスト役を務めている。当時の面影は全くなく、銃弾の恐怖に心揺れながらも、ジャーナリスト魂を決して失くさなかった、戦場カメラマンを演じていた。
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