「戦場カメラマンの業」シビル・ウォー アメリカ最後の日 いのさんさんの映画レビュー(感想・評価)
戦場カメラマンの業
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未熟なジェシーは写真を撮るのに夢中になり、敵に向かって真正面からカメラを向けた。
飛び出したリーは敵に背を向けジェシーを突き飛ばした。
その目はこう語っていた。
「ジェシー私今から死ぬからしっかり撮りなさい」
命の恩人が絶命する過程をジェシーは撮り続けた。
「行くぞ!」
立ち上がった時そこにいたのは今までのジェシーでない別人だった。
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戦場カメラマンである以上どこかで命を落とすのはほぼ確定済み。
問題はどう死ぬか。
リーは言った。
「サミーは良い死に方をした。もっと酷い死に方をする機会はいくらでもあった。」
飛び出したリーにはジェシーを救うよりもっと強い思いがあったのではないか。
「チャンス!!」
死ぬことは決まっている。問題はどう死ぬか、だ。
死のバトンはジェシーに渡された。
今日からジェシーもリーやサミーと同じように毎日考えるだろう。
「どうやって死のうか」
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いのさんさんのコメント
2024年10月29日
死と引き換えに名声を得るのが戦場カメラマン。
でもそれより大事なのは
死と引き換えに充実した生の躍動を感じること、
なのかもしれない。
同じカメラマン(アマチュアだけど)として
そんなのはまっぴら御免だ、
と思います。
(^_^