「興味深く見れた」シビル・ウォー アメリカ最後の日 コロ助さんの映画レビュー(感想・評価)
興味深く見れた
アメリカで内戦なんて想像も出来ないだろうけど、陰謀を追っかけてると気になる映画ですね。
最後まで興味深く見れました。
中盤のシーンで『お前はどういう種類のアメリカ人だ?』という質問で白人は助かったけど、香港系の移民はとっさに殺害されました。
こういうところが戦争の怖いところですね。
普段燻っている差別意識が発揮されてしまう。
撃ったお前もアメリカ人ではないのでは?真のアメリカ人はネイティブアメリカンだろ?とか言いたくなるが、それも差別かな?
現在引き続いてるウクライナでも、左派系のウクライナ人がロシア系を虐殺していた背景と似ている感じがします。
こういう見方もありではないかと思います。
前後しますが始まりから伝説のジャーナリスト率いる主人公達は新人のジャーナリストを取材に同行することを許しますが、
最後まで見ると誰が主役だったんだろうと思わされた。
ちょっと都合のいい成長のしかただったたけど、
教えられたことを新人が全部最後にこなしてて面白かった。
一方主人公は最後の最後で、戦場のさなかでは動けなくなってました。
病んでたのか?どうかは想像ですが、
自分が踏み台にしてきた人達を思い出してるのか?発作みたいになってました。
それと最後の方で気になるセリフがありました、『おい俺より先に高く売れる写真撮るなよ!』
みたいな事言ってて、やっぱり儲かればいいんだなという感じで、それも興味深い。 結局志はあってもご飯食べるためとはいえ、思考はお金に向いてます。
危険な現場に行って汗水垂らして働いてるだけマシだけど。
安全なところから、戦争の火種蒔いてる連中や、軍事産業の株が上がって喜んでる奴らは本当にどうしようもないよね。
と、色々考えさせられる映画だったかな。