「?で不快な作品」シビル・ウォー アメリカ最後の日 じろーさんの映画レビュー(感想・評価)
?で不快な作品
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銃社会のアメリカで政府が崩壊し秩序や正義が守られなくなると、どうなるのか?
その景色をまざまざと見せつけられる作品です。
銃と物資をもつ個人の価値観が正義であり、法となり、そのルールがアメリカ自体を覆っているなかで、この凄惨な状況を世界に伝えることこそがジャーナリズムの使命ではないか。
そのために主人公であるジャーナリストたちは大統領のインタビューを撮るためにNYからワシントンDCへ向かうのだ。
と、勝手に思ってました。
でも、物語の最後にジャーナリストが大統領に聞いたのはたった一言。
しかも、投げかける言葉はそれ?
公平を伝える役目のジャーナリズムもこの世界のアメリカではすでに機能していない、というもう一つの絶望を見せつけられました。
観終わってすぐは「?」で不快な作品なんですが、自分なりにその不快感を見つめていると絶望が色濃く現れました。
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