「何とも言い難い」シビル・ウォー アメリカ最後の日 sazanamiさんの映画レビュー(感想・評価)
何とも言い難い
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この映画の主題が何なのか、どんなメッセージを送りたいのかを観た人が勝手に考えてねという感じの映画だった。
とにかくストーリーに関する説明が少ないのだ。
内戦が起きた国では国民同士が戦っているわけで本当の意味での敵味方を判別するのは難しい。普段は人権人権と叫んでる国でも恐ろしく簡単に国民が国民を殺す。
見分けが付かなければ自分を守るために殺すしかないのだ。
ジャーナリズムも真実を伝えるという本質から逸脱して手柄をあげることに固執し始める。
ラストの若いカメラマンが自分の身代わりで撃たれた先輩カメラマンに見向きもせず先に進もうとする場面が象徴的だ。
観終わった後に思い出しながら考えると色々浮かんでくるのだが映画ってそういうものなのか?
戦争を扱った映画は反戦のメッセージを送るものとエンターテイメントとして楽しむものに大きく二つに分けられるのだがこの映画はどちらでもなかった。
正直なところ見終わった後に不快感しか残らなかった。
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トミーさんのコメント
2024年10月13日
フォローありがとうございます。
この作品を観た後、何の希望も沸いて来ない、それが作り手の意図だとしたら、流されず自分なりの突破口を見出すのも一つの鑑賞法かなとも思いました。
トミーさんのコメント
2024年10月12日
昔ショック映画と言われたモノのアップデート版のような印象も有ります。グレートハンティングとか食人族とかカランバとか、ちょっと後に残るショックの傾向が違うかもしれませんが。