「屋外でフィルムの現像がやれる?」シビル・ウォー アメリカ最後の日 涼介さんの映画レビュー(感想・評価)
屋外でフィルムの現像がやれる?
映画が始まった時点でアメリカは内戦中。ちょっとビックリ。何が原因で戦争になったんだろう?どちらが正義なのか分からないが、テキサスとカリフォルニアの西部同盟がアメリカ政府を追い込んでいる。ニューヨークの街中でも争いが起きていて、女カメラマンのリーが戦場カメラマンに憧れる女の子ジェシーを助ける。この子、可愛くて中学生くらいかと思ったら23歳だった。持ってるカメラはNikon、あら、デジタルじゃなくてモノクロフィルム。これ未来の話か?
その後リー達ジャーナリストは大統領の取材をする為にジェシーを連れてニューヨークからワシントンに車で向かう。その途中途中で起きる銃撃戦。敵でも味方でもないのに命の危険にさらされる皆んな。兵士のぶつかり合いなら分かるけど、何でなんだろうね。仕事として写真を撮りまくってはいるんだけど、今時モノクロフィルムだなんて不適切じゃね?とにかく危険なシーンの連続でずっとハラハラ。次から次へ死んでしまう仲間達、後半結構悲しかった。最後なんてまさかリーが。こんな不幸が起こるのは良くないと、大統領選挙前のアメリカ人に内戦禁止の意向じゃないかな。
予想してたよりドキドキウルウルして楽しめました。
今や35mmでもフィルムは、各町で一番の和菓子屋の限定菓子くらいに入手性が低く単価はその数倍。それでいて最大でもたった36ショットだし、本当ならあの娘のバッグの7割方は買いためたフィルムが詰まっていたことでしょう。現像してしまうと今度はかさばるし弱い。まああのNikon FE2はリアルな本作に敢えて入れた映画的な演出ですね。
こんにちは。親のカメラのお下がりと言ってたと思いますが、元は趣味で撮っていて現像も親に習ったのでしょう。
昔のフィルムカメラにはラフな使用に耐える堅牢性があるし、電池駆動でないので充電場所がなくていいのも利点ですね。問題はフィルムや現像液等の入手性でしょうか。
メディア所属の記者なら出稿に時間がかかるネガフィルムはいまどき厳しいでしょうが、駆け出し以前にプロ志願アマチュアが偶然得た初の現場機会だと考えれば、手持ち装備がそれでもしょうがないと思いました。
共感ありがとうございます。
従軍カメラマンで突出するには、ネジを二、三本外さないと駄目なんですかねぇ。これ観て内戦怖い、ダメ! 絶対となればまだ理性保ってる方じゃないスかね。