「A24の新作!!が、想像とは違った…」シビル・ウォー アメリカ最後の日 ぱんだほんさんの映画レビュー(感想・評価)
A24の新作!!が、想像とは違った…
A24が大好きでシビル・ウォーが日本で観れると聞いて楽しみにしていました。
簡潔に言うなら 面白くはある 、が期待していた内容では無かったです。
分断されたアメリカがどうなるか、を期待していたが、戦場カメラマンのロードムービーでした。
最初のデモ隊はすごく良かったです、途中の色んな街を描いてるのも良い。
緊張感のあるガソスタ、恐ろしい見て見ぬふりの街、避難キャンブ、戦場目前でのキャンプなど、良いところはたくさんあります。
ただ、1つ目のクソポイントは謎の同業者とのハイテンションでのクソムーブです。
走行中に隣の車へ移るモブバカ男、なぜかハイになり隣の車へ移る4人目の新米女写真家
車を見失い先で軍に見つかり米国式問答をします、モブ2人は殺されて残党、ハイキング気分から現実に戻されるバカインタビュー男とバカ女
見ていて不愉快です。有能サニーはここで退場…死に場所求めてたんかな?のでまぁ納得
バカ女が車乗り移って軍人に見つかったため、サニーは死にました。ヘイトポイントです。
いよいよ前線基地へ、その前の現地反乱軍とアメリカン軍の描写も素晴らしかったが流石に軍が集結している所は壮観です。
その後すぐ全軍でD.C.に侵攻します、ここからは音といい現実の戦場を体験版しているようにゴリゴリの市街戦です。
アメリカの街の中での市街戦でもこれほどリアルで怖いのはこの作品の見所の一つでもあります。
この軍人さんたちの目的は大統領を射殺すること。
アメリカ軍がホワイトハウスを攻撃する描写が鳥肌たちますね、脱出しようとした3台は蜂の巣、本物は立てこもり、こっからは突撃部隊と主人公チームが大統領を探しにホワイトハウスの中へ、シークレットサービスとアメリカ軍の戦闘もなんとも言えない怖さがあります、普通なら殺し合う事はないでしょう
基本的に主人公たちは取材班なので軍人に同行します、戦闘の隙を見て写真を取りまくってます
狭い通路で戦闘すると通路に出るタイミングがすごく重要です、FPSなどのゲームをやっている方ならわかるでしょう。
ここでバカ女が軍人の指示を無視し行動して、なぜか銃弾飛び交う通路の真ん中で写真を取ろうとします。
ここで主人公がかばってクソ女を生かします、クソ女は撃たれた主人公の写真を撮ります。
これがヘイトポイント2です。
普通にクソ女が撃たれて主人公が写真を撮ってたら神映画でした。
映像作品としては一級品です、銃撃の音がでかくて怖いです。日本人だからわからないし慣れてないのもあるが、毎回ドキッとして不安になります。
良かったシーンは謎の狙撃手と軍の狙撃手のシーンがめっちゃかっこよかったです、
間違いなくハイライトです
マジで私たちは記者だから、で軍人がだからなんだでポンポン同僚殺されて発狂する主人公たちは普通に笑ってしまいそうでした。
やっぱこいつらイカれてる、バカにつける薬はほんまないですね
力こそ正義、銃を持っている者こそ、その場を支配できるのです。
写真撮って何か勘違いしてるアホの描写としてはスカッとします。
一つもやっとするのはクソ女の新米記者にアホな行動させるのは普通に見ていて萎えます
物語のためにキャラを下げるのあまり関心しません
銃撃戦でハイになってのめり込んだあげく、サニーと主人公を殺すクソ女、死神すぎる
間違いなく今回の悪い点です、大人しく写真家のロードムービーならそれでもいいが、無駄にヘイトを溜めるな
本当にゴリゴリのアメリカ軍の銃撃戦を見たかったんだけど、少し短いです
予算の関係もあるだろうし、ビッグタイトルみたいにずっと戦闘シーンは無理ですね
ちゃんとしたアメリカ軍の動きは素晴らしかったです、アメリカ軍なのにアメリカを攻撃する不思議、見ていて最高ですね
作品自体の出来は文句無しだと思います、人に勧められない作品が多いけど大好きなA24、新作が出るたびに私は観に行くでしょう
今回はまぁまぁでした、2回目見たいとは思わないです
戦闘シーンだけみたいかも。