「”ギレアド”の前日譚のように思いながら見ました」シビル・ウォー アメリカ最後の日 su-zuさんの映画レビュー(感想・評価)
”ギレアド”の前日譚のように思いながら見ました
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Huluの「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」はアメリカの内戦後に、全体主義の国家、ギレアドが出来る(詳細略)話なんですけれど、勝手にその内戦ってこんな感じだったのだろうと思いながら見ました。深い意味はないんですが。
ベテラン戦場カメラマンのリーと、駆け出しのジェシーの描き方、対比が面白いと思いました。デジカメとフィルム、カラーとモノクロみたいな。
ジェシーのカメラの腕も、構図も、どんどん上手くなっていくのだけれど、なんというか、戦争をアートとして捉えているというか、アメリカ的な、対岸の火事的な性格も、見ていてイライラはしつつも、ジェシーはアメリカのことを意味しているのかなと。
並走する車を乗り移る場面が一番イライラMAXだったけれど(ジェシー・プレモンスに捕まって当然ね、くらい)、これも、戦争に対するアメリカの比喩なのかも。だとすると、リーは何の比喩だろう。
ユダヤ人とか、黒人とか、人種で攻撃されるのではなく(香港で撃たれてたけど)、ネブラスカとかフロリダとか、出身の州で敵対するんだなぁ、へー、と思った直後、今でも会津の人は長州をよく思っていないっていうから、そういうことかと妙に納得してしまいました。
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