「とびきりの思い出ひとつ持って。」かなさんどー はるたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
とびきりの思い出ひとつ持って。
疎遠だった親が病に倒れて嫌々ながら帰郷するっていうよく描かれるテーマではあるけど、父娘の話のように見えて実は夫婦の話だったってとこが良かった。結局お父さんはたった一人のことしか思い出さなかったしね。
冒頭の昭和のCMみたいなのが後半で回収される訳ですが、やっぱ50億!が最高。沖縄のゆったり流れる時間の中で親子を通して夫婦の思い出が形を成してゆくような展開で、最後は母娘の歌唱シーンに涙。堀内敬子さん流石過ぎる。
正直骨洗ほどのインパクトはなかったけど、とても良質な映画でした。照屋監督の今後にも期待しています。
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