「親の年齢になってようやくわかるこの気持ち」かなさんどー ケンチさんの映画レビュー(感想・評価)
親の年齢になってようやくわかるこの気持ち
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長年連れ添えば夫婦間には色々ある。
父親悟にも、女性がいることがほのめかされるが、飲みに行って泥酔してもきちんと帰宅したり、町子の持病に悪影響を与えてしまったかもしれないけど喜ばせようとしたり、夫婦間で当事者にだけ伝わる愛情表現が描かれている。
娘からしたらそれは理解出来ず、母親が我慢しているように感じたのかもしれないけど、それが母の遺した日記や父の健在な頃の行動などで少しずつ伝わってゆく。
美花(みいか)役の子は初めて見たけど、会話のテンポも沖縄の言葉もとてもしっくりと来ていて、存在感は抜群でした。
私は悟の世代なので、こうやって看取られて亡くなりたいな、とか夫婦っていいものだよな、という気持ちに浸りながら鑑賞した86分でした。
それにしても、パルコ配給で吉本が絡んでおきながら、広告宣伝にもっと力を入れられなかったのか。それだけが不満でした。
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