劇場公開日 2025年5月16日

ガール・ウィズ・ニードルのレビュー・感想・評価

全79件中、21~40件目を表示

3.0ほぼ100%スタジオセットでの撮影で、Poland映画風ではあるけ...

2025年5月31日
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鑑賞方法:映画館

単純

ほぼ100%スタジオセットでの撮影で、Poland映画風ではあるけれど、やはり北欧出身の監督はシンプルを志向している気はする、それはそれで分かりやすくていいのかもしれない。
個人的には、テーマのわりにはぬるい印象しか残らなかった。音入れも冒険なく、妙な雑音を入れたりして映像を含めて小技ばかりが鼻に付く映画に仕上がっていました。

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Kakko

3.5全編不穏

2025年5月29日
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鑑賞方法:映画館

上映中、ずっと怯えてました(笑)。美しいモノクロ映像にハッとさせられることもしばしば。しかし、繰り広げられるのは終始人間のグロテスクな行いばかり。先日「サブスタンス」を観たばかりなので、グロ2連発(泣)。次は爽やかな青春映画を観ようと思います!

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ハチ

4.0映画はいろんなことを教えてくれる

2025年5月28日
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鑑賞方法:映画館

馴染みのない国の人々の暮らしや出来事、時代背景など、いろいろなことを学べるのが映画のいいところだと思って
いろんな映画を観るようにしています。

第一次大戦中、戦後のデンマーク。とても興味深く鑑賞させてもらいました。

住むところもなかったのに、あんなに小綺麗になって迎えに行けたのは、夫の支えがあったのでしょうか。
救いや希望、一抹の光明には思えませんでした。

ヨーロッパの非英語圏の国の作品の邦題に、英語のタイトルをつけるのはどうしてでしょう。 ガールじゃないし。

題材は題材だけれど、映画なんだから女優さんはもっときれいに撮ってあげればいいのに、と思う私は、きっと血飛沫かけられるんだろうな。

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大吉

4.0しんどい…

2025年5月28日
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鑑賞方法:映画館

しんどい…
しんどい以上の表現が浮かばないくらいしんどい。
20世紀初頭第一次世界大戦後の欧州における女性の生き辛さのフルコンボで、いったいいつ終わるのかと祈るほどの連鎖。
男性によりもたらされる辛さ、女性同士のいがみ合いによる辛さ、信頼していた足下が揺らぐ辛さ。
最後を救いと理解して良いのか悩むほど。
力作だが二度と観たくはない、というのが偽らざるところ…

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ぱんちょ

3.0ニードル、の時点でイヤな予感はしてた

2025年5月28日
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鑑賞方法:映画館

白黒映画の分、
より生々しく、グロテスクに。
影やくぼみが、より悲壮感を。

史実を元にしてるから、
こんな時代や国もあったんだ、と
知る事しかできないけど、
みんな必死にああして生きるしかなかったのか。

若干、主人公の身勝手さも感じたけど、
それも、そんな時代だったと言われれば
なんも言えないね。

いやー、落ち込んた。

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えみんこ

4.0縫い針の先を歩く

2025年5月28日
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鑑賞方法:映画館

「ゴッドランド」以来のファンのヴィクトリア•カルメン•ゾンネ主演、作品もアカデミー賞国際長編映画賞ノミネートとくれば、これは見逃せないと思っていました。

もっとホラー寄りの作風かと考えていましたが、ことのほか真面目で見応えありました。

悲しみを抱えた人ばかり登場します。貧困に苦しむ主人公カロリーネ、戦争で顔に酷い傷を負った夫ペーター、望まれない新生児の養子縁組を世話するダウマ、その娘、縫製工場の社長、その母親、ダウマの元へ赤ちゃんを託しにくる若い母親たち。

なんとも陰鬱でやり切れない描写が続きます。光と陰、画角の様式美を意識した素晴らしい撮影が、このつらい雰囲気をさらに強調していきます。

長い長い不幸な時間が経過しますが、カロリーネには中毒症状から救ってくれる夫がおり、ラスト 母性に目覚めた彼女が意思を持って一歩踏み出す勇気に、希望の薄日が差してきます。

望まれない新生児と同様、昨今も物議のある人工妊娠中絶。ダウマの行為は論外なのですが、この問題と彼女の主張が重なるところもあります。中絶の権利を認めると同時に、男女問わず(いや特に男性側に)教育や予防を徹底して説いていく必要があると思います。

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sugar bread

3.5誰もが必死…

2025年5月28日
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鑑賞方法:映画館

戦後の混沌とした世の中で必死に生きたがこうなってしまった。誰もが悪く、誰もが悪くない生き方だとは思うが哀しい。理不尽な流れにだれもあらがえない展開がモノクロ映像で効果倍増に。後半もなかなか強烈な展開だった。

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peanuts

3.01918風潮と貧困と混沌

2025年5月28日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

1918年のデンマークの現実の中でおきた社会的大事件と捉えましたが、ダウマの犯行の決定的な動機は?貧困にあえぐシングルマザーの救済のためとはいえきっかけがが描かれていないダウマの娘らしき子とのラストも当然そうなるようになだらかに描いてほしかった一筋の光明ようだが、乳を与えた子を失い突然の方向転換ようにも受け取れる。

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syouganeko

5.0本当の悲劇とは

2025年5月28日
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鑑賞方法:映画館

生活の糧として、他人や自分を傷つける道具として、
針を様々な暗示、象徴としつつ、
モノクロの画像や雑音の多い音響も相まって
全編にわたり、暗い雰囲気で物語が展開する。

本作のクライマックスは、
養子縁組を取り持つダウマの秘密を巡るパートだと思うが、
個人的には戦争がもたらす傷や貧困、
そのような状況において、あらゆる市民(とくに女性)が生き残っていくために、
羞恥心を捨てて、いかにあらゆる手段を選択せざるをえなかったかという現実と、
それによって徐々に人間としての感情そのものを失っていく(仮面になる)過程を
本当の悲劇として捉えているように思った。

映画館の近くの席で、事前に楽しそうにお喋りしていた女子学生三人組が
どんな感想をもったのか気になった。

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HK

2.5画像から想像できる臭気

2025年5月27日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

モノクロで描かれているので、より想像力が刺激されるのですが、モノクロ故に主人公のカロリーネの年齢層が分からず40代ぐらいと思って観てしまっていました。途中であれれ?ってなりました。
その時代のその場所の臭気を感じるような気がしました。後からじわじわと恐怖を感じる映画です。

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いちごのチョコレート

3.5興味深く観たけどハテナもだいぶ

2025年5月26日
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終戦後のデンマークの貧困を描いた、鬱展開の見本市みたいな映画。
モノクロ映像であることもあり、全編通して辛気臭さが尋常じゃないです。気が滅入ってる時には観ない方がいいかと。

主人公の心情が掴みにくい箇所が多く(ここで取り乱さないんだ!?と思いきやここは叫ぶんだ!?みたいな)、やや話に入り込みにくかったのが難。
わずかな救い、のように描かれているラストも、これまでの描写からするとかなり無理があり、わたくしは取ってつけた感ひどいなぁと白けてしまいました…

興味深い題材だし、かなり切り込んで描いていたのは確かなのですが、ノイズもやや多かったなぁという印象でした。

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克晴

5.0やや暗い話題ではあるがおすすめ枠か。

2025年5月26日
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今年137本目(合計1,678本目/今月(2025年5月度)22本目)。
 ※ 時間調整のために「プリンセス・プリンシパル」を見てからになりますが、憲法論的な解釈が存在しない映画は観てもレビュー対象外です(しかも60分ほどで、いわゆる「つなぎ」的なストーリーだったのでちょっとがっかり)。

 こちらの作品です。
2025年に放映される映画で、しかも大手の映画館でオールモノクロというのはものすごく珍しい(大阪市でも好んでモノクロ映画を流す映画館はありますが(シネヌーヴォ等)、それはただ単にフィルムの問題に過ぎない)のですが、本映画は作品自体が復刻版ではないので、狙ってそうなのだろう、というところです。

 第一次世界大戦の戦中戦後のデンマークがテーマですので、このあたりの知識に明るいと有利かな、といったところですが、なくても「何とか」なります。この時代のデンマークですので、男女同権思想は「この時代を考えれば」まだ(当時の年代基準を考えれば)先進国ではあったものの、いわゆる男女同権思想の話は全く出ないわけではないものの、それを全面に押さない点はある意味びっくり。

 全般的に重苦しい、あるいは「みていて憂鬱になる」映画のタイプで、また明確に「誰が悪い」ということを「一概には」論じにくい(この点は当時の人権感覚等も考えたときのお話)点もまた、フランス映画っぽく「結論は自分で考えてね」みたいな論点があり、決してこう、爽快感がどうこうというような映画ではないですが、そのように問題提起型の映画、あるいは「考えるのが好き」という方にはおすすめといったところでしょうか。

 採点上特に気になる点までないのでフルスコアにしていますが、デンマークの戦中戦後の歴史があればベスト、第一次世界大戦の一連の流れを理解していればベター程度なので、ある程度の知識を仕入れてからの視聴をおススメします(パンフレットを買おうと思ったら、大阪市でも超絶賛放映中の「うたのプリンスさま」が放映しすぎて売店にすら入れなかった…)。

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yukispica

2.5ペーターは必要だった?

2025年5月26日
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鑑賞方法:映画館

怖い

予告では顔にマスクをした男性が得たいの知れない恐怖を与え、本編の冒頭でも何人もの顔だけが重なる映像が5分近くは映しだされる。

きっとこれは戦争で顔を失った帰還兵の物語なのかと思いきや、それとは全く違う衝撃的な事実が!。

カロリーネの夫ペーターの必要性がイマイチ感じられませんでした。

実話に着想を得ている物語ということなのでペーターは必要な登場人物だったのでしょうか?

それとも、終戦直後の混沌した時代背景に象徴的に必要だったのでしょうか?

そんなことを感じさせる作品でした。

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クロレッツ

2.0恐ろしい映画でした

2025年5月25日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

恐ろしい映画でした。

想像していた展開とはちょっと違っていたけれど、恐ろしさの方向性は考えていたのと同じだった。

怖い映画は、私はやっぱりダメです。

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ねこたま

3.5日本でも太平洋戦争直後に寿産院事件というのがあったわけですが、寿産...

2025年5月25日
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鑑賞方法:映画館

日本でも太平洋戦争直後に寿産院事件というのがあったわけですが、寿産院に関しては積極的にというよりは放置していたという違いはありますが、混乱期には世界中同じようなことが起こるのですな。

情報は予告編以上のものは入れずに観に行ったのですが、ゴシック・ミステリーという触れ込みだったけどミステリーというよりは社会派ドラマという感じでした。ただ正直主人公中心の前半は眠いけど、中盤殺人鬼の中年女性が出てくると異様な迫力で面白くなってきた。子殺しの直接的な描写はないけど泣き声だけでもきついな。

モノクロでのサーカスの描写はトッド・ブラウニングの『フリークス』を彷彿とさせるし、リュミエール兄弟の『工場の出口』まで引用されてるし、ドイツ表現主義みたいなところもあるし映像的にも面白かったですね。

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teraox

2.0重い社会派ドラマだった

2025年5月25日
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戦争・貧困・女性の扱い等の重い社会派のドラマだった。ホラー・スリラーを期待していった為、自分には合わなかった。
戦後の混乱のさなか自分が生きていくのも困難な状況、彼女の行った行動は必要悪だったのかなと思うと悲しくなる。
モノクロのためショッキングなシーンはあまりない、字幕が見えづらい所あり。
マザコン工場長こそが悪ですよ。

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ころころ

4.0予想外の展開ですが見応えあり!!

2025年5月24日
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鑑賞方法:映画館

予告やポスターからホラーテイストの作品かと思ってばかりいましたが、若干のサスペンスやミステリーの要素はあるものの、しっかりと見応えのあるヒューマンドラマでした。

歴史と格差に翻弄された女性が追い込まれていき、辿り着いた場所も決して安住の地ではなく……。そこで起きたことも悪意からの犯罪ではなく、困った人たちのため、やむに止まれず行っていた必要悪のようなもので……。

主人公が最終的に掴んだものは、先々多難ではあろうが希望でもあることが救いではありました。

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よして

3.5社会に追い詰められる女性たちの叫び

2025年5月24日
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鑑賞方法:映画館

サスペンス・ミステリーというよりは、連続殺人事件に至る思考と背景を明らかにしていく内容で、ほぼホラー。
陰鬱で重く、こわい。
映画の舞台となった1918~24年くらいのデンマークでは、女性の人権概念もなく、女性への抑圧が当たり前であり、男無しでは女は困窮する時代だった。
そんな国で戦争がもたらす悲劇。
女性たちが人として何の権利も補償もない社会に追い詰められていく、悲痛な叫びを描いた作品でした。

観ながら、現在の日本って、法的にはともかく、社会的な同調圧力の存在や、セクハラパワハラおじさんが跋扈していて、この第1次世界大戦後のデンマークに似てない?とか思っちゃいました。

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コージィ日本犬

3.0正しいこと

2025年5月23日
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悲しい

怖い

大戦後のコペンハーゲンにて、妊娠したものの恋人に捨てられ、その子を手放そうとした女性が、養父母を探してくれる親切な人に出逢い…といった物語。

終始、陰鬱さと不気味さに溢れた作品。

序盤は戦後生活の悲惨さが映し出される。
夫さん…。この仕打ちはあんまりですよね。
再会の場がまた…。

目を覆いたくなる現実だが、生きる為にはこれしか…。これが国を守るために命を懸けた男の末路なのかよ。

程なくして、カロリーナとダウマの出逢い。
まぁ…予告編の時点で予感はしてたがやはり…。

正しいこと…。人助け…。力強く響くその言葉に戦慄がとまらなかった。
でも、ワタクシの記憶違いだろうか?「望まれないから」と孤児院に送られた子もいたような。そこを分けるのに意味はあったのか?

んで、確かにこりゃあ酷い話ではあるが、気が変わった!…なんて言う奴も大概…。

そして最後。これは狙い打ちしたのか?
だとしたらちょっと話が出来すぎなような…。

いずれにせよ、色々な手法(?)で気分が悪くなるし、そういう意味では見応えのある作品だった。

正しさとは…。本気でそう思っているのなら、これ程恐ろしいことはないですね。。

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MAR

4.0分かってはいて、いつか誰かが描くであろうという地獄がここに。 ある...

2025年5月23日
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分かってはいて、いつか誰かが描くであろうという地獄がここに。
ある程度の覚悟はしてたけど相当キツイ。
いやそれでもマジ?と超えてきてたな。
自分がどこにラインを引く人間なのかと
参加させられる。
人間故にひどいだけで終わらせられないんだよね。
しんどかった。

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とりから