劇場公開日 2025年5月16日

「モノクロ、スタンダードサイズの画面に見入った」ガール・ウィズ・ニードル ファランドルさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0モノクロ、スタンダードサイズの画面に見入った

2025年5月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

「北欧史上、最も物議を醸した連続殺人事件ー人間の闇と光を描くゴシック・ミステリー」というキャッチコピーは、この映画の内容からほとんど外れている。
たしかに、主人公の女性は映画の後半その犯罪に深くかかわるが、映画全体として描いているのは、第1次世界大戦後の過酷な状況を生きる一人の女の運命である。
女性にとってあまりにも不利で厳しい人生を描くモノクロ、スタンダードサイズの画面だが、次第に惹き付けられ見入ってしまった。
全体に重苦しいが、それまでの布石を回収して希望をのぞかせるラストに救われた。

ファランドル
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