劇場公開日 2025年7月25日

「期待度◎鑑賞後の満足度◎ チラシにある様な優しいだけの映画とは思わないけれど監督の登場人物達への視線はあくまでも優しい。前半の大都市ムンバイと後半の海浜の穏やかな村との絶対的な対比が正に映画的。」私たちが光と想うすべて もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 期待度◎鑑賞後の満足度◎ チラシにある様な優しいだけの映画とは思わないけれど監督の登場人物達への視線はあくまでも優しい。前半の大都市ムンバイと後半の海浜の穏やかな村との絶対的な対比が正に映画的。

2025年7月26日
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鑑賞方法:映画館

※2025.08.01.2回目の鑑賞[ユナイテッド・シネマ橿原]
①各登場人物の台詞が勿論あるし、それを説明する様な記号やシグナルが出てくるし情景描写もあるのだが、その後ろというか同時に流れる空気というか情景がとても映画的…というよりも正に映画。

②国が違っても、人種が違っても、宗教や政治体制が違っても人間は全て「光」を想い描いて求めて生きているものではないだろうか? 原題が“think”ではなくて“imagine”なのも意味があると思う。求める「光」が結局想像の範囲を越えないものでも想い続けずにはいられない、想い続けずには生きていけない、それが人間というものではないか、インド社会を描きながらもそういう普遍的なテーマを持っているからカンヌでインド映画初めてのパルム・ドールを取ったのではないか、と思う。

③如何にも女性監督らしい柔らかな演出と思想。

④ビーチハウスのバイト(?)の男の子が良いアクセントになっていて面白い。

⑤映画はやっぱり何回も観直さないとね。

モーさん