「ボンベイからボリウッド」私たちが光と想うすべて カール@山口三さんの映画レビュー(感想・評価)
ボンベイからボリウッド
私たちが光と想うすべて
東京以上の大都会になりつつあるムンバイは、江戸と同じ頃に開発された都市と言うこと
いかな大都会でも、封建的でカースト制や長く英国植民地、更にはムスリムとの宗教紛争が今も残影が貧困の暗闇にあり続けている
医療機関に働く三人の女性は、地方から出てきた
一人は、未亡人となり残された住居の所有権で不利な立場にいる
もう一人は、見合い結婚したが夫は直ぐにドイツに出稼ぎに出国して連絡も無い
三人目は、独身でムスリム男子と恋愛ししたくて仕方がない
その内未亡人が弁護士相談や住人権利奪回の集会に参加しても奏功せず、郷里にUターンする
そこに、他の二人も引越しに付き合い、幻想的な一夜を過ごす
未来はあるのに、その準備ができて来ない。
大都会の喧騒から離れた夜の浜辺で三人の女性が潮騒を聴きながら対話していて、これまでをわだかまりを手放しそれぞれが決心を固めた様だ…
夜光灯の下で、パンクをイヤホンで聴きながら無心に踊っている一人の少年
そうだよね、彼女と関わった男達は無責任で、お調子者だよねー
おしまい
ムンバイは7月でも28℃と案外涼しいらしい。
だからエアコンも要らないのかな…
それにしても、倫理に厳しいインド映画で電気炊飯器と⚫︎⚫︎⚫︎する映像は衝撃だ。
ドイツ製だけに対象となるのだろう。
それても、あの汚い街に人は集まる。
(^∇^)
私たちが光と想うすべて
ままならない人生に葛藤しながらも自由に生きたいと願う女性たちの友情を、光に満ちた淡い映像美と幻想的な世界観で描き、
2024年・第77回カンヌ国際映画祭にてインド映画として初めてグランプリに輝いたドラマ。
ムンバイで働く看護師プラバと年下の同僚アヌはルームメイトだが、真面目なプラバと陽気なアヌの間には心の距離があった。
プラバは親が決めた相手と結婚したものの、ドイツで仕事を見つけた夫からはずっと連絡がない。
一方、アヌにはイスラム教徒の恋人がいるが、親に知られたら大反対されることがわかりきっていた。
そんな中、病院の食堂に勤めるパルヴァディが高層ビル建築のために自宅から立ち退きを迫られ、故郷である海辺の村へ帰ることになる。
ひとりで生きていくという彼女を村まで見送る旅に出たプラバとアヌは、神秘的な森や洞窟のある別世界のような村で、
それぞれの人生を変えようと決意するきっかけとなる、ある出来事に遭遇する。
パルヴァディ役に「花嫁はどこへ?」のチャヤ・カダム。
ドキュメンタリー映画「何も知らない夜」で、山形国際ドキュメンタリー映画祭2023インターナショナル・コンペティション部門の大賞を受賞するなど注目を集めたムンバイ出身の新鋭パヤル・カパーリヤーが、長編劇映画初監督を務めた。
私たちが光と想うすべて
劇場公開日:2025年7月25日 118分