「大河の一滴」新世紀ロマンティクス HKさんの映画レビュー(感想・評価)
大河の一滴
男女の会話も少なく、直接絡む場面もほとんどないのに
なんてロマンチックな映画なんだろう。
彼女は、歴史や景色の変遷をみてきた旅人でもあり、
億千万の市民の一滴たるエッセンスでもあり、
時間を超越した気まぐれな妖精のようでもある。
合間に挿入される一般の人たちのドキュメンタリー映像によって
中国という大河の質量が重畳され、過剰な表現がないにも関わらず、
個人の枠を超えた壮大な愛の物語になっていると感じた。
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