「過去と現在を地続きとして見せる壮大な追いかけっこ」グランドツアー ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
過去と現在を地続きとして見せる壮大な追いかけっこ
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エドワード編とモリー編の構成なのには意表をつかれた。
だからこそ
それぞれの主観が見れて大きく深く入り込めた。
しかし7年も婚約したままというのが、
もはや結婚したいとは思えないってことじゃないのか?
と思うが、逃げるエドワードも追うモリーも
それぞれ壮絶な旅になっている。
この設定が秀逸と思った。
西洋から見たアジアもヘンテコではあるが、
これはこれでまあ面白い。日本の虚無僧とか、
坊主がポルトガルを喋ったりとか。笑える。
カラーとモノクロの見せ方も、1918年と現代を
それぞれ表しているのかなと思った。
まあわかりづらいっちゃ、わかりづらい。
それにしてもモリーの「ブーっ」という笑い方は
耳につくし、唾が食べ物に入ってそうで、
気になってしょうがない(笑)
ラストで死んだモリーが、
実は映画の撮影でした的に目を開くシーンは、
過去と現在がつながっているように見えたし、
どういうこと?と考えさせられるオチだと思った。
ところどころ意識を失ったため、
完璧には把握していないが、斬新な作品だと思う。
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