劇場公開日 2025年5月16日

「デタラメさと説得力とルッキズム」サブスタンス kikisavaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5デタラメさと説得力とルッキズム

2025年6月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ていねいな心理描写によるリアルでシリアスなストーリーにもできたと思うけど、デタラメにデフォルメしまくってエンターテイメントに徹したところはある意味潔いなと思う。
もうひとひねりあるかと思ったけれど、結果ものすごい直球勝負。ほんとにだいぶデタラメではあったが、妙な説得力はあった。
DIYのスキルとんでもねえな!とか、その状態でめちゃくちゃ動くじゃん!とか、つっこみどころもたくさんあるし、あきらかにビジュアルを消費されるだけの役どころに抜擢された役者さんに思うところはないのだろうか、と思ったりもするのだけれど。
ルッキズムに疑問がもたれるようになってずいぶん経つが、人類は(私も)ぜんぜんルッキズムから自由になれていない気がするし、自由になれる日がくる気がしない。

しかし痛いシーン多くて、もうちょっと後ろの席でみればよかった・・・とちょっと思いました(3列目でみてしまった)。

kikisava