「※あっ、そっちのジャンル?(いい意味で)」サブスタンス 外村さんの映画レビュー(感想・評価)
※あっ、そっちのジャンル?(いい意味で)
まず、当方ホラー、オカルト、スプラッター
大丈夫です。
それを踏まえてこの映画を申し上げると。
エンディングまで見たら
【リアルな昭和のウルトラ怪獣映画】でした。
内容は違いますがほぼ、ほぼ、悲しき怪獣映画、
ジャミラが頭から離れなかった。
始まりから途中までレビューしないか
レビューしても1〜2で評価しようと思ってました。
実際主人公の葛藤もわからなくはないけど、
あんな手間暇かけてじゃつりあわない。
物理的、精神的に辻褄あわなくて
あくまで個人的には微妙な
イメージだったんですが。
クリーチャー映画、
スプラッター怪獣映画なら話は別です。
多少辻褄あわなかろうが、
造形や最後の状況に至る流れがあれば
もりあがる。
この最後なら、全然アリです。
そもそもこれは新たな生き物を生み出す
実験だったのかなとか想像しちゃいます。
ラストで印象も全く違う。
精神の怪物を実際の怪物へと実体化したように
見える。最後は笑っちゃうと同時に
物悲しさも残り、これデミムーアさんの
演技の賜物です。
お願いだからデミムーアさんに今からでも
アカデミーをあげてほしい。
エンドクレジット終わるまでしっかり
見て、
『いや面白い怪獣映画だった。
特殊メイク最高だしクリーチャー的に良かったなー』と少し笑顔で立ち上がったら
10人くらいいらしたお客様が全員いない。
余韻ひたり、1人で笑顔だった私。
よい映画体験でした。
※追加
日にちがたって思い返すと
主人公の本質は幼馴染の彼が言っていた。
『君はちっとも変わっていない
今も昔も世界で一番可愛い女の子だ。』
だったんじゃないかな、と。
最後の星空を見ながら
『皆大好きだよ』といわれつづける
事を夢見てた可愛い女の子。
そう思うと今更心にきて、評価0.5アップ
しました。
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