「マンガ的 あるいはタモさん」サブスタンス 二度寝さんの映画レビュー(感想・評価)
マンガ的 あるいはタモさん
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既視感のあるような話が
ひとつひとつが「まだエビ食うの⁉︎」とか
「まだ縫うの⁉︎」みたいな
冗長な演出のもと142分続く
(退屈はしない)。
それっぽく作っているのに
「看板の脚どうなってんだ?」とか
「この仕上げは素人じゃねえ」など
ディティールにリアリティもなく、
話の落としどころ見たさでドリブンされる感じが
何なんだろうと考えていたら、
既視感はひばり書房とかの少女ホラーマンガだと気づいた。
あるいは『世にも奇妙な物語』。
だから60分、譲歩して90分でいい話。
でも「本体とサブスタンスの心理劇かなあ」
なんて観に行ったからヤキモキしていたわけで、
「なんだマンガか」と思ってからは、
「お向かいさん、ひと言も予想を裏切らねえ!」とか
「エビ剥いた手でスーツの肩叩かれたら俺ならキレる」など
非常に気楽に観られた(多分気づきと順番は前後してるが)。
終盤、
・「後先考えずにいろいろ砕きました!」
で終わる、その後を想像させる余韻エンド
・「二度漬けでたいへんなものが生まれました!」
で終わる、ショッキングエンド
・「それではご登場いただきましょう! ジャーン!」
で終わる、ショッキング余韻エンド
など、切り上げるタイミングはいろいろあったのに
「そこで『ブレインデッド』かよ」とか
「あ、外に出ちゃうんだ⁉︎」とか、予想を裏切る展開の連続で、
『The Thing』に至ったところではかなり大興奮。
観終えれば、
「最初がそうなんだから最後もそうしたくなるのはわかる
だが長いし下品」とニコニコしながら
「でももう観返さんな」と劇場を後にした。
あとスーの可愛さで持つ。
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