劇場公開日 2025年6月20日 PROMOTION

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メガロポリス : 特集

2025年6月16日更新

【映画館で観たことが100年後まで語り継がれる映画】
神コッポラが約186億円の自腹を切り製作した集大成
“上映中”という千載一遇の好機を、絶対に逃さないで。
この体験は生涯に一度あるかないか【極限の賛否両論】

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“神”が作った映画が降臨する――。



タイトルは「メガロポリス」(6月20日公開)。この作品を創った“映画の神”……それが「ゴッドファーザー」シリーズや「地獄の黙示録」などの傑作を生み出した巨匠フランシス・フォード・コッポラです。

コッポラ監督が“構想40年”という途方もない時間をかけ、さらに莫大な私財を投じて完成へと導いた――そんな“圧倒的野心作”への門が、遂に日本でも開かれます。

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少しでも“観たい”と思った方、その直感を大切にしてください。この映画は“誰かの意見”に振り回されず、真正面から受け止めるべき作品であり、映画館で観られることが千載一遇の好機。

では、実際に鑑賞した映画.comはどうなったかって?

とにかく“凄まじかった”の一言……詳しい理由を語っていきます。


【予告編】理想都市メガロポリス――それは天才建築家が挑む人類の未来への希望

【“神”の集大成】この映画体験は、生涯に一度あるかな
いか―スクリーン鑑賞で“魂”のステージを上げてくれ

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そもそも本作を「映画館で“目撃”できる」ということ自体が“奇跡”。映画ファンであれば、スクリーン鑑賞を避けて通れないはず。作品の概要と見どころをご紹介しましょう。


【狂気の超絶野心作】
構想40年以上、約186億円の自腹で制作…「ゴッドファーザー」の世界的巨匠が“自身の財産”を売り払ってまで完成&とてつもなく豪華なキャストが結集 その内容は……まるで“予言の書”
フランシス・フォード・コッポラ
フランシス・フォード・コッポラ

「メガロポリス」完成への道のりが“波乱万丈&狂気的過ぎ”ということ、まずは知ってください。さらに興味がわいてきますので――。

構想がスタートしたのは、1980年代。2001年には、ロバート・デ・ニーロレオナルド・ディカプリオら超豪華キャストが台本の読み合わせを行っていましたが、9.11アメリカ同時多発テロの影響でプロジェクトが中断。

その後、支援がストップして開発中止……かと思いきや、コッポラ監督は「自己資金のみで製作する」というとんでもない手法に打って出ます。

資金調達の方法はなんと、コッポラ監督が先祖代々手掛けるワイン事業の一部を売却すること……そうして得たのは、大型スタジオ作品並みの制作費「1億2000万ドル(約186億円)」!!

コッポラ監督(左)、アダム・ドライバー(右)
コッポラ監督(左)、アダム・ドライバー(右)

やがて「スター・ウォーズ フォースの覚醒」のカイロ・レン役で知られるアダム・ドライバーらが集い、積年の夢は遂に“実現”へ――(ちなみに「脚本は約300回書き直した」という狂気のエピソードもあります)。

つまりこの作品は、映画監督としての生涯をかけて「作りたい映画を作る」を貫いた“究極のインディペンデント映画”!!!!

実際に鑑賞してみると、経済危機、貧困・差別に起因する格差や分断など、現代社会における諸問題を痛烈に活写!? 先見の明に驚くばかり……コッポラ監督、凄すぎやしませんか?


【極限の賛否両論】
世界初上映時には10分間のスタンディングオベーション→批評家の評価は真っ二つ!! あなたの“心”は歓喜する、それとも……IMAX上映も実施の劇場公開は千載一遇の好機 そんな唯一無二の体験、映画館で味わうしかない
カンヌ国際映画祭(第77回)での様子
カンヌ国際映画祭(第77回)での様子

世界初披露の場となったのは、カンヌ国際映画祭。

上映後は10分間のスタンディングオベーションが巻き起こるほど反響を呼んだのですが、ここからがさらに興味深くてですね……なんと批評家の評価が驚くほど真っ二つ!

映画である以上に体験であり、体験として忘れがたい」といった好意的な意見や、一方で苛烈な批判が乱立し、劇場公開を待ち侘びる映画ファンの間では「これは…どういう映画なんだ…?」と注目度が一気に高まっていったんです。

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そんな映画が“日本上陸”するわけなんですが……しかもIMAXなどのラージフォーマット上映を含む劇場公開! 実はこれ、世界的にみても“千載一遇”だと言えるほどの大チャンスだと思います(そもそも劇場公開されない国もあるので)。

「とりあえず配信を待てばいいや」なんて考えていた人、これほどの貴重な鑑賞体験はそうそうないので、是非!是非!!是非!!!映画館へ!!!!


【レビュー】“神”コッポラの“思考”に近づく衝撃体験
100年経っても延々と語り継がれていく「映画」の誕生

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ここからは本編を鑑賞した映画.com編集部メンバーのレビューをお届け! コッポラ映画の“最愛”は「カンバセーション…盗聴…」だけど、ガチ勢に比べると“コッポラファン”を自称するのはおこがましい……そんな人物は、本作をどう見た?

●筆者紹介

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●コッポラが全身全霊をかけて創り上げた“渾身作”を安易に“理解(わか)ろう”として申し訳ございませんでした……でも、これだけは言える。→間違いなく“映画史に残る”!
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“雲の上の存在”コッポラ監督が構想40年の新作を発表した……そりゃあ前のめりで鑑賞しますよ。

結果は“理解(わか)ろう”が及ばず――というか“濃密要素”が多すぎて、1度きりの鑑賞じゃ吸収しきれない!!

主人公は天才建築家でありながら“時を止める”能力の保有者ですし、政敵の“娘”と運命の恋に発展。“悪夢的描写”が際立つコロッセオ、血縁同士のスリリングな策謀劇、そして人工衛星落下による都市の破壊→再生&復興等々――もうね映像世界爆裂ですし“知的快楽”が永続的に膨れ上がっちゃう。

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そして直感で“理解(わか)った”こともあって。

それは、この映画が100年後に“最高の映画”という評価を獲得している可能性があること。そして、間違いなく映画史に“残る”作品であること。僕が死んでからも、この映画は語り継がれると大真面目に思っています。


●人類が直面する問題は、人類自身が解決することができるはずだ――地獄を描いてきたコッポラが辿り着いた“未来への希望”に心震える
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トラブルに見舞われながらも、人類の希望である新都市“メガロポリス”の開発にまい進し続ける主人公カエサル(破滅的な災害に見舞われたアメリカ・ニューヨークを、ユートピアとして再建しようとしてます)。その姿に、映画製作に人生を捧げてきたコッポラ監督が重なってみえるでしょう。

だからこそ、カエサルの放つ言葉が“響く”。それってコッポラ監督からの“力強いメッセージ”ですから。

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なによりも、人間の愚かさや絶望といった“地獄”を描いてきたコッポラ監督が、本作では“人間の美しさ”“希望”を説いている部分にグッときちゃいまして――。

劇中では、人類に対してさまざまな“暗い影”が落ちていきますが、カエサルは決して“諦めない”。

まるで人類が生み出した問題は、人類自身で解決できるはずという表明――そんな“いま”にこそ、いや“歴史を繰り返す”人類には未来永劫突き刺さる内容です。


●コッポラの熟成された“頭の中”にダイブする――この陶酔体験を味わっておく人生と、スルーしてしまう人生、どっちを選ぶ? 映画ファンであれば”答え”がもう出ているはず
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豪華絢爛な美術、古代と現代と未来がごちゃ混ぜに融合した登場人物のルックス、街自体が“生きている”ように見える特殊効果等々、思わず「なんなんだこれは…!?」と“混乱”に陥る部分も……というよりも、未知の存在に遭遇して、脳が喜び勇んじゃっているような感覚なのかも。

こういう点に注意してみれば、40年間熟成されたコッポラ監督の“頭の中”が理解できる……なんてことは言いません。

だって、天才が40年間考え続けた物語ですよ? 一発で理解できるわけが無いんです。だから、早く再鑑賞したくて仕方ない……。

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じゃあ何を断言できるか――それはこの物語に飛び込む“価値”があるということ。

本作の鑑賞は映画ファンとしての“分岐点”です。

映画ファンとして「メガロポリス」を観る人生か、観ない人生か――“答え”は分かりますよね?


行きましょうよ、映画館。


入りましょうよ、コッポラの“頭の中”へ――。


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