劇場公開日 2025年6月20日

メガロポリスのレビュー・感想・評価

全130件中、61~80件目を表示

3.0寓話感が足りなかったかな

2025年6月24日
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鑑賞方法:映画館

映画史に残る古典、「ゴッドファーザー」や「地獄の黙示録」で知られる名匠フランシス・フォード・コッポラ監督の最新作でした。今年で御年86歳。クリント・イーストウッドと並ぶ、まさに“生ける伝説”による作品ということで、大きな期待を抱いて鑑賞に臨みました。

しかしながら、そのストーリーはあまりに独創的で、凡人の私には到底理解が及びませんでした。

物語の舞台は、未来のニューヨーク――もとい「ニューローマ」。カエサル、キケロ、クラッススといった古代ローマの政治家たちの名を冠した登場人物たちが、まるで古代ローマを彷彿とさせる“政争”を繰り広げます。極端な貧富の格差、富裕層による卑俗な権力闘争といった現代社会の病理を描いた、いわば「FABLE(寓話)」という体裁の作品でした。

テーマとしては非常に興味深く、個人的にも好みのジャンルでしたが、物語や演出が直截的過ぎる印象で、“寓話”としての含蓄や奥行きを感じられなかった点が惜しまれました。

また、舞台となった「ニューローマ」の都市映像も、どこか平板でチープな印象を受け、未来都市としての説得力に乏しく、IMAXで鑑賞した意義を見出せない出来映えでした。俳優陣の演技についてはさすがと言えるものでしたが、最後はハッピーエンドでまとめられており、鑑賞後に心に残る余韻や象徴性も薄く、寓話としての力強さにも欠けていたように思われました。

そんな訳で、本作の評価は★3.2とします。

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鶏

2.5​​巨匠の夢、メッセージ、気持ちはわかる! が、創りたいビジョンとアイディア、伝えたいメッセージだけ並べられても困る

2025年6月24日
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鑑賞方法:映画館

巨匠の夢、メッセージ、気持ちはわかる!
けれどストーリー展開があまりにも不親切で感情移入できず。
あの流れから、いきなりラストのメッセージはあまりに無理がある。
創りたいビジョンと伝えたいメッセージがあるのはわかるが、あまりに性急ではないでしょうか。

ローマになぞらえた現代のニューヨークの退廃ぶりに我慢ならず、今しかないとばかりに製作したのでは。
その有様は、まさにローマ史劇のようでしたが、今、ローマ史劇?古臭く感じる。
コロシアムや支配階級の人間模様などは「グラディエイター」を観たばかりなので、既視感ばかり感じてしまい、特段印象には残らない。
未来都市の光景も、もはや単なるCGにしか見えず、感動できない。
豪華なはずのキャストも、今一つ心に響かず。
莫大な製作費はちゃんと有効に使われたのだろうか。

繰り返しますが、気持ちはわかります。
嫌いにはなれませんが、いかんせん不親切な脚本、古臭い史劇風の表現、斬新に感じられないCGビジュアルなどに乗れず残念でした。

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ITOYA

3.0古代ローマとキリスト教とF.コッポラを知っている人におすすめ

2025年6月24日
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知的

難しい

ドキドキ

退廃的な雰囲気を醸し出す映像とアダム・ドライバーの心象表現がこの映画の肝かと。
所々にちりばめられる金言は心に残るものがあります。ヒロインのジュリアに好感を持ちました。気持ち的に彼女に救われたので見続けられたかも。
詳しくなくてもいいけど、ある程度の知識がある方が楽しめる映画でしょうね。

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オレンジ

4.0期待度○鑑賞後の満足度◎ 時代遅れ?現代のアメリカを退廃期のローマに見立てたありきたりな発想、メガロポリスの割にはちゃっちいセット、いえいえ、コッポラはやはり永遠の映画青年です。

2025年6月23日
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鑑賞方法:映画館

①始まって初っ端は、ちょっと時代とずれている?『メガロポリス』だけあって『メトロポリス』に代表されるドイツ映画表現主義を真似た?現代のニューヨークにローマを重ね合わせるのも少々ありきたりじゃない?
と否定的な考えが頭の中を占めていたが、いつの間にかこの映画を大変気に入っている自分に気付いた。
コッポラの映画を観て初見で好きになったのは本作が初めて。
『ゴッドファーザー』は3回目か4回目に初めて大スクリーンで観たときに“何て良くできた素晴らしい映画なんだろう!”と今更ながら感激した体たらくでしたが、でも『地獄の黙示録』も3回~4回観ているけれども未だに世評ほど高くは評価していません

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もーさん

3.0豪華な豪華な何?

2025年6月23日
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斬新

成功者(金持ちでもある)が振り返る人生。寓話に警句を盛り合わせ社会批判も突っ込んどけば格好がつく。
新参のアメリカでは重厚な歴史や文化を語れない。そこで西洋文明とキリスト教の本山 ローマが出てくる。俺たちが作ったんだぜNEW ROMA。アメリカは今や西洋文明の中心だぜ。
その辺が入り込めない理由か。
ギリシャローマ文化の教養があればもっと入り込めたんだろうか。名前の持つ意味の理解を要求してシーザー発音に対してカエサルの字幕みたいな感じか。
戸田奈津子さんの字幕だけのせいではあるまい。
あまりの豪華さにオープニングの”時間よ止まれ”を忘れてたけど、いくら成功しても歳をとれば赤ん坊に託すしかないんだよな。子供はもうどうにもならないので孫に託す。
コッポラの心境か。ちょっと分かる。

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HigeKobo

3.0お金を掛けた自主製作映画

2025年6月23日
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難しい

一言でいうとつまらなかった。もう少しオブラートに包んだ
言い方をするなら「私の感性に合いませんでした」。
途中何度か寝落ちしてしまった。かなり癖のある映画。

大手映画スタジオからの資金が得られず自費を投じたと聞くが
この内容だと興行的に成功する見込みは立たず資金が集まらな
かったというのも合点がいく。

自分のお金で製作して好きなように撮ったのだから本人はきっと
満足していることだろう。観客から支持されようがされまいが
お構いなしといった雰囲気は宮﨑駿監督の「君たちはどう生きるか」
(2023年製作)に通じるものがあった。ちなみにコッポラ監督は
1939年生まれ、宮﨑駿監督は1941年生まれでほぼ同年代。
思い残すことがないように自分の世界観を最大限に投影した作品に
したのだろうか。

「地獄の黙示録 ファイナル・カット」(2025年6月公開)
(オリジナルは1979年製作/原題:Apocalypse Now)を観て
コッポラ監督はやっぱり凄いなと思った直後に今作を観て、
目が点になってしまった。作風が違いすぎる。

一部の映像表現に”いいね!”を付けたくなったものの、全体としては
なんじゃこりゃ?な世界で付いていけなかった。最後まで観ても
自分の気持ちは盛り上がらないままだった。

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toshijp

3.0メトロポリスね

2025年6月23日
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映像づくりはすごいがストーリーやメッセージが伝わってこなかった。ドイツ表現主義の古典映画を観ているようでした。

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KB

3.5型破りな寓話

2025年6月23日
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現代のアメリカを古代ローマになぞらえたSF。全体に隠喩と引用がちりばめられていますが、自分には教養がないのでよくわかりませんでした。老人の独りよがりという感じもしますが、86歳になっても野心的な作品を作れるというのはやはりコッポラのすごいところなのかなと思いました。

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むっち

3.0士官候補生

2025年6月23日
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これはもう映像の洪水とでも言うべき怒涛のカオスに身を委ねるしかない、いかにも訳がわからんと怒り出す人が出てきそうな作品であるが、独裁への静かな怒りや大衆に対する少なからぬ軽蔑が散りばめられていて、思わず姿勢を正したくなったりする。こういう作品の主演はアダム・ドライバー以外考えられないな。
かの国で殿様が御乱心気味の昨今、なかなか生々しくもある。

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ひろちゃんのカレシ

3.0いただけない

2025年6月23日
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ニューヨークをニューローマと擬えて描いたカラフルでローマ風のコッポラの特大巻きグソ。
MAGAにやられちゃったアメリカを批判してるのかな、というのは理解できるが、そもそもこの長大な作品で伝えるメッセージとしては陳腐だし、キャラクターにも(善悪と関係なく)魅力がない。
ナタリー・エマニュエルだけは素晴らしいが、彼女はゲースロの時から素晴らしいしな。
作品全体を通してのイメージとしても、魅力的なニューヨークの街に負うところが大きく、「メガロポリス」として終盤に打ち出されたものもちょっといただけない。まさに作中でも謳われていた「創造性」が必要だったのではないか。
コッポラですら年齢には勝てないのか、と言ったら言い過ぎだろうか…

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ぱんちょ

3.5ソドムを焼き尽くす業火は、アメリカを再生するか?

2025年6月23日
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…いつか、ヒトは、時間だって支配できるさ。
…アムロ…刻が見える…。
     富野由悠季「めぐりあい宇宙(そら)」

 大コケしたそうですね。ただ「未来世紀ブラジル」や「時計仕掛けのオレンジ」観た方なら、何となく分かると、思いますけど…。

 古代ローマ市民と、今の私達の暮らし、あんまり変わらないらしい。強いて言えば、キリスト教的な戒律が、あるかないか程度の差が、相違点だとか。その戒律も、時代と共に絶対的なものから、多様化しています。そういう意味では、今、アメリカ市民が古代ローマの衣装を身に纏うのは、お似合いですね。
 かつて人種のるつぼと言われたアメリカですが、今は格差と分断のるつぼです。これまでディストピア映画は、いくらでも造られました。でも、気づいたら、リアルな世界が、ディストピア。「シビル・ウォー」なんて映画もありましたね。アメリカ合衆国は、パンドラ合衆国に。天より業火が降り注ぎます。コッポラ御大は、パンドラの箱の最後に残るものに、賭けているようです。
 そう、この映画はディストピアの先のあるユートピアを描いています。でも、それは、遠く儚い存在。(人の夢と書いて、はかないと読むなんて、皮肉が過ぎますね。)ディストピア映画、あるいはディストピアなアメリカに慣れた私達にとって、御大の描くユートピアは、眩し過ぎたかな。それが、大コケの理由かも。
 あ、そうだ「地獄の黙示録」を、御大の描く激烈なる道徳映画と解釈された方がいます。今、世界レベルの興行で成果を残すエンタメ映画に、未来を示さんとする道徳観は通用しないかな。

 そこまでして、コッポラ御大が遺したかったもの、何だと思います?。

 個人的には、宮崎サンの「君たちはどう生きるか」に通ずるものがあるように思えます。

 ひょっとしたら、未来の私達は、時間を止めることも、できるかも知れない。それでも、未来が止まることはない。この映画のラストシーンに、そう思いました。
 アメリカだけの話ではありませんが、世界は確実に混沌へ。バンカーバスターが、天と地を回しました。(昔、極東の島に、回天と云う兵器がありました。調べてね。)先は見えません。そんなタイミングで、この映画を観る羽目に…。
 色々言われてますけど、まず観てほしい。理解する必要は、ありません。私を含め、他者の判断に従う必要も、ありません。圧巻の映像と、その先にある、流行り廃りを超越した御大の熱意。それだけですが、そこに、何にも替え難い総てがあります。

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機動戦士・チャングム

2.5期待はずれ

2025年6月23日
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コッポラの集大成を凡人が一回観ただけで理解できるわけないけど、それでも期待してたものとの乖離にはまぁまぁ落胆させられた。

本筋のストーリーはそこまで難解ではなく割とシンプル。でもディテールがとにかく緻密で一度観ただけでは消化しきれない。ただ、美術や音楽が二回目を観ようとは思えない出来なので個人的には良い映画とは呼び難いと思う。
映像が舞台演劇でも表現できそうなレベルにとどまっていたのが結構がっかり。SF撮るなら映画でしか味わえないような映像体験は必須だと思う。

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Alejandro Gillick

2.0コッポラ監督もそうだったってだけのこと

2025年6月22日
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近未来感があって、時を止める能力が出てくる。これってSFだよなと思いながら鑑賞。ローマ帝国に見立てたアメリカという設定だが、ローマ帝国自体にそもそもなじみがないからつらい。序盤から話がわかりづらくて眠気と闘うのに必死だった。両隣の人が序盤から結構寝ていて、俺だけじゃないんだなとものすごく共感した。
ユートピアを作ろうとする物語なのか、ローマ帝国の没落を暗喩した物語なのか、それともSF的な展開が待ち受けているのか戸惑いながら我慢しながら観るが、一向に方向性が理解できない。時を止める能力も本筋にあまり関係していない気がする。結局、富裕層同士で権力争いを繰り広げる中、ジュリアとの愛を育む話だった。若干なんだそりゃって気持ちになる。アートよりの映画は苦手だけど、コッポラの映画でこんな気持ちになるとは思わなかった。あなた、もう少しちゃんとした物語を紡いでいたでしょ!と思ってしまう。
スクリーンに映し出される近未来の都市はたしかに綺麗だった。でも、それだけで映画としての評価を高くすることはできない。ただ、コッポラなりに今のアメリカを憂いていることは伝わってきた。クローディオみたいな奴がトップに立つ今のアメリカは危険ということだ。
巨匠監督が晩年にひどい作品を撮るってのはよくあることと理解している。コッポラもそうだったってだけのこと。Mr.コッポラ、これは観ている人にはわかりづらいのでは?なんて言える人がいなかったんだろうな。

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kenshuchu

2.5多分タイトルから想像するものと違うせい

2025年6月22日
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良いところ
特殊な世界観に現代社会の問題全てぶち込んでた

?なところ
何が描きたいのかはわからんでもないが、だれかそれを観たいと思ってるのか
クズしかいない
なんかもう全体的にウソくさい展開

謎の未来社会っぽいが、技術と世界観が現代。唯一出てくる謎物質が重要そうで謎のまま。出てくる奴らと社会は今の人間社会の醜さを煮詰めたようなのばっかり。おそらく観にくる人の何割かは明るい未来都市の生活を期待してると思うが、描かれるのはドロドロとした暗いやり取り。セックスにドラッグに移民に貧富。言ってるセリフは隠喩暗喩に謎ばっかり。眠くなるし、つまらないし、長い。
正直に端的に率直に言えばつまらん映画。

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木花咲耶

2.0古臭い感じが

2025年6月22日
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鼻炎の薬が効いて睡魔が襲って来たが、鼻炎薬だけが理由じゃなかったかな。
キレイな映像のシーンもあったが、序盤から早く終わらないかなと考えてた・・・
自分が撮りたいものを撮ったと言ったコッポラのコメントを見たが、90年代とかもっと早い時期に作っていたら、また違う感じになってたのかも。
メガロポリスという言葉も古臭い感じを受けた。
今の時代にこの作品を作った意図はなんだったのか。
まあ、黒澤明の作品もすべてが観客にウケたわけではないのでこういうのもあるかな。

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koji

3.0難解だと覚悟して観てもやっぱり難解

2025年6月22日
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2025年劇場鑑賞182本目。
エンドロール後映像無し。

本国アメリカでこりゃあかんとどこも配給してくれそうにないピンチに陥ったという話を聞いてどんなヤベェの作っちゃったんだと逆にワクワクしていました。

まぁやっぱり分かんない(笑)
正直やりたい事はなんとなく分かるんです。古代ローマをモチーフに現代アメリカを批判したいんだろうなと、ただ何を言いたいかが分かんない。唐突な超能力とか。時々スキャンダルでピンチになるとか、乗っ取りを画策するとか、理解できる展開もあるんですが、その後すぐ概念的な表現になって分かんなくなっちゃうんですよね。でも映像はすごいので小さいモニターじゃなくてスクリーンで観た方がいいとは思いました。これに数百億の私財投じるなら甥っ子のニコラス・ケイジの借金なんとかしてあげられなかったのかとは思いますが・・・。

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ガゾーサ

2.5晩節を汚す

2025年6月22日
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藤本壮介×イーロン・マスク×前田久吉みたいな話。それにトヨタのwoven cityも入ってるような話。周辺エピソードだけで、彼の建築家としての仕事は一切でてこない。そりゃ愛の力で仕事を突破するとかもあるだろうけど、それはあくまで仕事の周辺情報だ。途中の未成年フェイクニュース部分は老害として、セックススキャンダルなんて作家にとって気にすることじゃないという話かな。だとしたら出し方が中途半端過ぎる。カジノや木を使った建設など、中途半端に現実とリンクしてるのも興ざめだ。夢をあきらめるな、進めってそりゃそうだろうけど、そんなメッセージ誰だって言っている。後半は「時を制御」できなくなってダラダラして、気がついたら全部の問題が解消していた。スペシャルサンクスにブラッド・バードの名前があったが、ブラッド・バードが監督していたらもっとはっきりとした能力主義の映画になっていただろう。このぼんやりしたつまらない造りよりは絶対に面白いと思う。(キツい思想も相当含まれるだろうけど。。)ブラッド・バードの傲慢さを隠さない態度は、見ていてどこか気持いい。ダサい意味でのビジュアル主義になぜ陥ったのかについても考えたい。キャメロンもビジュアル主義だが、キャメロンのほうがアクションに対する感度が鋭いのかな。それと年老いたアメリカ人はヨーロッパに被れてしまうのかな。このヨーロッパ被れの引用も申し訳ないがカッコ悪い。大仰で偉そうで、偉く見られたいだけに思えてしまう。アメリカ人は年老いてからの歴史への関心の持ち方が難しいのかもしれない。それこそもっと歳下だがコーエン兄弟はユダヤルーツに関心を伸ばしてきた。それが今では批判の対象になってもいるが、もっと板についている。

思いついたから書くが、立ち飲み屋で隣の爺と喋っているうちに隠居の分際で「若いんだから頑張ってよ」と声を掛けられることがある。そんな時はその場に緊張感をもたらしてでも「僕は頑張ってます。頑張れってこれ以上何を頑張れっていうんですか?」と絡むようにしているがそれを思い出す。年金制度により現世の労働市場から隔絶していながら、昔のままの認識でとりあえず若い人は叱咤激励すれば良いという舐めた態度の老人がこの世にはいる。コッポラはそんなサビた老人にすでになっていると思う。

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タカシ

5.0─and justice for all.

2025年6月22日
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難しい

驚く

メタリカ・・・じゃなくてメガロポリス─期待通りの意味不明な感じと悪評通りの難解さ・・・でも、映像とその創造性は桁違いで、ビジュアルとネームバリューだけで十分満足な作品でした。
アダム・ドライバーがすっかりセックスシンボルのような役柄にハマってしまっている感じは、納得すると同時になんか残念ではありますが・・・
とりあえず、やりたいことは全部はきだした気がするのですけど─いや天才の感覚は知る由もなしか・・・─次回はもっと気楽に他の思考を大いに織り交ぜながら仕事をしてもらえると・・・なんて思っていまして、そうすれば多分、凡人にも容易に理解できるような傑作になるのではと、この荘厳なるものを仰ぎ見ながら頭の片隅でそう思っていたりしました。
これはスゴイ作品です!多分・・・

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SH

3.0どう評価すればよいのかわからない

2025年6月22日
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古代ローマを模してニューヨークを表現し、現代アメリカを風刺してるのかな、と理解しましたが、果たしてこれであっているのか…
話の筋的にはそんなに難しくないはずなのに、全体通してコッポラ監督が何を伝えて何を表現したかったのかよく理解できず、何を見せられてるんだ…?状態でした。

ただ、その状態で2時間ちょい観せてしまうのだから、映像としての力はすごいです。
衣装、ヘアメイクは古代ローマテイストでとても凝っているし、セットの豪華さは目を見張るものがありました。
CGはそれに比べてそこまでのクオリティではない感想です。
映像作成の手段としてあまり慣れてないのかな?という感想です。

そんな感じなので、自分の中で全然消化できないし、どうやって評価したらいいものかがさっぱりわからない。
駄作と評している方も、名作として高評価している方も、どっちも正解なんだろうな。

しかし、キューブリック監督のアイズ・ワイド・シャット、宮崎駿監督の君たちはどう生きるか、とかもそうですが、名監督の晩年は解釈しにくい作品になりがちですね…
興行的なこと考えずにやりたい事全部やって、思い残すことなくって感じなんでしょうか

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windploof

3.0うーん…

2025年6月22日
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単純

知的

幕間の予告で何度も観て、面白そうと期待していた作品。
手塚治虫先生のメトロポリスみたいな感じかなぁと勝手に想像。
いざ公開されると、レビューも点数もいまいち。
でも、点数が低くても、自分好みの場合もあるので、少しの期待を、もちつつレッツゴー💨
9:10からのスタート。
30人程の入り。見事に自分を含めて年配ばかり。案外入っている。
内容はタイトル通りうーんっていう感じ。

アダム・ドライバーさんとローレンス・フィッシュバーンさんが出演していたので、点数は甘くつけました。

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seiyo